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色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

フジコヘミング・人形のお洋服

2016年07月16日 19時32分14秒 | 
最近購入した本


出版されてからかなり経ってますが こちら。
表紙のフジコさんがお若いですね!60代の頃でしょうか
ベストセラー本


こちらは最新本 今年の5月末に発刊
6月のリサイタルで購入しました(^ ^)

帯の猫ちゃんはフジコさんの絵ですね
可愛いっ


パリ本
フジコさんといえばパリ!
私もパリが大好き



そしてお人形のお洋服を作りたくて購入した本
初心者向けと思われる


イングリット フジコヘミング 私が歩んだ道、パリ

2016年02月20日 21時25分45秒 | 


ピアニスト フジコヘミングさんのパリの本です。
フジコさん好きでパリ好きの私にはたまりません

お洒落なフジ子さん、パリはピッタリですね。

ポンピドゥールセンター、カルチェラタン
市庁舎、セーヌ川

シテ島はもちろん、サンルイ島、人気のアイスクリーム屋さんのベルティヨン

マレ地区のヴォージュ広場、カルナヴァル博物館など

私が大好きで 懐かしいっ!なんて感じてしまう箇所の名前や写真が沢山っ!!!

エピソードなどを交えて書かれていまして
パリを散歩するのが好きな方には
本を読みながら散歩している気分になると思います

私は昨年9月に入ってきたところですが 懐かしく 足を痛めて無茶なスピードで歩き回った思い出が蘇るようです

パリに旅行したい方の為に後半は
宿泊おすすめ地区や 地図など手助けになる情報が載ってます。
サンルイ島は穴場との情報もあり、なるほど!!
オペラ地区にこだわる私には目からウロコ!
カルチェラタンにも
オペラ座にも マレ区にも中心拠点としていい位置ですもんね
言われてみればその通りで
そのうちまたパリに行く時には狙ってみようと思いますっ!!

本で出てきた箇所↓
写真は私が撮影したもの

セーヌ川から見るマリーアントワネットも投獄されていたコンシェルジュリ牢獄

シテ島に渡ってノートルダム寺院

薔薇窓

ステンドグラスが見事なサントシャペル
いつも物凄い列ができていると書かれていたけれど
本当に凄い
一昨年は何事かと思った


ポンピドゥールセンターの写真はないけれどパリ市庁舎


サンルイ島でいつも行列のできているアイスクリームの人気店ベルティヨン


サンルイ島からセーヌ川を渡ってマレ地区へ。
ヴォージュ広場



カルナヴァル博物館


その他マレ区の古い貴族の館などの写真はありませんが
フジ子さんお気に入りの場所が紹介されていました。

もちろん、サクレクール寺院や、周辺も。絵描きの多い地域ですね。
私はそちら側に入っていないので
サクレクールも近くでの写真はありませんが
そのうち行ってみたいです



フジ子 ヘミング パリ・下北沢 猫物語

2016年02月14日 23時19分09秒 | 
1月に読んだ本
ついつい書くのを忘れてしまった…



大好きなピアニスト フジコヘミングさん

現実に辛い思いをして悩んでいる人、壁にぶつかっている人、泣いているような
そんな方にはこの人の人生を知ってもらいたい。

「悪魔よ…悪魔がいるんだわ この世の中には」

あれだけの努力家で 才能もあって
あと一歩…っ!
と言うところでいつも全て失ってしまう。

そんな辛く苦しい人生の中、優しさを忘れなかった彼女は1999年、突如として時の人となった。
60歳を過ぎてからの。

「不幸のどん底にいて
運命を呪ってやりたいくらいだったけど、
振り返ってみると
大きな幸せを得るために通過しないといけない、大切な道だったのかもしれない」

彼女だから輝くこの言葉。

そんな彼女だから出せる
彼女だけの暖かく、優しい音…。

ピアノ、クラシック音楽に詳しくない方でもファンは多いこの方は 大の猫好きとしても知られてますよね

子供の頃日本で飼っていた猫ちゃん、ヨーロッパで貧しい時代を一緒に過ごした猫ちゃん達の思い出

60歳を過ぎ、何十年過ごしたヨーロッパを後にし、日本にひっそり帰って来た際に一緒に来た猫ちゃん達

そしてこの本が出た現在(2016年の時点では10年程前の話となる)
一躍時の人となり お母様の住まれていた東京の家とパリの家の猫ちゃん達、ワンちゃんも交えて紹介された
なんとも猫好きには嬉しくなる本です




仮面舞踏会・金田一シリーズ

2015年11月10日 21時21分22秒 | 
舞台は昭和30年代半ばと金田一シリーズの中では新しい方の時代
珍しく舞台は軽井沢。


本が苦手だった私、金田一シリーズもより薄めの本から順に…つまりページ数の少ない順で読んでいったので

そろそろ厚めの物が残るようになってきました。

今まで読んでいた金田一シリーズの中では厚い

図書館に残ってる未読の金田一シリーズはもう他は厚いものばかり


さて 仮面舞踏会

厚くページをとっただけに登場人物が多い

戦前から世を風靡する大女優、鳳千代子
その一人目の夫、2人目の夫、3人目の夫、四人目の夫とおり
四人目と離婚後、大恋愛中であるが
読み始め2日間くらい
誰が何人目の夫なのか忘れてしまったりした

そんな人が多いのか人物説明が最初に書かれているので助かった。

軽井沢を舞台に起こる千代子の前夫達の連続殺人

ネタバレしない程度に簡単に感想

犯人が気の毒でいたたまれない。
犯人を悪の申し子のようと意見もあり
作品でも描かれ方が悪めいているが
これは…悪魔になるのは仕方がないだろう

誰だってそうなるだろう。
あんな背景があれば…。

しかし犯人は1番の被害者だと思う。

憎むべきは犯人を悪魔にした
人物であり、これまぁ、凄まじい悪党で。
流石にこれはゾッと来る。

仮面舞踏会は華族の華やかな舞踏会…という物語ではない。

最後に、なるほど…仮面舞踏会か。
と思わせられた。

金田一シリーズは戦後間もない昭和20年代始めから30年代の辺りが主となっているため
今現在の世界では通用しないような事、聞きなれない言葉、名称なども出るが

名前も昭和の香りが。
特に女性の名前。時代とともに変化が激しいのかもしれない。

今は男児も女児もキラキラネームやらからはじまりDQNネームなどと
新しい、パンチの効いた名前が世を騒がせているが

金田一シリーズでも
平成のこの時代には古風な女性の名がレトロに作品を飾るがこの仮面舞踏会で今の時代に通じる名前が!

美沙ちゃん16歳の可憐な少女だ。
今の時代でも十分通用する名前であり美沙ちゃんは昭和18年生まれなので今の70代だ

しかし華族の出の祖母は
美沙という名前を軽いとのことで
祖母は 美沙子 と呼んでいる。

華族の出が関係するのか時代の違いからか
きっと祖母には美沙はDQNネームだったのではないか。
なかなかにその部分が面白かった。




金田一シリーズ「幽霊男」

2015年08月31日 22時10分34秒 | 


これは「悪魔が来りて笛を吹く」の次に読んだのだが…
ここに来て当たり外れがあるとわかるようになってきた。

「悪魔が来りて~」が陰った華や気高さを香る
悪魔の影が音楽と共にミステリアスに蠢く世界美…とすると

特に惹きつけられる美も雰囲気も無い。
同じことを思ったのは
「悪魔の寵児」「夜歩く」だ。

だが「夜歩く」はこれはこれでまたちょっと独特の世界があり、特に岡山だかよ田舎に移動してからは雰囲気が出る。
そしてまさかのどんでん返し。

だからまだいいが…
「幽霊男」も「悪魔の寵児」も東京が舞台でどこかの旧家でもない、由緒ある家などでもないが
それでも若干「悪魔の寵児」は被害者が美しい人妻と愛人達と豪華な美女軍団。

対して「幽霊男」は特別顔が美しいというわけではない←体は別として
いかがわしい事をやるヌード提供の女達なのだ。
女と言うよりその異様な殺害背景、犯人の狂気変態趣味の方が際立つ。

そして
悪魔の寵児
幽霊男
よく似ている。歴史、品、雰囲気、美より
肉体的欲と狂気のみで少々品がない。

批判ではないが
幻想香る世界観の八ツ墓村

格式高い上品な描き方の悪魔が来りて笛を吹く

親子愛、母親と娘の愛情が切なく悲しい
やりきれない悲しい作品の悪魔の手毬唄と犬神家の一族

そう言った面々と比べるとやはり物語そのものの品に魅せられる…という感覚はないが読み物としてつまらないと言うわけではない。

ただ、悪魔の寵児とよく似ている。
似ているが、悪魔の寵児は何がそうさせたのか。
誰が悪魔にしたのか。犯人そのものを直接責められない。夜歩くも似たようなところがある。
何が犯人をそこまで追い立てたのか。

が!この幽霊男は最初から殺害犯が糞だったりする。
こちらの方が悪魔の寵児にピッタリだと思った。