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色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

マリーアントワネット・運命の24時間

2015年08月31日 21時54分29秒 | 

パリ旅行に行くので
またベルばら好きとしては
ベルばらゆかりの地をちょっと無理ない程度に巡ってみたい
なんて考えている

そこで気分を盛り上げる為に好きな作家さん、
中野京子さんのこの本を。

やはりこの方の本は面白い!
新しい発見もたくさんあり
良い知識を増やしてくれる。

とは言え、事実のヴァレンヌ逃亡事件の事なので
どういうストーリーか、とか
感想となると困ってしまう

そのまんま、ヴァレンヌ逃亡事件だ。
これを読んだ後にベルばらのヴァレンヌ逃亡事件のあたりを読み返すと
よりわかりやすい。

ただ、ベルばらにしても、フランス革命やその当時の知識がまるでない人がいきなり読んだら同じように楽しめるか?と言ったら…

どうなのだろう?
はやり予備知識があっての本なのかもしれない。
ただベルばら好きな方なら大丈夫な内容。
ラファイエット侯は名前くらいしか登場しなかったが
フェルゼンやブイエ将軍
王党派、ジャコバン派(出てこないけどベルばら的にロベスピエールやサンジュストがジャコバン派)テュイルリー宮殿、ヴァレンヌ、ドルーエなど
馴染みのある、あるいは聞き覚えのある名所が沢山。

そもそも
この本は表紙からしてマニアックだ。
1785年に、王妃マリーアントワネットお気に入りの女流画家、ヴィジェ・ルブランが描いた王妃の肖像画

サロンに出展するも、麦わら帽子に簡素なモスリンドレスが不評で王妃らしくないと外された物。
その代わりに描かれた青いドレスに薔薇を持つ肖像画はマリーアントワネットの肖像画で一番有名になった物。

ずっと金田一耕助シリーズを続け読みだったので久々に別ジャンル。
とても面白かった。

先ほども書いたように
全く何も知識のない方が読むと
理解できない部分も多いかもしれない。

しかし…この運命はなんとも言いがたいものがある。

金田一シリーズ・悪魔が来たりて笛を吹く

2015年08月31日 21時51分45秒 | 


悪魔が来りて笛を吹く

読みました。
素晴らしいっ!!

す…好きです。付き合ってください!←本に告白かよ

横溝正史作を立て続けに読んでいると
だんだん世間で言われるような
当たり外れがある…と言うのがわかってきます。

「八ツ墓村」も、とても良かったです
岡山の田舎の大きな旧家や双子の老婆の居る描写がミステリアスで
より幻想的な描かれ方をして…。

こちら、「悪魔が来りて笛を吹く」は最初の舞台は東京。斜陽族…戦後間もない昭和22年
貴族階級の廃止となるその前直後辺りがストーリーの始まりとなり

伯爵、子爵と言った身分の人々が織りなす物語。
没落貴族ってやつですね。
子供ながらに裕福なバブル時代とその崩壊の痛手をよーっく身を以て経験した私、なんとなくわかります。←違うだろ

(あ、でもウチも没落貴族ですよ!
財産こそうまく残したものの、私の祖父がものすごい浪費ぶりで、実質そこで全て終わった感じです)

華やかさと翳りのあるこの世界観がとても良かった。そしてフルートの曲が文章からは聞き取れない、これが気になってい仕方がなかった。


東京と、もう一つの舞台が
兵庫、淡路方面に出向いている。


淡路島のあたりに大きな橋がかかっているけれど、当然戦後のあの頃はその橋がないので
船で渡る描写などが見られた。

これも今の時代の人間には新鮮味があり良い、

物語は
この没落上流階級の家系に起こる連続殺人事件。
複雑な因果関係。

銀座の天銀堂(宝石店の名前。とても平成を生きる我々からはビックリするネーミングだがこれが昭和22年では当たり前とされたのだろう)

椿元子爵の失踪、そして自殺

悪魔が来りて笛を吹く

椿元子爵の屋敷に住む
椿元子爵の妻あきこ(どこか変な愛欲に溺れる美女)
一人娘の 美禰子(19歳)
椿家の屋敷は戦災を免れている

ここで焼け出された
あきこの兄一家、あきこの叔父である伯爵と妾の菊江と言う美女

これらが集まって暮らしている

自殺した…と思われる椿子爵が実は生きていて笛を吹き復讐に舞い戻ってきたかのような描写が
なんともダークファンタジーで良い。

主人公は金田一耕介。
でも他にヒロイン級、メインに描かれるとすれば美禰子。
19歳のこの元子爵令嬢だが
私が読んできた横溝作品のヒロイン格としてはかなり珍しいタイプの女性。

他作品のヒロインやその他の女性は
絶世の美女や…とにかく絶世とは行かなくても美女が多い。

ヒロインともなれば絶対。
しかしこの物語のヒロイン
元子爵令嬢と申し分のない身分だった19歳の美禰子は、ななんと!!
不美人なのだ!!!
イカツイらしい。19歳の少女が!子爵令嬢が!

その母親は横溝作品の定番と言える妖艶な美女。
また美禰子の母の叔父さんに当たる伯爵の若い愛人、菊江も美人。
召使いポジションの女性さえ美禰子よりは容姿がいいと。
そんな美しくない19歳の令嬢がヒロイン格という前代未聞の横溝作品(わたしが読んできた中では)
しかし、美禰子、強いっ!!!
強すぎる!!!

芯の強い美女ヒロインは今までにも登場している。が、彼女らは良い男性が現れ守られたり…やはりお姫様格なのだ。
王子様に守ってもらえるのだ。

しかし、美禰子には何もない。
親戚の母の叔父や母の兄などの家族に乗っ取られるように敷地内に住まれ
優しかった父は自殺し
母は色狂い(定番)
貴族階級も戦後、GHQにより剥奪。

そして起こる殺人事件…傲慢な親戚…
彼女の顔の美しくないと言う描写が沢山出てくるが
私は内面から、芯から強く美しいと思った美禰子。
言葉使いから元子爵令嬢としての誇りと気高さ、そして不安に押しつぶされそうなこの連続殺人事件の中で気を強く持とうとする意志の強さ。
本当に素敵っ!!!
彼女の気持ちは本当に押しつぶされそうだったと思う。
その連続殺人事件に見え隠れする父の影。
父の作曲し演奏したフルート、「悪魔が来りて笛を吹く」が流れ、父によく似た姿が度々目撃され、美禰子自身もそれを見ている。

どんな気持ちだっただろう…。

最後はさらなる追い討ちのように周りの命が奪われていくが、彼女を守ってくれる者は居ない。
それでもイトコや叔母を励まし、強く生きようとする心。

彼女自身が男の様に強かった。

一方で金田一耕助、こちらはこの作品では最初から出てくるのでファンも楽しめると思う。

東京と神戸やらの方で事件が起きるため
等々力警部と磯川警部とで両方出てくるのだ。

いっぺんに出られるとどっちがどっちだか混乱してくる
いつもは片方に偏ってるのにぃっ!!

なんて思いながら読んだものだが

やはり横溝正史最高傑作と言われるだけの作品だ。
八ツ墓村もまた同じ。
悪魔の手毬唄はDVDでしか見てないけれどあの作品も大変良かった!



悪魔の寵児

2015年07月10日 22時46分03秒 | 
今回、図書館で借りてき金田一シリーズはこれ

「悪魔の寵児」


簡単に作品紹介
胸をはだけ、乳房をむき出しに折り重なって発見された男と女。

女はすでに生き絶え、白い肌には不気味な死斑が浮き出ていた……。

情死を暗示する奇妙な挨拶文を遺して死んだ美しい人妻。
不倫の恋の清算なのか?

闇行為で財を成した実業家の周辺に次々と起こる猟奇殺人事件

亡霊のように現れる〈雨男〉
消えた死体の謎とは!
裏表紙にそう書かれてました。

前回読んだのが
犯人が意外過ぎる(誰もわからんよアレは)「夜歩く」

だったため、この本も一通りの人は疑いの目を向けましたよ

しょっぱなから三ちゃんに疑いの目を向けていたくらいですから。
だって、 夜歩く を読んだ後なだけに。


ただ逆に疑いの目を向けなかったのは
種子、黒亀。
あからさまに最初っから怪しげにしてる奴は大抵違いますからね

そんなわけで今回は犯人の目星として2人の人物に狙いを定めて読んでましたが
1人は当たり!
一番最後にわかるのは
やられたっ!また犯人のトリックに引っかかってしまった!

途中で名前が出てきた澄子さん
やはりそのポジションだったのですね、これは察しがつきやすい


さてこの作品
評価はかなりわかれるようですが
私は面白く読めました!

評価はわかれるものの
検索すると大抵書かれているのが

エログロ。
エロい、グロい
これはどの方も思いっきり書いてました。

が、そうかなぁ…
私は別に何とも思いませんでしたが。

「三つ首塔」もそうです
あれはポルノ小説だ!
と書かれている人も多かったのですが
特に何も思いませんでした。

刺激に慣れてしまってるんでしょうか

金田一シリーズは話に引き込まれるので
どんどん読めてしまいます!!



次は何を借りようかな


……さてこの本
ゾッとする本でした。
背筋も凍りつく…トラウマになってます。

本の内容はみなさん、エログロエログロ言ってますが
私は別に…

ただ、それ以上にこの借りた本その物が恐ろしい代物でした。ええ。

最初に読み出した際に白い細い物が挟まっていたんです。
上にひょっこり出ていて。
サッと取り除いたけれど
かなり細くて見えにくいものの
短い白髪のような…

わからないけれど、そんな気がした……
気分悪くなったけど
そのまま読んでいくと
また…
今度は下から出ている白髪のような短い……

弱々しい毛根つきで確実に人の毛髪!
白髪っ!!!

もうっ!!!
気色悪いっっっ!!!
誰だよ!!!何してくれてんのよ!???

そんな事があり
模様替えしてお気に入りとなった自室に持ち込む事も出来ず
もっぱら会社帰りの電車でのみ読書しましたが

電車の中で48ページにまた白髪がっ!!!!

そして50ページにも白髪っ!!!!
いやぁああああ呪われてるっっっ

その先に今度は黒くて縮れた毛

誰だよこれ!!???
どーゆー読み方してんだ!?
あるいは、どーゆー管理してた!?

この本の過去、考えたくないけど
考えなくてもゾッとさせられます。

恐ろしい…!!!

どんなにゾッとするだの怖いだのと言われる本を読んでも
なんだ~大したことね~~

としか思わなかった私

さすがにこれは恐ろしく、ゾッときた!!!!!
ゴミ箱の上でパラパラと一生懸命やったけれど
それでも出てくる毛!

本に触った後は手を洗うまでどこも触れない
ページめくるのが怖い

そんな本でした。
だいぶ状態が古いけど
他の本借りるのもちょっと怖いなぁ……



では最後に
一言感想感想


金田一シリーズでも指折りの残虐性と言うことで
犯人の人間憎悪、侮辱がありありと出されていると作中でも読者からも犯人の残忍性が指摘されていました。

あまりの残忍さから悪魔の寵児と命名されたわけですが

残忍さ…
私は…そうかなぁ、皆さんが言われるほど
そうとも思えません。

犯人の気持ちわかります
自分がこの人の立場なら…
こうなるよなぁ犯人は精神異常者ということになっていたけど
私からは正常かと…。

残忍な人間憎悪侮辱、悪魔の寵児なら
そうさせたモノこそが本当の真の悪魔では
ないだろうかと。

今回の犯人は意外性のある人物でしたが
私はお気に入りの人物でした。


賛否両論の作品の為
オススメしないって書く方もいるので私もあえて進めませんが

気になっている方へ
私は面白かったです。
金田一耕助の出番は少なめ、活躍はあまりしません。そこはご覚悟を。

金田一シリーズ読み慣れていない方は
昭和20年代、戦後間もない時代から昭和30年代と言うことを頭にしっかりおいておかないといけません。

犯人たちの犯行錯乱の巧妙なトリック
今の時代では全く通用しない、当時ならではのテを使ってくるので

最近の鑑識なんたらとか刑事物のドラマやらをよく見ている方は頭が混乱するかもしれませんが
ここでは半世紀前の時代の物です。



以下、簡単感想
犯人が書かれてますので
まだ知りたくな方、全部読んでいない方は
ここでお帰りくださいね。






以下、ネタバレ注意































早苗に関しては最初の時に

!???

と思いました。
美樹子が殺害されたあの緊迫した状態で
1人、美樹子の帯締めがない、どこかで解いて…そして殺害されてここへ肢体を運ばれたのではないかと発言した時

他、3人のマダムは当然ビビる中で
早苗、自身の兄も一緒に三樹子と無理心中的に
倒れている状況で
普通そんな若い子がとっさに冷静な判断が出来るのか、
無理心中を装った偽装で兄は巻き込まれた!

なんて頭が回ってスラスラと喋る辺りが
なんとなく引っかかる。

早苗は清純な大人しいヒロインのお嬢さん的ポジションで書かれていて、しおらしい。

金田一シリーズはまだ読んだものは数冊だけれどこの手のヒロインポジションはたいてい

もー少し芯が強い女性と感じることが多いが

早苗は今回、三太をやや主役ポジションにして描かれた作品。

三太が行動派で自信家のため
早苗はやや強調されなくても それはそれで良さそうだけど…

しかしやはりあまりのこの
虫も殺せなさそうな兄思いでいたいけな
清純可憐な早苗に
女の私は 実はこいつも パパの愛人では!?

そしてパパと早苗の2人が犯人で
パパの愛人たちを侮辱的な死に様を世間にさらしていたのでは???

と考えながら読んでましたが…

半分あたり、半分はずれの
早苗犯人、パパ犯人ではない。でした。

もう一人の犯人は最後の最後までわかりませんで、これが一番びっくりさせられましたが

他の読者さんはきっとまず可憐な早苗が犯人ってことに驚かれたのではないでしょうか
特に男性読者さん。

早苗の兄、宏

作中で自身が犯人の疑惑から避けられる様
様々な自虐的トリックで見事に切り抜けてましたね
私もすっかり騙されました。
最初の方で少し疑ったものの…
やはり連れさらわれたりと色々と危険な目にたくさんあいましたが…

しかし殺されるのかと思いきや
いつもギリギリで生きている!

あまりに可哀想で、またこちらも妹同様に
清純可憐な早苗の男版といった
儚げな画家…というのに騙されました。

私はやはり女!

女だからか早苗にはいくら清純可憐ぶりをつきつけられて、いじらしくしていても
疑ってかかりましたが
やはり女!!!

宏には騙されてしまいました(´Д` )

善良で弱々しくもいじらしい
可憐な印象の優しく仲睦まじいイメージの
石川兄妹 宏と早苗

残忍な悪魔ゆえ、自身らを誘拐させてみたり
世間や警察の目から消え
犯行を。なかなかのものです宏!

しかし宏が残忍な悪魔ならそうさせたのは
宏の実の父親
風間氏。
女中に子を宿らせ
女中は子を出産してから自殺。
子供は宏。

風間は出世がしたくてその女を捨て
種子と言う醜女と結婚。大出世し
そして離婚

その後は美しい人妻、三樹子を妻にし
公認妾3人のマダムに隠し愛人

とんでもない50代イケメンオヤジです。

この男、自身の妻、それから愛人らが
続々と屈辱的姿で他のパートナーつきで
殺されていく、その被害者をどこか冷たい目で見ていたこの男

ラストそいつはハッピーエンドっぽい終わり方に思いましたが
自分の愛した女たちを続々と奪い殺されて
なおもシッカリと自信を保っていたあの男の方が私には余程残忍な悪魔です。

今回の犯人の生みの親なわけですが

宏が精神異常者をきたした残虐性を持つ悪魔の寵児なら

それの実質親であり
彼をそうさせたのがまさにこの風間。
諸悪の根源はコイツなのですねぇ。

今回の話、金田一耕助の出番は少なく
活躍もあまりありません。

三太という若者を中心にして描かれてます。
三太は若さにまかせてよく動いてました。

人間らしくて読んでいてスッキリする人物でした。
三太には可哀想な結果でしたが


この作品は賛否両論と言ったところ。
ネタバレしちゃったんで
読んでね。なんてここで書くのも変ですから
こんな流れでしめます。

金田一シリーズ・「夜歩く」

2015年06月28日 16時59分58秒 | 
先週、また金田一シリーズの本を借りてきました。
夜歩く


これは…うーん…
感想とか聞けませんね、ネタバレしてしまいそうで。

作中でも、この事件は
単純ではなく、もっと深い綿密な…

と、主人公も金田一耕助も言ってましたが

その通りで。
一言だけネタバレしないように感想を書くと

「そうきたか………」

です。
最後がちょっとショックな感じですね。
どんでん返し的な。
犯人には驚きましたね。
ただ、どうりで…アレが無いと思いました
こう…たいていは あるんですよね

三つ首島、八つ墓村、と同様に主人公が事件の事を後から書き綴っていく形式のもの。
(女王蜂はどうだったかなぁ…)



今回、夜歩くの主人公は売れない探偵小説家。
なので三つ首島や八つ墓村の
いかにも 起きたことを思い起こし書いていくよ!
と言う形ではなく
もう完全にしっかりと主人公が書いたというよりも小説!!!
となっています。
それだけにやられますね、さすがは売れないとは言え、探偵小説家!

三つ首島、八つ墓村、多分、女王蜂も
主人公が事件に巻き込まれ
逃げたり恐怖したり…そんなドキドキ感が面白いのですが

この 夜歩く は
そう言うのがありません。

事件は起きていきます。
ただ、この作中のお家関係でドロドロしい何かは感じるものの…

主人公はお客として来たばかり。
そこで次々と事件が起きていくので
自身が命を脅かされるような恐怖的なドキドキ感、不安といったものが無い分が
少し物足りなさを感じるものの

事件の突飛さ、生々しい残虐さから
退屈はさせないでしょう。

売れないとは言え、さすが探偵小説家。
書き方が上手いです。


ただ、背景がおそらくは戦後 間もない頃と思われる。何年とは書いてないけれど
金田一耕助がこの事件の後のかえりに八墓村の事件に絡む感じらしいので
(たしか八墓村読んでいた時位そう書いてあったと思う)

だいたい昭和25、26年あたりと思われる。
首無し死体の殺人事件が今回の趣向。

これ、今の充実した現代ではDNA鑑定ってので もう一発で話が終わってしまう。
まったく話にならないのだが
これはこの当時、昔のお話なので
昭和初期、戦後数年と言う時代を頭に入れて読まないといけない。




あと、少し違った視点から。
男同士のそう言った描写は一切ありませんが
そう言うのが好きな腐女子のお姉さん方が
喜べそうな妄想できる要素が多くあります。

探偵小説とか興味なくても腐女子のお姉さん方にもオススメできる作品です。

*いえ、同性愛的な描写も、それを思わせる物も一切ありませんよ!!
ただ妄想好きな腐女子のお姉さん方なら
色んな妄想が出来るだろうと…そう感じて読んでました(⌒-⌒; )


夜歩くの犯人、このブログの1番最後に書きます。
ネタバレが嫌な方は一番下は見ないように!

あと、こちらも借りてきました。

ベルギーの本です!
私が秋に行く予定のブルッヘ(ブルージュ)
の歴史や美術などが。
メムリンクなど、パラパラと見てた時に発見!

こちらはこれから見てみます!

それでは
ここからかなり下の方に
夜歩くの犯人を書くので、知りたくない方はここで お帰り下さいね。








































夜歩く

他の三つ首島や八つ墓村、たしか女王蜂も…
と、同様に
金田一耕助とは別の

主人公が事件を振り返り物語の語り手として書き綴った形となってまして
(女王蜂は書き綴ったわけではないかもしれませんが、主人公が金田一耕助ではなく
1人の主人公の女性がいます)

彼ら、事件に巻き込まれ
身の回りで事件が起き、犯人と疑われたり、危険な目にも合い

そう言ったスリルと恐怖もリアルにありますが

この夜歩く は主人公が直に恐怖と直面することがありません。

不思議で奇妙な事件が起きていく。
すぐ近くでありながら
この主人公にそれが振り返る様子は感じられないがために安心して読んでいられる。

直紀という友人とずっと行動を共にしているが

腹の底では信用しきれず、お互いに気を許せない…という気持ちもある(腐女子の方には美味しい妄想が出来るほどに作中、よく一緒にいる)
しかし、売れなくとも探偵小説家!
自身の推理からこの事件が
そう単純では無いと見抜く。

そして常に一緒にいる事の多い直紀

彼がだんだんと怪しくなる
直紀を意識する

アリバイ工作など色々と考えても
直紀に実行する理由と 実行するさせるだけのタイミングがある…

すぐそばの直紀にいつか殺されるのでは?
との緊迫感が伝わってくる部分が
事件の残虐さ、突飛さが他の主人公が語り手となる
自身も危険に会うスリル感、不安とで読み手に緊張感を持たせるそれを補っている。


…どうりで この主人公は自身に身の危険が降りかかる事がなかったか…
客だからと疑われる事もなく
推理まじりに話しを書いていく…。

犯人はまさかの主人公ってオチ。

やたら犯行あやうくなっていた直紀、
その直紀と常に一緒にいたわけだから
この主人公にも十分な行動できるタイミングがある。
が、主人公の為に読者にも全く疑われない!

上手い具合に犯人を別へ反らせる小説として書き上げていく。

最後に動機について
因縁的な物が書かれている。

最後の方まで直紀に目が向けられるように書かれて
どんでん返しを食らう結果となる。

どんでん返しの前まで主人公が好人物的だっただけにショックをうけた。

やられた!というのが今回の感想。
まさか主人公とは!


ハつ墓村

2015年06月13日 13時03分25秒 | 
日曜日に図書館で借りてきました
八つ墓村



横溝正史は大好き!
とか言いたいですがまだ
そんなに読んだわけではなく

三つ首塔
獄門島
女王蜂
犬神家の一族

あと本ではなくDVDで
悪魔の手毬唄 を。

去年の夏ぶりの読書ですが
やっぱり面白いっっ!!!

そんなわけで
金田一と言ったら
あるいは横溝正史と言ったら
八つ墓村!って程 誰でも作品名くらいは知ってるだろう作品ですが
私は今更ながら読んだことはなく
今回やっと読みました。

思い描いていたのとだいぶ違い
想像では
戦前の昔、岡山方面の田舎の農村
夜這いなどの風習の残る陰惨とした舞台で
主人公が頭に懐中電灯つけて32人程殺していく話だと思ってましたが

全然違いましたね。
元になっている、あの悪名高い32人殺しの事件はあくまで参考にした程度で
それらしき事件背景はすでに起きている…
そういった前提で物語が始まります。

有名な作品でしょうけど
これから読む方がこのブログに行き着く可能性も考えてネタバレになるような事は書きませんが

描写は三つ首塔によく似てました。
主人公が金田一耕助では無い
別の主人公が後に事件の事を書き残した文体の視点で書かれている点、
自身の周りで度々起こる殺人事件、
冒険物っぽい部分などが
三つ首塔を思い起こしました

岩井志麻子作品の
夜鳴きの森
これも背景は同じ32人殺し事件からとっているようですがらこちらの方は
悪風習の色濃く残るどんよりと嫌なドロドロしい田舎の農村背景の物語と感じますが

八つ墓村もそう言ったものと思って読んでみると
全く違った印象。
昔の農村にある呪われた事件歴史、それを祀る言い伝え

大きな屋敷を仕切る
双子の老婆、小梅様、小竹様の
主人公を欺いて深夜に部屋へやってくるその様子など

恐ろしさや不安を感じさせつつもその描写が実に幻想的で美しく感じる。

知りもしないのに懐かしさを感じさせられる
そう言った描き方に感じ
気分よく読めた。

主人公の事に関しては読者もわりとすぐに予測がつくと思う。春代の最初の態度から。

犯人に関してはもしや…とも思うけれど
作中の人々同様に私も犯人の罠にはまり
別方向へと意識を逸らされた。

この作品全体から感じたこと
やはり女は強い!いざって時に強い。

春代に関してはこれ
春代を主人公にして少女漫画化したら絶対ヒットしそうだな!と思う。
儚くて悲しいけど、それでいて後味の悪さは感じさせたない彼女の最後

自分的には春代がヒロインでした。
でも春代がまさか犯人と相打ち…とは
最後の最後に驚かされました!!!

そんなわけでネタバレにならないよう
あまり感想などは書けないけれど
怪奇じみた描写が幻想的で美しく感じ
楽しく読めました。

知恵袋なんかでは
この作品の背景がわからないとか
内容が難しくてわからねー的な質問が多かったけれど
別に何も難しいことは無く
普通に理解できる話です。

もちろんそういった質問では回答者が簡潔にわかりやすく物語の説明、背景の説明をしても

ピンとこない

なんて返信しているから
おおもと理解力に問題ありな方なのでしょうが。

楽しめる作品なので
まだ読んでいない方、難しそう…と思いとどまってしまった方は勿体無いので是非読んでもらいたい作品でした。


金田一と言えば
以前、イトコと電車に乗っていてどういった流れからか私がその話をしだした事がありまして。

私がいとこに
「金田一知ってる??」
「知ってる知ってる」

と言うので 意外だなと思いつつも話をしたのですが

「その話は知らない」と言われ

「どの作品が好き??」
と聞いたところの

「首無しライダーの」

?????首無し…ライダー!?

首だけってのはあるけど
首無し…???ってか
ライダー!?

話を聞いているととても昭和初期の時代背景の金田一シリーズに出てくる雰囲気では無いと感じつつも もっと後の…まだ読んでない作品かと色々考えてイトコの話を聞いていたけれど

最終的に私が言っていたのは
横溝正史の金田一耕助の作品

イトコは
金田一少年の事件簿の話でした!

互いにズレていた!!!
何て事がありました。