私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

赤土を顔面に塗った埴輪

2016-12-09 09:58:45 | 日記

 昨日書いたように、「赤色の土を顔に塗った埴輪が沢山出土しておりますが、これが、昨日も書いたのですが、我が国のお化粧の始まりだという説がまかり通っておりますが。それはどうでしょうか???江馬 務も、「化粧ではない」と書いております。昨日の埴輪の写真の中央にある写真;

     

 これがどうして化粧をした顔面だと言えるのでしょうか???、誰が見ても自分を卑下するために施した、何かおかしげな顔作りだとしかいいようがありません。まだ、埴輪が盛んに作られる時代には、日本では『化粧』の習慣はなかったのではないかと思われます。それが海彦山彦の物語に見えるのです。

 なお、赤土に使われたのは、辰砂(硫化水銀)とベンガラだそうです。この「赤」色は、上古の人達には、大変、神秘な色、多分太陽(夕焼け)から考えついた色だと思われるのですが、であったようです。私の町吉備津のすぐお隣にある弥生時代後期に出来た「楯築墳丘墓」の木棺の周辺には「どうしてこれほどの・・・」と考古学者を驚かした沢山な辰砂(朱)があったのです。この楯築の辰砂は何処から来たのでしょうか???誰か教えて下さい。