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僕たちは一生子供だ

自分の中の子供は元気に遊んでいるのか知りたくなりました。
タイトルは僕が最も尊敬する友達の言葉です。

大阪の役所仕事

2015-03-18 | Weblog
義父が入院した。
恐らくそんなに長くはならないであろうが、とりあえず入院を要する病状であることは確かだ。

義父はひとり暮らしなので、たちまち困ることがある。そのひとつが郵便物。
不在の家にどんどん届いたものには、あっという間にポストが溢れかえる。

ということで、私の妻=義父の娘を代理人として、妻の自宅、つまり私の自宅宛てに郵便物を転送してもらうにはどうしたらいいか、郵便局に問い合わせたところ、以下の返事が返ってきた。

私:「一人暮らしの義父が入院したので、郵便物を実の娘の自宅に転送してほしいのですが」
〒:「転送手続は可能ですが“本人”に本局に来ていただく必要があります」
私:「あのー、入院してるので本人は伺えないですよね」
〒:「おっしゃる通りです」
私:「本人の委任状を持って実の娘が行けば問題ないのではないですか」
〒:「それがダメなんです。本人でないと。」
私:「あのー、入院してので本人は伺いようがないですよね」
〒:「おっしゃる通りです」
私:「どうしたら転送してもらえるんですか」
〒:「ご本人にきていただくしか・・・」
私:「分かりましたもういいです」
私の心の音:「分かった、じゃあ本人を病院から出して無理やり連れていくから、それで病状が悪くなったら全責任を郵便局で見るんやな!ほんならそうするから責任者とそこで待ってろ!あほボケカス!」

ま、国の「決まり」なんで一社員にどうしようもないことは理解できるから、心の声は言葉にしなかった。
それにしてもなんらかの方策を検討してみようとか、例外処置を考えてみようとか、「対案」が一切示されない、頭の固さには、さすがにあきれ返ってしまった。

結局、定期的に義父の家に郵便物を取りにいくことにしたが、これはそれが可能な距離であり、それができる人がいるから。もっと条件の悪い人は一体どうなるのだろう?

様々な改革が行われているのだろうが、こんな調子では、根本のところで、私たちの生きている間に日本が変わることはないだろう。

そういう意味では、大阪都構想なんかはホントに面白いと思う。メリット・デメリットはあるだろう。でも日本は「大きく変える」方向に舵を取るひとがいないときっといつまでも変わらない。

同じ役所仕事なら、せめて、「変わる・面白い」ほうに賭けてみるのが大阪人ではあるまいか。