goo blog サービス終了のお知らせ 

色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

2/20 モスクワ交響楽団・フジコヘミング

2016年02月20日 21時57分15秒 | ピアノ・音楽
モスクワ交響楽団とフジコヘミング


フジコヘミングさんが一夜にして一気に日本全土に知れ渡ったのは1999年

私もその時、NHKのテレビで知った一人です。
あれから17年。

いきなり大人気ともなれば嫉妬されるのは仕方がないとして(そもそも人気・才能のある人は嫉妬は避けられない)

批判的な声も聞きますが芸術というのは万人共通の理解は出来ないもの

これは仕方がない。

中には訳のわからない馬鹿げた内容の批判的な記事も見かけたことがあるが

本当に人を感動させる素晴らしい音を奏でる、人格、人生…
才能無くして17年もファンの心を捕らえて
感動させる事は出来ないはず。

全くクラシック音楽を知らない人、曲の良し悪しの判断ができないファンもいると思う。
それでもその方々の心を揺さぶり、虜にさせるのだ。
こう言った方のことを批判する
頭のおかしな人も世の中にはいる

そういう人に不快感を抱き 反論する方も多いが 気持ちはわかるが相手にすることはないと思う。時間の無駄。

17年前、少女だった私は既にショパン狂い。

新聞の見出しでNHKで ショパンと言う文字を見つけて見た番組…それがフジコヘミングさんだった。

私はその時すでに聞く音楽といえばピアノオンリー、ショパン中心という少女。

しかしどういうわけか17年前にファンになっていながらも一度もコンサートへ行ったことがなかった。

ピアノの先生からコンサートへ行ってきたと
その話を聞きながら羨ましがりつつ
どういうわけか行ったことがなかった。

こんな事は言いたくはないが
この先 何十年も生で演奏を聴く機会が保証されているわけではない。
今さら、酷く後悔し、機会があれば行こう!!
と思う。

昨年末、ついにテレビを購入し
世間の情報からかなり遅れている自分、正月休みにテレビをつけてみたところ
フジコヘミングさんが2/20モスクワ交響楽団とのコンサートがあると知り
即チケットを…!


最初に載せた画像は本日もらったソロコンサートのパンフ。
この5月のチケットも入手済み


私がチケットを手配したのは1月
A席は残りわずか、これを購入後、すぐに完売していた。安い席から埋まるようで
他の日程のコンサートを見ても彼女のコンサートチケットは高いS席やA席は少しの間は大丈夫なものの、安めのB席から、C席はすぐ完売している様子。

5月のソロコンサートはまだ安めの席も空いていたが
ソロだし高い席のチケットを取った!

さて今回は3階の席の前から3列目のど真ん中。

モスクワ交響楽団と言うことを忘れてして
モデルみたいなスタイルの美女達がゾロゾロ登場してきて ビックリ

途中、片付けでササっと出てきた男性も足が凄まじく長くて 別の生き物のよう…

三階から目を凝らして見ている自分。

フジ子さんのピアノはど真ん中に。
フジ子さんと私は一直線上の位置!!

しかし私の前の席の女性が、よりによって座高が高い方
アタマも大きい方で…たまに見えない時が

しかし彼女のとってもチャーミングな笑顔はしっかり見ました

彼女はやはりラ・カンパネラを弾いてくださいましたが
聞き取れないものの何かを喋った…と思うと
最初にいきなりソロで弾きだしたのは

シューベルトの即興曲90-3

いえ、弾くとは思ってなかったというのもあったのですが
この曲は年末から毎日何度も聞いているのです。
それだけにより馴染み深い曲が
いきなり彼女の手で始められ…

もちろん90-3はいろんな演奏者の方の物を聞いてきましたよ!
でも…最初90-3だとわからなくて 理解に少し時間がかかりました。

先に鳥肌がたちましたね。

毎日聞いている曲と同じとはとてもとても…思えない程に違う…
外声の綺麗なメロディの曲だけれど

その美しいメロディの中に聞こえる内声の美しさに目が潤んで見えなくなってしまいました。

あんなドラマティックな運命を辿られた方が
自分の目の前に、同じ空間にいてピアノを奏でているというだけでも感動的なのに
生の音の
柔らかさ、暖かさ、優しい音色…そして
ソロでいきなりの90-3。

彼女の演奏に涙を流す方がいると
よく聞きますが…心に響きます

そして次に ラ・カンパネラ

彼女のカンパネラは別物ですねっ!!!←良い意味で。

カンパネラと言う曲は素晴らしい演奏者もそうでない演奏者も(批判ではないです、まだそのレベルに達してないプロでは無い方が頑張って弾かれていると言う意味)
超絶技巧を駆使し 高度なテクニックを競い合い 挑戦として打ち付けてくるような印象を受ける曲なのですが

彼女の奏でるカンパネラはまるで小鳥に子守唄でも奏でているかのような。
優しく語りかけるような…そんなカンパネラです。


素晴らしかったです。本当に

モスクワ交響楽団の演奏も
モーツァルトからはじまりチャイコフスキーの演奏ですが
普段はいつもCDでクラシック音楽を流しっぱなしにしている私
食事の時も お茶の時間も必ずクラシック音楽が無いとダメな自分

CDでは無く生の音と振動のクリアで重厚な響きが耳から入って体の中まで入り込んでくる…

三階からの席と言うのも良かったのでしょうけど
やはり生の演奏は素晴らしかったです。

5月のソロコンサートもとっても楽しみです。

CD、2枚購入してきました



売場ではおば様が
今日ソロで弾いていた曲の入ったCDが欲しいようで、曲名がわからずに売り場に聞いていた。
売場の方も曲
何を弾いたかまではわからないだろう…ずっと外にいたし
プログラムにもなかった曲だから。

色々聞きまわって 「即興曲です!」と。

いや…即興曲ではどうにも
見かねて シューベルトの即興曲90-3
と教えようかとも思ったが
小心者のうえ、余計なお節介かとも思い
止まる…

でもこういう場合 欲しい曲があり
名前がわからない、こう言ったものに詳しくない場合は幻想即興曲だの 似た名前のもの、同じ名前で別の作曲家の作品、
シューベルトでも即興曲は誰でも知ってるような有名どころでも4作品…

把握して購入するのが困難な方には教えてあげたほうがいいのか…な…?

と後々思ったものです。





イングリット フジコヘミング 私が歩んだ道、パリ

2016年02月20日 21時25分45秒 | 


ピアニスト フジコヘミングさんのパリの本です。
フジコさん好きでパリ好きの私にはたまりません

お洒落なフジ子さん、パリはピッタリですね。

ポンピドゥールセンター、カルチェラタン
市庁舎、セーヌ川

シテ島はもちろん、サンルイ島、人気のアイスクリーム屋さんのベルティヨン

マレ地区のヴォージュ広場、カルナヴァル博物館など

私が大好きで 懐かしいっ!なんて感じてしまう箇所の名前や写真が沢山っ!!!

エピソードなどを交えて書かれていまして
パリを散歩するのが好きな方には
本を読みながら散歩している気分になると思います

私は昨年9月に入ってきたところですが 懐かしく 足を痛めて無茶なスピードで歩き回った思い出が蘇るようです

パリに旅行したい方の為に後半は
宿泊おすすめ地区や 地図など手助けになる情報が載ってます。
サンルイ島は穴場との情報もあり、なるほど!!
オペラ地区にこだわる私には目からウロコ!
カルチェラタンにも
オペラ座にも マレ区にも中心拠点としていい位置ですもんね
言われてみればその通りで
そのうちまたパリに行く時には狙ってみようと思いますっ!!

本で出てきた箇所↓
写真は私が撮影したもの

セーヌ川から見るマリーアントワネットも投獄されていたコンシェルジュリ牢獄

シテ島に渡ってノートルダム寺院

薔薇窓

ステンドグラスが見事なサントシャペル
いつも物凄い列ができていると書かれていたけれど
本当に凄い
一昨年は何事かと思った


ポンピドゥールセンターの写真はないけれどパリ市庁舎


サンルイ島でいつも行列のできているアイスクリームの人気店ベルティヨン


サンルイ島からセーヌ川を渡ってマレ地区へ。
ヴォージュ広場



カルナヴァル博物館


その他マレ区の古い貴族の館などの写真はありませんが
フジ子さんお気に入りの場所が紹介されていました。

もちろん、サクレクール寺院や、周辺も。絵描きの多い地域ですね。
私はそちら側に入っていないので
サクレクールも近くでの写真はありませんが
そのうち行ってみたいです