SIDEWALK TALK

植民地の夜は更けて

Bistro Volaille植民地下のような時短要請の夜、
幼なじみと駅前のビストロに出かけた。
僕は日がな一日ダラダラしてたんだけど、
彼女の仕事の都合で、入店は19時前になった。


お店の入り口には時短営業のお知らせチラシ、
メニューボードの横にはラストオーダー20時のポップ。
なんとなくせわしない気分でテーブルに着いた。


シェフは心得ていてくれてたと思う。
シャア・アズナブルやフル・フロンタルさながらに、
通常の3倍のスピードで料理が運ばれてきた。
僕らは料理とワインに舌鼓を打って、
1時間半ほどでお店を後にした。


そして、まるで逃亡者のように
そそくさとタクシーに乗り込み、
街灯りが消えた薄暗い植民地の夜を駆け抜けて
家路についた。


コロナ禍の日曜日は無情の日。
前ぶれも、あいさつもなく、
問いと答えが逆になる。

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