まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第69号:高峰→小谷→乗鞍、新春温泉旅行【4日目】

2007年01月19日 | ■旅行・温泉/長野県
4日目 乗鞍から静岡へ。



深夜、除雪車の轟音で何度も目が覚めましたが、朝起きたらエライ吹雪です。素泊まりのため朝食はカロリーメイト。一般のお客さんが朝食をとるころに宿を出て朝イチのリフト目指してスキー場に向かいます。【写真:本棟】



とまあ気合いを入れて出発したはいいけど、カモシカゲレンデの新雪を朝イチで滑るという考えもこの雪と一緒に埋もれてしまいそうな降りっぷり。車の中にいてもゆっさゆっさ強風に煽られます。



半日券を買ってやまぼうし脇から滑り出し、最下部のリフト乗り場を目指そうとショートカットを試みたのが後の祭り、腰までの新雪にどっぷり浸かり、脱出してリフトまで降りるのに30分近く格闘しておりました。すっかり戦意喪失気味もなんとかカモシカまでやってきたはいいけどここでも埋まる埋まる。かなり堅めの自分の板はノーズから新雪に突き刺さり、抜けだせず、そのままの勢いで埋もれていくという公式が確立されてしまいました。リフトから見渡すゲレンデは7割の人が埋もれてます。しかも軽度のホワイトアウト。こんな中、20人ほどの山スキーと思われるパーティーがツアーコースを登っていきましたが大丈夫だったのかな?



ほとんどの時間埋もれていたように思いますが、かもしか、鳥居尾根、山本、などなど自分が山篭りしていた時と良いのか悪いのか全く変わらない乗鞍を堪能しました。昼前にスノボは切り上げ白骨の笹屋に温泉をもらいに行くためにスパー林道を走る。このドカ雪時にこの林道を走るのは自殺行為に近いものがあると薄々承知で車を走らせて行くと初めての対向車が。おじさんが窓を開けて話しかけてくる。この先で小さな雪崩がいくつもおきている。何台かの車がいるがスタックなどで立ち往生している。Uターンしたほうがいいとのこと。軽のバンに乗ったいかにも地元っぽいおじさん。そんな人が言うんだから素直に聞いた方がいいだろう。残念だが来た道を引き返すことに。その後林道は通行止めになり、スキー場のリフトも一部運転を中止したらしい。

爆弾低気圧も勢いを増してる最中、本棟のおばさんに貰ったみかんを頬張りつつ名残惜しくも乗鞍を後にします。雪のため長野自動車道は小淵沢まで通行止め。帰りは10時間かかりました。これで新春温泉旅行もおしまい。おしまい。