舞踊家 木室陽一 きむろよういち おどるおどる

木室陽一の舞踊活動が、次第に明らかに。創作・舞台・即興。彼は何処に居て何処に向かうのか。現在、愛媛・中島にて島暮らし中!

ポタライブを歩く「ヒナ」「暮」「断」

2010-08-27 12:31:32 | ポタライブ


ケイタケイ公演を明けた次の日。

東京の条件の企画。
POTALIVE都内全コースを歩き直します「プロジェクトアートへの道」にゲスト参加してきました。


2003年に始まったPOTALIVEから、実にいろんなアート作品が展開。
その源流を振り返る、という企画。




「ヒナ」
2006年初演。
世田谷編・成城学園前集合





おぼろげな印象しか残っていなかったが、
竿をもち、その場に立つと、少しずつ蘇る動きの感覚。
いまの自分の身体ならば、より深く動けるはず。

再演の機会があれば、ぜひ応じたい作品。




「暮」
2003年初演。
吉祥寺編・吉祥寺駅集合





失われゆく団地の中での作品。
本当に失われてしまい、新たな建物に替わられて、再演は不可能。

かろうじて残る桜の木などから、ほのかに当時の風景が香る。
POTALIVE初期の作品だったので、動きも未熟で、ほとんど思い出せない。
当時未解決で悩んでいた問題は、いま思い返しても、やはり未解決。
そもそもそんな問題を設定する事が未熟ゆえ、なのだとも。




「断」
2004年初演。
吉祥寺編・吉祥寺駅集合





実際には、女性2人の出演者を伴うので、ネガティブな様だけでなく、はかない感傷とのアンサンブル作品。
お客様に開いて踊るのか、街に対して踊るのか、
いまだに腑に落ちてないと、自身を省みる。

街は変化しているのに、作品はまだ成立している。
POTALIVEの中でも人気の作品。
再演の可能性あり。
惑う自分は、よりしっかり立てるのか。




そうして、終了した会のあと、
そこで起きた事柄を、歴史の記録に留める作業が必要だとの話しに。
ゆえに、「批評」へと、試みは繋がる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 無事に明けました米畑 | トップ | R-Gym »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ポタライブ」カテゴリの最新記事