
香港経由だったんだけど、
当時の鄭州空港はまだ有視界飛行だったんだろう、
香港(啓徳)空港で2日も足止めを喰らった。
そのとき同行してた中国(香港)人の武くんが、
「中国民航(CAAC)は "China Airlines Always Cancel" の略だ」
と、自嘲気味に語っていた。
初体験がそんな具合だったから、
訪中するときは、ことさらにトランジットの時間には余裕をもつ。
今回は上海経由で、往復とも4時間ちかい乗り継ぎ時間を確保していた。
特に復路は、国際線の上海浦東空港に直で着くというので、
いつもより余裕をこいていた。
それが....だ!
復路、鄭州空港では、予定時刻よりも早くボーディングの案内があった。
(通路側をリクエストしたのに)めずらしく窓側だったから、早めに搭乗した。
ところが、1時間経っても飛び立たない。
それどころか、機内食を配りだした。
機内アナウンスは中国語のみで、状況がまったくわからない。
けれど、僕にはまだ余裕があった。
搭乗から2時間、機内が険悪な雰囲気に。
CAと乗客との押し問答がはじまった。
そうこうしてるうちに、昇降タラップが横付けされて、待合室にバスで移動。
僕は、上海でのトランジット、つまりはその日の帰国をあきらめた。
上海でも尾紆余曲折あっけど、航空会社が翌日の便とホテルを手配してくれた。
ホッとしたのも束の間、手配してくれたホテルは見知らぬ中国人と同部屋だという。
そりゃないぜ!と係員に猛抗議したんだけど、
GW、そして中国はメーデーの休みということで、どうにもならないと。
相手は中国だから、飛行機ディレイ、そしてトランジット・ミスはある程度覚悟していた。
けど、知らないヤツ、それも外国人との相部屋はまったくの想定外。
中国東方航空、これはあり得んだろ!