切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

《切れじいさんの食道癌闘病記》No.28

2021-08-06 22:24:00 | 闘病記

 今日は2ヶ月半ぶりの京都第一日赤通院日だ。予約時間が朝一の午前9時。その前に血液検査があるので、本来なら8時過ぎには到着していなければならない。はっきり言って無理。7時に起きて急いで軽い朝食。725分に家を出て日赤へ向かう。予想通り朝の通勤ラッシュ。あちこちで渋滞。京都の道路状況の貧弱さがいやがおうにもこういったところに出てくる。2桁国道も片側1車線なんてありえない。部分的に片側2車線になっているが、かえって渋滞をひどくしている。

 8時半ごろに到着。昼間なら20分余りで到着するところだ。すでに病院は待合室満杯の状態。受付を済ませて採血。ここもいっぱい。かなり待った。予約カードを診察室に出す。2部屋の診療室が癌の関係だ。待っている人はさほど多くはなかった。自分自身にとって食道癌ステージ2と言うのは、約4年前に宣告された時からさほどショックを受けるほどのものではなかった。かなり落ち着いて受け止めた。看護師さんからは止められていたが、帰宅してネットでいろいろ調べた。

 国立日本がんセンターの統計資料がすぐに見つかった。自分の条件で5年後生存率が約50%。意外なほど低いのに驚いた。胃がんや大腸がんは生存率が80から90%だ。肺がんとともに厳しい値だったのだ。地元の病院でがんの手術は行われているが、私の場合にはかなり複雑な手術になるので、第一日赤を紹介された。そこで、手術にするか放射線治療などにするか選択を迫られたが、手術を即答した。主治医もその選択が正しいと言った。手術中に発作を起こし、危うく死にかけたが、何とかもった。以来3年と9ヶ月。がんのほうの検査結果は良好な形で来ている。数ヶ月前に抗がん剤は一旦休止になった。それでしばらく様子を見る。

 ところが思いもかけず、結構大量の吐血をしてしまった。やはり手術の傷跡から出血したらしい。胃潰瘍だ。これも入院して点滴したほうが早く良くなると言われたが、すべきこともいろいろあったので、投薬で治すことを選んだ。そのかわり治るまでに数カ月かかると言われた。もう3ヶ月あまり経っている。薬を少し減らして、胃液の逆流を抑えるための、そして胃液そのものを緩めるための薬を処方された。これを今から3ヶ月飲む。

 一方血液検査のほうは良好で、腫瘍マーカーも大丈夫だった。主治医は指摘しなかったが、個人的にはクレアチニンの値が少し高めなのが気になった。要するに腎臓だ。これがさらに高まっていくと腎不全に至ることになる。その結果人工透析と言う有様になるケースがよくある。まぁ言い出したらあれこれキリがないほど、あちこちに問題を抱えている。前立腺のほうも要注意状況だし、今後ひどくなれば摘出手術が必要となる。年齢も年齢なので、今更残しておいてもしょうがないのかもしれない。とりあえずあと1年と3ヶ月ほど、このまま良好な形で行けば寛解宣言となる。尤も世の中のがん患者の方々には寛解宣言の後も、何年か経って再発したり転移したり、といったケースは多く見られる。今は自分自身が残された人生の中で、やっておくべきことをなんとかやり終えたいというのがある。実現するかしないか。自分次第ではあるものの、何かで鍛えているわけでもなし、猛暑の下でのウォーキングは危険なので今は休止中。暑さも少しマシになれば再開予定だ。



 今日は86日。広島に原子爆弾が投下されてから76年目の日となる。朝早く出たので記念式典は見ることができなかった。ネットニュースでは菅総理大臣が述べる言葉の1部を読み飛ばしてしまった、と言うことが取り上げられていた。コロナ感染の急増でお疲れなのか、それとも原爆等を関係ないと思っているのか。どちらかだろう。名古屋市の河村市長が、表敬訪問してきた女性金メダリストの金メダルをかけてもらい、勝手に口で噛んだと言うのがニュースになっていた。一体何様のつもりなのか。これはもう完全に市長と言う権力をバックにした、パワハラであり同時にセクハラでもある。コロナ禍の問題で直接唾液を金メダルに付けたわけだ。こんな愚劣な男が市長なんて考えられない。名古屋市民にもかなりSNSで批判が集中している有様。当然だろう。庁舎内では市長としての評判もかなり悪いようだ。そんなのが選ばれると言うこと自体、名古屋市民の見識が疑われる。情けない話だ。

 話が横へ逸れたが、とりあえず次回の通院まで健康に注意しながら、特に熱中症にコロナに気を配って、自分のすべきことを取り組んでいきたいと思っている。

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2021-08-14 21:19:10
どうぞお大事になさって下さい。
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