
もう一昨年になってしまったが、国道1号をタンクいっぱいのガソリンでどこまで行けるか試してみた。そして、興津でほぼガス欠になったのだが、その続きをいつかやってみたいと思っていた。
毎年1月4日が仕事始めなのだが、今年は金曜日というわけで、省エネのため全社休業日となり、1月7日が仕事始めとなった。これを逃す手はないでショーと、3・4日に出かけることにした。
久しぶりのお泊りツーということで、急いで出発することはない、と思ったのがそもそもの間違いだった。家を9時半に出て都内に入ったが、朝食を食べてないことを思い出し、吉野家に寄った。
「納豆定食!」というと「お客さん、すいませんが10時までなんです。」
時計を見ると、10時10分だ。「じゃあ、牛丼の並」
「すいませんねぇ、牛丼は11時からなんです。」
「じゃあ、何があるの?」「豚丼になります。」「じゃあ、豚丼」
すっかり調子が狂ってしまい(笑)、首都高速の銀座から入ろうと思っていたのに、芝浦から羽田線に入ってしまった。しかたなく、羽田で下り、環8から東名川崎ICに向かった。下りずにそのまま横浜町田経由という選択もあるが、どうも神奈川線の600円が高く思えるのだ。

何か幸先悪いスタートだな、と思ったが、天気は快晴、風も穏やかでペースは良く、14時に富士川SAに到着した。このまま東名で名古屋まで行ってしまおうかとも思ったが、富士川から浜松までせいぜい150kmくらいだろう。3時間もあれば着くのでは、と思い直した。
焼津ICで下道に下り、燃料を満タンにして、国道1号に乗った。静岡県内の国道1号は、ほとんどバイパス化されており、信号のないフリーウェイである。最高速度は80kmに規制されており、ところどころにオービスが設置されているが、流れはすこぶる良い。
高架上をスイスイと走り、大井川、天竜川を越えると、1号線は大きく南下して遠州灘に近づく。海沿いのドライブウェイを気持ちよく走っていると右手に浜名湖が広がり、浜名大橋が見えてきた。

時刻は16時。そろそろお腹がすいてきたので、浜名湖といえばウナギ!店を探すことにした。新居弁天ICで42号線に入ると、「うなぎ」の看板。店を見て決めようと思い、ともかく案内に従って行ってみる。

看板の店は、旧1号線沿いにある「かねはち」という店で、立派な店構えである。店に入り、メニューを見ると、ひつまぶし2100円、特上鰻重1800円、鰻重1500円、鰻丼1000円と庶民的な値段に一安心。まん中の鰻重を注文する。お正月というのに、普段着の客ばかりで、地域密着の店といった感じ。鰻の身はとてもやわらかで味は淡白、おいしいの一言。

もう、帰ってもいいな、と思ったが、一応1タンクツーリングである。まだガソリンが残っている限り、西へ!である。地図で調べると、渥美半島の先端にある伊良湖岬まで行くと、ちょうど180kmくらいになりそうである。
しかし、国1沿いなら良いが、R42を半島の先まで行くとなると、時刻的にGSも閉店しているだろう、ガス欠になった時どこで補給するかである。途中にGSがあれば問題ないが、もし無かったら・・・・。
リザーブタンクは3Lの容量があるので、最悪の場合50kmは走れる。ガス欠になった時点で引き返せば、一番近い街、豊橋までは戻れるだろうと考え、行ってみることにした。
海に沈む夕日が見られればなぁ、と期待したが刻一刻あたりは暗くなっていった。光るネオン看板が見えると、GSか?と喜んだが、すべてコンビニだった。もうダメだな、とあきらめた頃、伊良湖岬の手前にある赤羽根という集落の真ん中にENEOSがあった。
これで岬の突端まで走れる、と思うと気持ちが少し楽になった。伊良湖岬に着いた時は真っ暗で、「椰子の実記念碑」とか「フェリー乗り場」とか案内は出ていたが、素通りした。岬の高台にあるホテルだけが煌々と光をはなっていた。17時30分。
田原市を通って、国道294号を豊橋に向かう。豊橋健康ランドというのをガイドブックで調べておいたので、探すが見つからない。信号に地名が書いてあるところとそうでないところがあり、現在地を見失ってしまう。
今回の最大のミスは地図がないということだった(笑)。ツーリングマップルの関東版には、浜松から西は載ってないのだ。そして持参したガイドブック「信州」にも渥美半島は載っているが、豊橋付近は詳しく載ってない。
幸いTUTAYAがあったので入り、地図のコーナーに行き、現在地付近の地図を頭に叩き込む。買えばいいのに・・・(笑)。TUTAYAを出ると、シネコンがあったので、暇つぶしに映画を見ることにした。レイトショーで1000円である。20時30分から始まる。作品は「アイ アム レジェンド」だ。
映画が終わり、健康ランドを探し当てたのは、11時近かった。健康ランドに泊まるのは初めてだったので、いろいろわからないことだらけである。入場料1800円(チェックアウトの際にも宿泊料1200円)なりを払って入場し、ロッカーの鍵を渡された。

ロッカールームに行き、荷物をロッカーに押し込んでアロハとパンツに着替え、まず風呂に行ってみる。歯ブラシや垢すり、カミソリが備えてあり、風呂は5種類くらいある。時刻が遅いせいかがら空きである。
サウナや風呂でのんびりくつろいだが、ここで寝るわけにも行かず、館内を探検する。食事処もあるが、閉店。マンガ喫茶のような部屋があり、インターネットもできる。メールをチェックしてから、ブログに書き込もうと思ったらセキュリティでつながらなかった。
しばらく、本を読んでから、さらに探検してみると、ベッドの仮眠室とリクライニングシートの部屋があったが、どちらも満室だ。従業員に部屋の隅で寝てもいいかと聞くと、マッサージルームのベッドがあいているのでどうぞ、と言われた。
行ってみると、幅が狭い上に柵がないので、落ちないか心配だったが、床で寝るよりいいかと思い、毛布を借りてきて横になった。どんな場所でもすぐ眠れるというのは、テント生活で鍛えた特技である(笑)。ああ、ようやく愛知まで来たかと感慨にふけり、今日一日の行程を思い出しつつ12時頃眠りについた。
本日の走行距離 490km。ガソリン25.5L。燃費19.2km/L。
毎年1月4日が仕事始めなのだが、今年は金曜日というわけで、省エネのため全社休業日となり、1月7日が仕事始めとなった。これを逃す手はないでショーと、3・4日に出かけることにした。
久しぶりのお泊りツーということで、急いで出発することはない、と思ったのがそもそもの間違いだった。家を9時半に出て都内に入ったが、朝食を食べてないことを思い出し、吉野家に寄った。
「納豆定食!」というと「お客さん、すいませんが10時までなんです。」
時計を見ると、10時10分だ。「じゃあ、牛丼の並」
「すいませんねぇ、牛丼は11時からなんです。」
「じゃあ、何があるの?」「豚丼になります。」「じゃあ、豚丼」
すっかり調子が狂ってしまい(笑)、首都高速の銀座から入ろうと思っていたのに、芝浦から羽田線に入ってしまった。しかたなく、羽田で下り、環8から東名川崎ICに向かった。下りずにそのまま横浜町田経由という選択もあるが、どうも神奈川線の600円が高く思えるのだ。

何か幸先悪いスタートだな、と思ったが、天気は快晴、風も穏やかでペースは良く、14時に富士川SAに到着した。このまま東名で名古屋まで行ってしまおうかとも思ったが、富士川から浜松までせいぜい150kmくらいだろう。3時間もあれば着くのでは、と思い直した。
焼津ICで下道に下り、燃料を満タンにして、国道1号に乗った。静岡県内の国道1号は、ほとんどバイパス化されており、信号のないフリーウェイである。最高速度は80kmに規制されており、ところどころにオービスが設置されているが、流れはすこぶる良い。
高架上をスイスイと走り、大井川、天竜川を越えると、1号線は大きく南下して遠州灘に近づく。海沿いのドライブウェイを気持ちよく走っていると右手に浜名湖が広がり、浜名大橋が見えてきた。

時刻は16時。そろそろお腹がすいてきたので、浜名湖といえばウナギ!店を探すことにした。新居弁天ICで42号線に入ると、「うなぎ」の看板。店を見て決めようと思い、ともかく案内に従って行ってみる。

看板の店は、旧1号線沿いにある「かねはち」という店で、立派な店構えである。店に入り、メニューを見ると、ひつまぶし2100円、特上鰻重1800円、鰻重1500円、鰻丼1000円と庶民的な値段に一安心。まん中の鰻重を注文する。お正月というのに、普段着の客ばかりで、地域密着の店といった感じ。鰻の身はとてもやわらかで味は淡白、おいしいの一言。

もう、帰ってもいいな、と思ったが、一応1タンクツーリングである。まだガソリンが残っている限り、西へ!である。地図で調べると、渥美半島の先端にある伊良湖岬まで行くと、ちょうど180kmくらいになりそうである。
しかし、国1沿いなら良いが、R42を半島の先まで行くとなると、時刻的にGSも閉店しているだろう、ガス欠になった時どこで補給するかである。途中にGSがあれば問題ないが、もし無かったら・・・・。
リザーブタンクは3Lの容量があるので、最悪の場合50kmは走れる。ガス欠になった時点で引き返せば、一番近い街、豊橋までは戻れるだろうと考え、行ってみることにした。
海に沈む夕日が見られればなぁ、と期待したが刻一刻あたりは暗くなっていった。光るネオン看板が見えると、GSか?と喜んだが、すべてコンビニだった。もうダメだな、とあきらめた頃、伊良湖岬の手前にある赤羽根という集落の真ん中にENEOSがあった。
これで岬の突端まで走れる、と思うと気持ちが少し楽になった。伊良湖岬に着いた時は真っ暗で、「椰子の実記念碑」とか「フェリー乗り場」とか案内は出ていたが、素通りした。岬の高台にあるホテルだけが煌々と光をはなっていた。17時30分。
田原市を通って、国道294号を豊橋に向かう。豊橋健康ランドというのをガイドブックで調べておいたので、探すが見つからない。信号に地名が書いてあるところとそうでないところがあり、現在地を見失ってしまう。
今回の最大のミスは地図がないということだった(笑)。ツーリングマップルの関東版には、浜松から西は載ってないのだ。そして持参したガイドブック「信州」にも渥美半島は載っているが、豊橋付近は詳しく載ってない。
幸いTUTAYAがあったので入り、地図のコーナーに行き、現在地付近の地図を頭に叩き込む。買えばいいのに・・・(笑)。TUTAYAを出ると、シネコンがあったので、暇つぶしに映画を見ることにした。レイトショーで1000円である。20時30分から始まる。作品は「アイ アム レジェンド」だ。
映画が終わり、健康ランドを探し当てたのは、11時近かった。健康ランドに泊まるのは初めてだったので、いろいろわからないことだらけである。入場料1800円(チェックアウトの際にも宿泊料1200円)なりを払って入場し、ロッカーの鍵を渡された。

ロッカールームに行き、荷物をロッカーに押し込んでアロハとパンツに着替え、まず風呂に行ってみる。歯ブラシや垢すり、カミソリが備えてあり、風呂は5種類くらいある。時刻が遅いせいかがら空きである。
サウナや風呂でのんびりくつろいだが、ここで寝るわけにも行かず、館内を探検する。食事処もあるが、閉店。マンガ喫茶のような部屋があり、インターネットもできる。メールをチェックしてから、ブログに書き込もうと思ったらセキュリティでつながらなかった。
しばらく、本を読んでから、さらに探検してみると、ベッドの仮眠室とリクライニングシートの部屋があったが、どちらも満室だ。従業員に部屋の隅で寝てもいいかと聞くと、マッサージルームのベッドがあいているのでどうぞ、と言われた。
行ってみると、幅が狭い上に柵がないので、落ちないか心配だったが、床で寝るよりいいかと思い、毛布を借りてきて横になった。どんな場所でもすぐ眠れるというのは、テント生活で鍛えた特技である(笑)。ああ、ようやく愛知まで来たかと感慨にふけり、今日一日の行程を思い出しつつ12時頃眠りについた。
本日の走行距離 490km。ガソリン25.5L。燃費19.2km/L。
柔らいでよかったですね。
3日は偶然,私も伊良湖岬に行ったんですよ。静岡
からでも約160kmあります。近そうで遠い。
健康ランドには泊まったことありませんが,私なら
たぶん疲れちゃってだめですね。肩こり症ですから。
静岡県は走りどころがいっぱいあって(特に伊豆)
他県の方からは人気があるところですが,地元民は
あっちこっち行っているのであまりソソラナイ(そ
れはどこでも同じですね。)
今年もよろしくお願いします。
いつも読んでいただき、コメントをありがとうございます。
伊良湖岬ではお会いできなくて残念でした。今度、静岡に行く時にはお声をおかけしますので、迎撃してください。
健康ランドは、混んでいる時はダメですね。寝袋持参で、床に寝た方がいいと思います。
今年もいろいろツーリング情報教えてください。よろしくお願いします。
僕のZeaL(FZX250)なんて燃費が18位なので羨ましいで(;ー;)
それにしても、静岡は富士山が見えて何処を走ってもツーリングスポットと言う感じで楽しそうです。
そして、静岡と言えば鰻!かなり堪能しているツーリングですねぇ。
一月ももう終わりですが、今年もよろしくお願いします!
今年もよろしくお願いします。
そうなんです、富士山が大好きな私は、写真を撮る時に富士山を入れたくなってしまいます。富士山を入れれば、どんな景色もなんか他とは違ったものに見えます。
静岡県は、山あり海ありで、ツーリングにはいいところです。今回浜名湖は、通っただけなのでもっと時間をかけて、一周でもしたい場所です。
燃費に関していえば、18も20も同じようなものですが、ZeaLの燃料タンクは何Lくらいでしょう。
航続距離(燃費×燃料タンク容量)は、その車が快適に走り続けられる目安を表しているような気がします。1タンク空になるごとに休憩しなさいよ、というような。