おはなしきっき堂

引越ししてきました。
お話を中心にのせてます。

熱中

2020年04月24日 | きっき堂【裏メイキング】

ずっと家に居ることで、コブがうるさくなるかなーと心配していたけど、普通に毎日過ごしている。
昨年の夏の事が嘘みたいだ。

ただ、「自粛」で家いに居るのは全然OKなんだけど、前の家の工事の音が予想以上にストレスになっているみたいだ。
特に音のうるさかった2週間前の土曜日がピークだった。
おとーさんに言わせると「へたくそ」がやっていると言い、音がものすごかった。
見ると若い人がしている。
でも、平日になり同じ作業をしているようだけど、音が若干まし。
見るとベテランぽいのおじさんがしている。
土曜日の若い人が「えーーっ、でもめっちゃ固いんすよー」とか言っているのが聞こえたので、どうやら交代したよう。
苦情が来たのか?
それぐらいすごい音だった。
おとーさんが言うように作業する人によって音も違うのか?
それと毎日毎日、外でワイワイと大声が聞こえるのも苦痛だった。
庭にすら出られないのが、2ヶ月も続く。

そんなこんなで・・・。

私の調子の一つの目安として「本が読めるかどうか」がある。
2月はまだ面白いと思えるものだけ読めたけど、3月の頭から本がまったく読めなくなった。
図書館で借りていた本は全部返却をした。
こりゃあかなり重症かもと思っていた。
ひと月に大体20冊以上は読むのにもう活字を追っていても頭にその風景が浮かんでこない。
読むのは読めるけど、その本の世界に入りこめない。
原因はいろんな事への心配かと。
息子の事、母や姑の事、義妹夫婦、友人・・・そして毎日仕事に行っているおとーさんの事、そして今後来る経済不況のこと・・・その上、毎日のものすごい騒音(正月からもう4ヶ月になる)
どんどんストレスが溜まっていくのと同時に、テレビなどの「家に居てもストレスたまるので」と言い出掛ける人たちの映像を見て自分一人が、この家にこもっていても意味がなく悲しく思えてきた。
それで、何か出来ないかと思いマスク作りをしていたんだけど、最初は皆に喜んでもらえるならと思って頑張っていたが、材料がなくなり注文して取り寄せようとしたら、「なんでこんな高額なんだ」と言うのばかり発見して悲しくなり中断した。
益々、本は読めなくなった。

でも、本は最後の砦だと思っていたが、そうではなかった。
私には絵があった。
会社勤めの時は子育てをしていた事もあり、時間に余裕がなく封印していた。
仕事を辞めたあと再開し、最初は描けなくてびっくりした。
絵日記は、その頃リハビリとして始めたもの。
頭の中で想像して描く。
時間はあっという間に過ぎる。

今はそれが一番楽しい事に気がついた。

昨日は、コブちゃんモデルで。
画材はパステル、鉛筆、色鉛筆。

写真に撮ると色がなんかのっぺりしている。
実物はもうちょっと立体感あるように思うんだけど。
うまく撮れないか?と頑張ってみたが、これが精一杯。

美術館などの絵もそうだよね。
写真集で見るのと実際に見るのと全然違う。
県立美術館のゴッホ展、中止になってしまったが見に行きたかった。

下手でも何かに熱中するといろいろと落ち着くことに気がついた。
しばらくはこうやって過ごそうと思う。
マスク作りもそうだったけど、何かを作るというのは、私にとっては必要な事だった。
コブちゃんラブのおとーさんにも褒めてもらった。

音がかなりましなので、少し心の調子も上向きになっている。

おとーさんが、テレビで「オンライン帰省」と言うのを見てやりたがっている。
息子の顔を見て話したいようだ。
どうやったらうまく話せるのか昼から調べてみようと。
ただ、まず息子に聞いてからだな。
コメント (2)
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