切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

2022年 京都の梅 智積院 京都市東山区

2022-03-09 22:43:21 | 撮影
 

『智積院

 真言宗智山派の総本山で全国に三〇〇〇余の末寺がある。もと紀州根来山の学頭寺智積院であったが、豊臣秀吉の焼き討ちに遭い、学頭玄宥僧正は、難を京都に避け、後に徳川家康の帰依を受けて慶長六年(一六〇一 ) に豊国神社境内の坊舎と土地を与えられ、智積院を再興した。その後、祥雲禅寺を拝領し現在に至っている。
 祥雲禅寺は、秀吉が長男鶴松 (棄丸)の菩提を弔うため建立した寺で当時は都第一といわれた。
 収蔵庫にある豪華な襖絵 (国宝)は祥雲禅寺以来のもので、長谷川等伯並びに一門の筆といわれ、桃山時代の代表的障壁画として知られている。このほか、張即之筆金剛経(国宝)、南画の祖といわれる王維の瀧図 (重要文化財)をはじめ、仏画・経巻など多数の指定文化財を蔵している。
 庭園 (名勝)も同じく桃山時代の作庭といわれ、築山と苑池からなる池泉観賞式庭園で京洛名園の一つに数えられている。
 京都市』 (駒札より)

    

 智積院の梅はほとんど毎年のようにブログにアップしていると思う。東山区の京都女子大学の南側に広大な敷地を有する大きな寺院だ。駐車場は無料だし、国宝のある特別な場所は有料だが、境内全体は無料で自由に散策できる。そして年間通して様々な花が参拝に来る人たちを出迎える。本堂をはじめとする伽藍は比較的新しく建て替えられたものだが、大きな石灯籠などを見ると江戸時代の年号が刻まれている。
 つい最近も境内の南側に宿泊施設がオープンしたばかりだ。ちょっとしたホテルといった感じ。その向かい側に現在、新たな宝物館が建設中だ。さすがに真言宗智山派の総本山だ。
 例年だと撮影に行った日は、境内の梅そして本堂裏側の梅林は満開のはずだが、今年は少し開花が遅れているようだ。やはり最近まで寒い日が続いた影響なのかもしれない。それでも赤白黄色といった、いくつかの色の梅が綺麗に咲いている。しかし境内があまりにも広いので、梅はまばらに配置されてるようにしか見えない。それはそれで慎ましさを感じさせる面もある。これが桜のシーズンになると、それこそ参拝に来る人を圧倒するほどのものとなる。紅葉にしても同じように圧倒的だ。

   

 持参したレンズを間違えたために、マクロ撮影ができない。何も考えずにカメラについていたレンズを確認もせず家を出たために、クローズアップが撮れなかった。あと何箇所か梅の撮影に行く予定なので、そこでは改めて別の角度の写真を撮りたいと思っている。この知積院も梅の名所として十分に評価されていいと思う。


   

コメント
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