まほろばジャーナル。

趣味と道楽のみちくさ話し

第11号:標高日本一の野天風呂、本沢温泉を行く!

2006年05月31日 | ■旅行・温泉/長野県
八ヶ岳を構成する山のひとつ、硫黄岳中腹に標高日本一(2150m)の野天風呂があるという。静岡からは日帰りでも行ける距離なので温泉フリークとして行かない訳にはいきません。

ということで行ってきました本沢温泉。地図で確認すると静岡からはほぼ真北に位置します。距離はそう遠くないですがほとんど下道を通るため時間は結構かかります。静岡→R52→中央道→R141→松原湖→小海リエックス→稲子湯→本沢林道入り口までは車で約4時間。そこから先の林道は四駆車のみ通行可という標識もあり、とんでもない悪路でたいがいの人は林道入り口で車を停めて歩きです。ここから本沢温泉まで2時間ちょい。しっかーし、その先の車停めまで行けば徒歩は1時間ですみます。私の車は一応四駆。とはいえ滑ったときにようやく働くダメ四駆。しばし考えた末、文明の利器に頼ることにします。



噂では聞いていましたが林道は物凄い悪路です!四駆うんぬんよりも地上高が重要と思えます。※バースト注意!道幅も狭くジムニー同士でもすれ違いは困難と思います。私が行った時は運良く対向車はありませんでしたが、もし対向車があったらどうなっていたでしょう?あの道をバックで進むのは無理だと思われます。行かれる方はご注意を。距離はかなり長く感じますが2km位です。

やっとの思いで車止めまでやってきて驚きです!なななんとアコードが停まってるではありませんか!こんな悪路を頑張って走ってきた沼津ナンバーのアコードに乾杯です!ひとしきり感動に浸り。ここからは人力(徒歩)で進みます。



道幅は1.5mほどあり勾配もゆるく登山というよりハイキングといった風情です。途中かもしか氏に遭遇し思わずパチリ。要所要所にあと○分といったような表示が出ているので目安にもなり迷うこともないでしょう。



そんなこんなでやっと山小屋につきました。朝4時前に出発し9時過ぎの到着です。隣接する売店で入浴料を払います。ここからさらに5分ほど歩くと野天風呂に到着です。



ガレ場を下り辿りついた野天風呂“雲上の湯”は斜面にへばりつくようにあります。沢が増水でもしたら簡単に流されてしまいそうな簡素なつくりです。公式HPによるとphは2.3とかなりの強酸性ですが、浸かってみるとそれほどハードな感じはありません。ただなぜか入った瞬間にお湯につかった部分だけが見事に真っ赤になるのが不思議です。硫黄泉らしくさっぱりしたいいお湯です。床下の自然湧出のようですが、湧出量はさほど多くはなさそうです。湯舟も以外と小さいためちょうどバランスのとれた造りではないのでしょうか。

自然のなかに人工物はこの湯舟だけ、脱衣所も屋根もあるはずがありません。女性にはかなり入りづらいと思われますが、すぐ横には沢が流れ硫黄岳も大きく望め日本一の標高だけありロケーションは最高です!しばし良泉を堪能し山小屋に戻り今度は内湯に入浴します。

本沢温泉の山小屋内は増改築をくり返したとおぼしき跡が多く見られ雑然とした感じです。目指す内湯は小屋内でも一番奥の方に位置しています。



内湯は野天とはまた違う風情があって素晴らしいです!おまけに泉質も全く違います。保温のため湯舟には木製の蓋がされていますが一枚ずつ蓋をとりはずしていくとお湯の表面に温泉成分が油膜のように漂っています。これも成分が豊富な証拠ではないのでしょうか。ちなみにこちらは男女別、女性も安心して入浴できます。

本沢温泉は野天風呂が標高日本一ということもあり野天にばかり目がいきがちで、せっかくここまできたのに内湯には入らないで帰る方も結構いるようです。がしかし、小屋の奥でひっそりと佇む内湯は泉質もよく風情もあり最高です!本沢にきたら是非内湯にも入浴することをお薦めします。

ここには初夏と晩秋に一度づづ訪問しましたが、次回は是非、雪の季節にボードを背負って訪れたいと思います。帰りの林道は滑って降りれば相当楽しそうです。

本沢温泉 http://www.mountaintrad.co.jp/honzawa/
長野県南佐久郡南牧村海尻国定公園内
現地直通、電話:090-3140-7312
入浴料:野天600円 内湯800円
※タオルと入浴記念券付き


第10号:安倍奥最高峰、山伏に行く!

2006年05月29日 | お出かけ。静岡県内


この山は山伏と書いて“やんぶし”と読みます。標高2014mで安倍奥最高峰。安倍川と大井川を隔てる分水嶺の一番奥(北)に位置しています。温泉やバックカントリーのために山に登ることはある私ですが頂きに立つ事が目的の山登りはあまりしません。しかしこの山は山頂からの景色が素晴らしく、静岡市街から登山口に至るまでのアプローチは、ほとんど乗らない私のバイクの散歩にもちょうどいいため年に数回訪れます。

登り口は主に三ヶ所あります。西日影沢(梅ケ島新田)、百畳峠(県民の森先)、大笹峠(百畳峠のさらに先静岡山梨の県境)。いろいろルートはありますが、私は百畳峠からのルートが一番好きです。ただ峠までの林道は落石なども多く注意が必要です。



行程は他サイトでも数多く紹介されているので割愛しますが、山頂付近は熊笹に覆われ、気持ちの良い道が続きます。ここまでくると南アルプルもぐっと近くに望めます。

高校のころはマウンテンバイクを担いで登ったり、冬にも何度かきましたが今はもっぱら無雪期のお手軽の山行きです。

標高の割には危険な箇所も少なく気軽に登れるので時間ができるとついつい行きたくなる場所です。


第9号:★サッポロビール静岡工場ファン感謝デーに行く!

2006年05月28日 | お祭り・イベント


本日、港町焼津にある「サッポロビール静岡工場のファン感謝デー」とやらに行ってきました。入場券によると催し物は、工場見学&クイズラリー、大麦収穫体験、焼津PRコナー、イメージガール山下奈々さん来場、新商品「雫」試飲会などなど、いろいろあるようです。10時開場のため混雑を見越し9時半過ぎに現地にいきましたがすでに凄い人出です。



時間前に開場され、まずは工場見学に行きます。といっても実際の“現場”に入れる訳ではなく見学者用につくられたコースがありガラス越しに工場内の見学です。今の世の中どこもそうでしょうがかなりのオートメーション化を感じます。



見学コースには昔の広告物も展示されており結構面白いです。赤玉ポートワインほどではないですがお色気ムンムンのお姉さんの図案や極妻で有名な若かりし岩下志麻さん、寅次郎の義理の妹さん(←名前忘れました)のポスターもあります。サッポロといえばはずすことのできない広告、「男は黙ってサッポロビール」もちゃんとあります。私としては、3年程前の「LOVE BEER」シリーズも是非加えてほしいものです。

工場見学を終え外に出るといつの間に!?と思うほどのお客さんの数に驚きです。みなさんピクニックシート持参で思い思いの場所にシートを広げ宴会真っ最中です。タコ焼き、焼そば、フランクフルトなどなど露店も結構出ています。ここに桜でもあればお花見風景と変わりありません。



一瞬ひるんだものの気を取り直し私もできたてビールを頂きます。まずは、ホップだか何だかが通常の3倍の「エーデルピルス(200円)」ってやつを飲むことにします。よく分からないけどうまい!です。つまみを買い込み僕らも周りに同化します。2杯目はお馴染みの黒ラベルです。こちらは事前に応募していた試飲券があったためタダです!いつもは発泡酒の体にはビールは身に染みるうまさです!

まだまだ飲みたいとこですが、静岡市内の三菱電機でサッポロビール同様、お客さま感謝デー的な行事をやっているのでそれに行くためお昼頃早々に退散です。

昼飯は花いちというラーメん屋でたんたん麺(800円)。その後、家に帰り昼寝。寝過ごして三菱には行けず。。



晩飯は呉服町、かに本家隣の寿司本家で。生ずわいガニ、カニみそがめっさうまいです!思えば火曜の夜以来自宅で夕飯を食べてません。。体脂肪も急上昇中。不摂生を改めなければ。

第8号:産女観音に安産祈願に行く!

2006年05月27日 | 家族の出来事


本日、妻の安産祈願のため静岡市の産女(うぶめ)にある「産女観音」に行ってきました。今日の静岡市内は小雨が降ったり止んだりの肌寒い天候です。

産女観音は安産祈願で有名らしく遠方からの参拝者も多いそうです。境内に吊られている絵馬も母親と子どもの絵が描かれたもので産まれてくる子どもへの願いなどが書き込まれています。ひっそりとした本堂には、かなり古い図案のベビー用品の広告なんかもあります。



まずはじめにお札に妊婦の名前、住所、干支、予定日を書き、腹帯を住職に預けます。次に御本尊の前にすわり祈祷が始まります。お経のようなものを唱えてもらいその間に私達は用意されているお香を焚きます。祈祷が終わり最後にお守りやお札、御襦袢などいろいろ頂き安産祈願は終了です。時間にして10分位でしょうか。あっという間に終わります。なにはともあれ安産を願います。



昼飯は両親の提案で羽鳥の洞慶院近くの文殊庵という蕎麦屋さんで。とろろセット(1,700円)を食べましたが。蕎麦→まあまあ。とろろ→まあまあ。です。第7号で紹介した「薮蕎麦宮本」や市内でよく行く「くろ麦」と比べてしまうとなかなか厳しいです。

その後実家へ。ひさびさにタローちゃんと御対面です。母がつけた安直な名前はいただけませんが決して番犬は勤まらないかわいいやつです。



産女観音
静岡市葵区産女1133
TEL.054-278-9728
安産祈祷料8,000円

第7号:薮蕎麦宮本に行く!

2006年05月26日 | ◎蕎麦


1ヶ月ほど前になりますが島田の「薮蕎麦宮本」に行ってきました。

蕎麦好きに有名なこの店にやっとくることができました。店内は古い民家を改装したようなつくりでカウンターなどはありません。広めの畳敷きの部屋に2卓、影になって見えませんでしたが、もう一部屋に2卓(だと思います)、一卓づつがかなり離れた余裕をもったつくりです。ちなみに写真撮影は禁止との貼り紙があります。

嫁と二人でざるそば・手挽きそば・天ぷらそば・にしん蕎麦を完食しました。※名物の蕎麦掻きは前日までの予約が必要とのことで未食。感想は...うまい!けど高い!!!(二人で6,000円弱)です。普段小食の私ですがこれだけ食べても腹7分目くらい。まだまだ食べたいところですがこれ以上食べると明日からの夕食がおかず無しのふりかけご飯という事態も考えられるためこのへんにしときます。私のような庶民には気軽に行けない価格設定です。

基本的にどれも量が少なく「手挽きそば」なんかは4.5枚食べないと腹が落ち着きそうにありません。やっぱり酒を飲みながらいろんなものをつまんで最後に蕎麦をたぐるってのがこの店の正しいやり方だと感じました。

ちなみに隣のお客さんは酒を飲みつつ春野菜の天ぷらやらにしん棒やらいろいろ飲み食いし、帰りの運転と懐具合を案ずる自分としては、かなーり羨ましい光景でした。

酒を飲む客が多くなおかつ卓数も少ないため回転が悪く時間帯によってはかなり待つことになりますが間違いなく蕎麦はうまいです!小金ができたらまた行きたいです。

お店の詳細は5/15発売号のpen誌や05年12月号のdancyu誌に詳しく載ってます。

薮蕎麦宮本:
東名吉田ICより車で2分
静岡県島田市船木253-7
0547-38-2533
11:30―15:00
月曜休み

第6号:東河内温泉(源泉)を行く!

2006年05月25日 | ■旅行・温泉/静岡県


静岡には俗に言う野湯は、無いと思っていましたが灯台下暗し、ちゃんとあるんですね静岡にも。場所は一応静岡市内ですが、とんでもなく山奥です。東名静岡ICから約80km、車で2時間半+沢歩き20~60分(沢の増水加減で変わる)のながーい道のりです。

「東河内温泉(源泉)」は、市営の「赤石温泉白樺荘」と「まるか山荘(木材会社の施設のため一般入浴禁止)」に温泉を供給する源泉です。一説によると中電の職員が温泉を見つけ、市に無償譲渡したとかしないとか。源泉には過去湯船があったようですが今は土台だけ残し消失してしまいました。なにはともあれ発見者に感謝です。

南アルプス南部の玄関口、井川ダムを通過し田代の集落を過ぎると民家はありません。薄暗い隧道を越え20分ほど北上すると「東河内」というバス停がありそこから支道をおりていきます。(白樺荘まで行ったら行き過ぎです)

道は途中から未舗装になり落石も結構あり野湯旅情を盛り上げてくれます。ちなみに車高の低い車は下腹をこする可能性大です。

しばらくするとまるか山荘の古びた小屋に到着します。その先はゲートが開いてる日もあり閉まってる日もあり法則性はナゾです。下で説明する3つのルートのうち1か2を選択する場合、まるか山荘に車を停めます。

沢への取り付けは、私が知る限り3ヶ所あります。
1.まるか山荘脇の獣道をおりていくルート。
2.まるか山荘から林道を徒歩で5分ほど登り沢の支流をくだり本流に出るルート。
3.まるか山荘から車で10分ほど林道を走り、仮設階段(中電施設の保守用。かなり長いです)で沢におりるルート。

3.のルートは過去に1度だけいきましたが沢の増水で撤退したため詳細は不明です。どのルートも取り付けが分かりずらく、まずここで苦労します。ここからは、私が過去に行った1.2のルートで説明します。といっても沢に降りれば後はひたすら遡るのみです。



何度か沢を横断するのでじょんじょん(静岡で言うビーサン)も用意しといたほうがいいでしょう。はじめは広い河原歩きですがしばらくすると左右に岩が切り立ち川幅も狭くなってきます。上に目をやると白樺荘まで温泉を運ぶ黒いホースも見えます。

沢の水量が少なくすんなり歩けるときでまるか山荘から20~30分位でしょうか、しばらくすると左手の斜面に小さなやぐらが見えます。そこが東河内温泉(源泉)です。

ちなみに国土地理院の地図を見るとまるか山荘の場所に東河内温泉の表記があります。やぐらのある源泉箇所には、温泉マークはあるものの左右が逆になってます。

源泉は岩盤に管が突き刺さった状態で噴出状況は見ることが出来ませんが、静岡では数少ない自然湧出です。ここまできたら生まれたの源泉湯に入りたいのが人情ですが、そうなるとここからがまた大変です。



源泉からのこぼれ湯が流れる小さなくぼみをまず掃除して周りに石を組みドカシーを敷いてお湯がたまるのをひたすらまちます。本格的にやったら2時間近くかかります。

やっとたまったところでいざ入浴です!黄金色のお湯はほんのり玉子臭のぬるぬる温泉で気持ちよかです。ぬるぬるつながりで温度もぬるいですかなり。35~36度でしょうか。

場所がら大きな湯船を作るのは不可能なので1人づつの入浴をおすすめします。男子同士ではいると肌が触れ合ってちょっちゅキモイでしょう。

過去、5月初旬に2度、10月下旬に1度この場所にきましたが。静岡といえどもここは南アルプス深南部の麓、標高1,000mです。すぐ横には滝があり水しぶきと冷風が温泉で冷えた?体をさらに冷やしてくれます。あまりの寒さに同行の3人のうち私も含め2人が風邪を引きました。アブやら得体のしれない虫やらいろいろいそうですが行くなら夏がおすすめです。

帰りは市営の白樺荘によって源泉で汚れた?体をきれいさっぱり流すのもいいでしょう。鹿刺、ヤマメがうまいです!

ちなみに過去まるか山荘を管理する会社に入浴の許しを乞うため電話をしたことがありますがあっさりと断られてしまいました。温泉を褒めちぎって結構ねばりましたが無理でした。。過去には一般開放していたらしいのでこの件に関しては要リベンジです。

※私が最後にこの場所を訪れたのは、05年の10月です。周辺の状況は日々変化しますのでもし行かれる方は、私のデータだけを頼りにせず幅広く情報収集することをおすすめします。

※山荘から沢へ降りる場所はこぼれ湯で大変滑り危険です。また30mほどの崖となっているので滑ったら最期。まっさかさ~ま~に~落ちてdesire♪ です。源泉のある岩場も非常に滑ります。

※野湯では、事故など起きても自己責任が鉄則です。行かれる方は、それなりの覚悟を決めましょう。

第5号:ホビーショーに行く!

2006年05月25日 | お祭り・イベント


5/20(土)静岡市内のツインメッセで毎年開催されるホビーショーに行ってきました。

ここ静岡では、タミヤをはじめとする模型会社が沢山あり私が子どもの頃は、それこそミニ四駆ブームまっただ中で私を含めた小学生は猫も杓子もミニ四駆一色に染まっておりました。小鹿サーキットにもよく見に行きましたが、子どもながらに近くにある緑色のガスタンクがいつか爆発するんじゃないかとドキドキしてました。

そんな話も今は昔、最近はどうなんでしょう。子どもは物づくりから離れ、テレビゲームに夢中のようです。模型は一部の大人だけのおもちゃになってしまったと聞きます。こんな状況で世界のタミヤは大丈夫なんでしょうか。



数年前当時東京で生活していた私は、所用で静岡に帰った時、はじめてホビーショーに行ってきました。タミヤブースで★★のTシャツを買いかなりご満悦だったのをおぼえています。東京でも複数の友人からもカッコいいじゃん!なんて言われる逸品でしたがUターンのため地元静岡に帰るとタミヤのお膝元ということもありどうもちょっと着づらくなり、今では妻の寝巻に降格してしまいました。。

そんな余談はいいとして会場につくとかなりの盛況ぶりです。タミヤブースは会場の奥にドーンと構えてはいますがスペースが広い分イマイチ人の入りは少なく感じます。かつて買ったTシャツもちゃんと売ってます。模型の事はよくわかりませんが近くにいた人は「新作すくねーなー」なんて言っていたのでマニアの方たちは満足いってなかったのかも知れません。とは言っても会場は見ているだけでも結構楽しいもんです。

一通り会場をまわり最期に自衛隊の展示車両の前でパチリ。来年も行きたいです。

ちなみに私の小遣いでは手が届きませんがタムテックギアのマイティフロッグとF-16Cサンダーバーズの完成品が欲しい!


第4号:トレインフェアに行く!

2006年05月24日 | お祭り・イベント
5/13(土)に静岡市内のグランシップでトレインフェアが開催されました。毎年やっているものかどうなのか今年始めて行きましたが結構な賑わいです。



Nゲージ(っていうのかな?)の愛好家達が手塩?にかけた電車たちを気合い充分に走らせています。普通の民家には到底入りそうも無い思いっきり巨大な奴です。

別コーナーでは静岡県内の私鉄各社やJRがそれぞれブースに分かれ鉄道グッズを売りに出してます。いろいろ冷やかしていくと鉄っちゃんではない私もそそられる品々がたくさん並んでいるではあーりませんか!思わずいくつかの商品をご購入。



以下購入リスト。

●静岡鉄道車内乗車券:500円
 現在はもう使われていないとのこと

●岳南鉄道フリー乗車券:100円
 使用済みのためもちろん使えません

●F-16Cサンダーバーズ模型:200円
 トレインフェアなのになぜか飛行機。
 ほんとはダイカスト製が欲しいけどこれで我慢。

●伊豆箱根鉄道のダイヤグラム:値段失念
 クロスするラインがかっちょいいです。

●失念鉄道のつり革:値段失念
 なぜ買ったのか自分でもよく分からない。。

来年も行きたいです。

第3号:三鞍の山荘に行く!

2006年05月24日 | ◎フランス料理


GW中に「三鞍の山荘」に行ってきました。伝説のシェフ(らしい)今井シェフがやっているオーベルジュです。ここを知ったのはだいぶ前のソトコトに載っていたのを見てからです。



私が住む静岡市内からは高速利用で行けば1時間半くらいです。東名袋井ICで高速を降り森町の集落を過ぎると道は除除に狭くなり、一部ですがすれ違いが困難 な場所もあります。山道をぐんぐん登りお茶畑が広がる明るい場所に出ればもうすぐそこです。



「三鞍の山荘」は、宿泊棟が5~6棟と食事棟が1つ、お茶畑に囲まれた明るい場所にひっそりとした佇まいで建っています。都会からのお客さんは、さぞ環境の良さに驚くのではないでしょうか。静岡暮らしの私でさえ空気のおいしさを感じます。



案内された部屋は、バス、トイレ付きで板張りの部屋と畳の部屋の2間続き、TVと小さいながら冷蔵庫もあります。簡素なつくりですが特に不自由な点もなく気持ちよく過ごせます。突筆すべきは、窓からの眺めでしょうか。幾重にも広がる北遠の山並みがキレイに見渡せます。

ちなみにタバコは駐車場の片隅にある喫煙所でしか吸う事ができませんので愛煙家のかたはご注意を。かくいう私もタバコを吸いますがここは黙ってルールに従います。

辺りを探索しているとあっという間に食事の時間です。待ちに待ったフランス料理です!テーブルの前まで行くとギャルソンが椅子を引いてくれます。なぜか妻ではなく私の椅子を引いてくれたのは未だにナゾです。。

周りを見渡すと小学生に満たない子どもからお年寄りまでと客層も幅広く、家族でも恋人同士でも楽しめそうな雰囲気です。

テーブルに敷かれたピンクのクロスもオサレです。普段は山奥の鄙びた温泉宿が常宿ですが今日はさすがに雰囲気が違います。いつものように秘湯ビールなんぞやを頼みたいところですがさすがにあるはずもなく、川島なおみ風にオサレにワインを頼みます。

気付くとワインを4杯も飲み、きれいに完食、お味の方も上々です。噂どおりに野菜がおいしいヘルシーフランス料理でした。こういう食事もたまにはいいなと思ったりしました。

部屋に戻り、テレビを見ながらいつの間にかに寝てしまいました。夜中ふと目がさめ外を見ると満天の星空です。野辺山とも高峰とも引けをとらない素晴らしい星空でした。

朝になりこれまた楽しみな朝食の時間です。ビュッフェ形式の朝食は昨日のフランス料理とはうって変わって正統派の和食です。今井シェフいわくフランス料理は本職で和食は趣味とのこと。

趣味といっても侮れません。たまらなくおいしいです!朝食でこんなにおいしさを感じることは初めてです。ここは泊まらずにランチだけも楽しめるそうですが、是非宿泊し和食の朝食を堪能することをおすすめします!

朝夕ともにおいしい食事を頂き、お土産にクロワッサンまでもらい名残惜しくも帰路につきました。

※一泊二食¥15,000 グラスワイン¥500

第2号:湯川源泉を行く!

2006年05月23日 | ■旅行・温泉/長野県



※湯川源泉は現在立ち入り禁止です。
※他サイトの情報によれば湯溜りも数年前には消失したようです。

乗鞍高原は、私がもっとも好きな場所の一つです。白骨温泉や上高地など全国的に有名な観光地に隣接していながらいまいちマイナーであか抜けない雰囲気がいいのでしょうか?自分でもよくわかりませんがなぜか何度も足を運んでしまいます。

乗鞍の温泉は、すずらん温泉やわさび沢温泉、休暇村が独自に掘削した温泉などいろいろありますがやはり代表格は湯けむり館などでもおなじみの白く濁った湯川源泉を引湯した温泉です。

十数キロ引湯されているにもかかわらず超tastyな湯川源泉とはいったいどんなものなのか!いつの日か湯川源泉に探索に行ってやる!そう心に決め、仕事そっちのけで夜な夜な調査を進めていきました。

そしてとうとう行ってきました湯川源泉!と言っても実際行ったのは4,5年前なので記憶を辿って書くことにします。

行程は林道歩き2時間+山歩き2時間の片道計4時間(休憩時間含む)。長いですかなり。アプローチは白骨温泉街近くの林道からはじまります。しばらく歩いていくと前日の初冠雪の乗鞍の山並がキレイに見えてきます。

道すがら出会った治山工事?のおじさんいわくこの辺は熊がしょっちゅう出るとのこと。昨日も車で林道を走っていたら熊が突然飛び出してきたとのこと。聞かなきゃよかったと思いながらも先を急ぎます。

長い林道歩きも終わり山道に入ると道は下がったり登ったり、まさに山あり谷あり、朽ちかけた丸太橋を渡ったり、崖道(腐りかけのロープが一応有り)をトラバースしたりしながらも歩を進めていくと突然開けた場所に出てます。



どうやらそこが源泉地帯のようです。辺りは紅葉と初雪のコントラストが美しく沢の上流には滝も見えます。まるでそこだけが別世界のような風景です。

肝心の湯川源泉は、草津のようにふつふつと湧き出ているわけではなく1本のパイプからわっさわっさと源泉が湧き出ています。推測ですが源泉地帯に覆土しパイプをつっこんだかのように見えました。

すぐにでも源泉の湯溜まりに飛び込みたいところでしたが前述のおじさんに源泉には入ってはいけない旨言われていたこと、そして上空には治山用と思われるヘリがパタパタと飛んでいたので素っ裸になるわけにもいかず泣く泣く手浴だけを堪能しました。

沸き出す源泉は乗鞍の温泉宿で入るものとはさすがに鮮度が違い白く濁らずに細かい湯の花が舞っているもののほぼ透明なものでした。

カップ麺を食べつつ双眼鏡ですぐ横を流れる沢の上流に目をやると遥か上の稜線付近にガードレールが見えるではありませんか!乗鞍スカイラインと思われますがそれなりの装備+経験があれば稜線からもアタックできそうです。(と言っても現在は立ち入り禁止です)。昼食のあとしばし辺りを探索し帰路につきましたが、道を間違え5時間ほどかかりました。。

かつて冬の間、乗鞍で山篭りをしていました。ある日引湯用のパイプが雪崩で流され、居候先の旅館の温泉供給がストップするという事態に遭遇したことがあります。自然の脅威にたまげたと同時にその時から湯川源泉を意識していたように思います。念願叶って辿り着いた先は桃源郷のような場所でしたがもう二度と行くことがないと思うと残念に思います。。なにはともあれ思い出に残る一浴(手浴ですが)となったことは間違いありません。