
先週、休暇をいただいて「鎌倉」に行ってきました。
ときどき、(繁忙期じゃないときに、)こんなふうにお休みして
旅に出ることがあるのですが、
旅の目的が、大抵「●●電車に乗る」「○○線に乗る」って、
・・・実は“隠れ乗り鉄”なんです。




一日乗車券「のりおり君」¥600を買って
(

始発「鎌倉」から終点「藤沢」までを、何往復したことか・・・。



途中、
「長谷」で降りて、大仏さまを観たり


「腰越」で降りて、しらす丼を食べたり


「鎌倉高校」で夕日を見たり



江ノ島に渡って、サザエ丼を食べたり



「鎌倉」は超人気の観光スポットで、
晴れた日の休日ともなると、人で、ヒトで、ひとで、
ごったがえしてて、何でもかんでも行列になり、
すれ違うのもままならない~と聞いておりましたが、

年配の方と修学旅行の小中学生であふれていました。

古いキモノを着た若者たちでした。
たぶん、駅前で、そういう貸衣装のお店があるのでしょう。
キモノを着て古都の雰囲気を味わいましょう~って。
(これは、私が呉服屋だからなのかしら・・・と、

すれ違うと臭う、薄汚れた、カビだらけ、シミだらけの、
寸法も合わない(つんつくてんの、)
たぶん戦後から昭和40年くらいの、紬やお召のキモノに、
(最近は日舞でしか見ないような)金・銀の丸帯をして、
キモノのことを何も知らない若者に、
誰が着てたのかも分からない(古着ブームだから気にしないか?)
いつ洗濯したのかも分からない
いやはや、どんな風に保存していたかも分からない

ポイするような、そんなシロモノを
平気で着せている、着せられている、
ことに驚き、ちょっと悲しくなりました。
「後で痒くなったりしないかしら?」と心配しちゃいました。

キモノって、「着るもの」なんだけどなぁ・・・。
以前、弊社の社長さまがこんなことを言っていました。

「キモノ着て京都に行ったときに、恥ずかしくないように」
「キモノで京都の町を歩いて、景色に溶け込めるように」
そんな“キモノ美人”になって欲しい・・・と。
(確か、こんなニュアンスでしたが、違ってたらゴメンナサイ!)
北海道の田舎から出てきて、
一張羅のキモノで、気張ってお洒落して、
都で浮いた存在にならないように~~~ってことでしょう・・・か。

我が札幌は、東京・神戸に負けないお洒落な街だけど、
キモノもお洒落な女性が多いです!
うちのお客様に、是非、キモノで鎌倉の町を闊歩してもらいたいです。

どーせ、ずーっと電車に乗ってるだけなんですから、
キモノは適した服装とは思えませんので。