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僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

涙の朝礼

2011-06-16 | Weblog
今朝の朝礼。
M相談役の話に感動し涙したものは私だけではなかったと思う。

あるホテルのレストラン。
1人で食事にきた男性はビールとコップを2つ頼んだ。
店員が不思議に思っていると、男性は位牌を取り出し、テーブルに置いた。
察した店員は、頼まれたコップ2つとさらに取り皿も2つ用意して出したという。

私はテーブルに位牌を置いたところでもう涙があふれてきた。
何故、人は他人のことなのにこんなにまで感動するのか。
尊敬する河合隼雄先生はこうおっしゃっている。
「誰かがローソクの上に手をかざしているのを見たら、自分も熱いと感じるでしょう。それは人は強い感情を空間で共有できるからなのです。」

件の話から、奥さん(だろう)を亡くした悲しみだけしか伝わらなかったら感情は弱く、他人事として可哀想で終わる。でも、どれほど奥さんを大切にしていたかが分かるから、その悲しみの強さが空間を伝わり私たちを感動させる。また、全てを察しながらもさりげない気遣いで応えた店員の行動がまた感動に輪をかける。

想像の域を超えることで感動は生まれるとM相談役はおっしゃっていた。
ということで、今日は想像の域を超えて、髪を亡くしたオチではなく、涙で終わるのもいいかな、と思います。

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