「ルティさんと母アンナを語る会」
イスラエルより演出家ルティ・カネルさんが来日中です。
3年前、「アンナフィアリングとその子供たち」の再演が決定。
主役のアンナフィアリングが、初演時の吉田日出子さんに代わり、大浦みずきさんに急遽交代。
たった2週間の稽古期間をへて、東京公演。そして、奈良・京都・金沢へとツアーにも。
その、大浦みずきさんが昨年11月14日、肺ガンで53歳の若さで逝去されました。
今日(4月3日)は、「アンナ~」の出演者や関係者がシアターΧに集まり、
舞台上でビデオを映写しつつ、ルティさんを囲み、
大浦さんの想い出を語り合う会。
スクリーンに写っている映像は、
いま一同が会しているこの舞台であり、
集う仲間を見てるこの視界の空間の中に、大浦さんと共に立っていた。
つねに先をむき、大きな目的のなかに自分がいるから、まわりの些細なトラブルには意を介さないような。
謙虚であり、誠実であり。
また、真の恋愛は40過ぎてから出来るのよ~っ、と宣う。
トップとしての意識。
なおもチャレンジしようとする意志。
舞台に生きる事。
「アンナ~」のツアー最終日、朝まで打ち上げて
腕を組みながら宿まで帰った
その皮膚感覚と
こっそり教えてくれた、いくつかの秘密が
大切に刻まれており。
同じ時と空間とをともにしたこの劇場で
明日、月の石公演「ハチドリの旅」です。
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