ちょっと前に後輩の兄ちゃんが「オレ、なんか言わなきゃよかったって思うことがあって」というので話を聞くと、上司に「上に立つ人は仕事してやって見せて欲しいんですと言ったらその上司にばっさりと”今どきそんなのは流行らないんだ“と言われた」ということがあった。
たまたま別な人がまた同じようなことを言われていたんで「逆に流行ってなんでしょうか。身内のピンチに空気を読まないことが流行でしょうか。そこまで行くと感心すらします」そういうとその人は大笑いした。
人の神経を逆なでしていても自分がよければいいという人は結局それまでのしがらみから切り離されるものだ。
誰からも信用されないし、心を開いてもらえなくなる。
それでもやっぱりまわりに遠慮してまで我慢したくないと思うのが自己中の集大成だろうけど、その人のために我慢する人だっているわけだ。
自分は良いけどまわりはダメというやつ。
そう言う人はお金持ちだろうが、頭がよかろうが、地位や名誉を持っていようがとんでもなく不幸なやつに見えてしまう。
昨夜「わかっちょって欲しいとよね・・・」の一言から2時間くらい仕事の話しをしていた。
これは言ったらマイナスだねってことも正直に話した。
言うだけのことを言ったのか言わないのかただ思いつく限り必死で話しをしたような気がする。
だけど全くすっきりとしない。むしろ悲しい気持ちになったくらい。
朝、どーんとしていた。
戦うだけ無駄という私らしくない感情があった。
聞く耳がないってのはある意味見えない暴力なんだな。
落ち込んだって程じゃないけれど、「あ~お金ってこんなにも人を変えるんだね」って気分になった反面、ぶれない人がどれほどかっこいいかも思った。
ぶれない男。
非を認める大人。
あるとき先輩が「力が強いとか、気が短いとか、思ったことを口に出すとかそんなのが強いんじゃない。一番強いのは頭を下げられることなんだ」と言ってたことがある。
昨日の私はその正反対を体験していた。
「オレは知らなかった」
心底どうなのよそれ・・・と思った。
他の人から少し前に似たような話をされて、その時に私は「オレは知らないって言ったって甘んじてうけたからには共犯なんだよ。いなくなった人のせいしちゃいけなんだよ。そんなこと言って逃げるなら、自分の立場を捨てて欲しい」と言った。
その人は黙っていた。そういう言い訳を自分もしていたのかもしれない。
話しをするのも嫌になる人っている。
同じ空気を吸うのも嫌になる人っている。
でもそこまで嫌になるのは、たぶんそれまで本当に信じていたからだ。
それまでずっとわかってくれる人だと思っていたからだ。
それが実は全然心になんて届いていなかったとわかったら、それまでの月日がなんだったんだという気持ちになる。
信じて慕っていた心を一瞬で破壊する。
たとえ悪気がなくても、たとえ本当はいい人でも。
いろんな話しをして、いろんなことを相談してきて、だけどそれが全く伝わっていなかったと感じたら。
その時間が長いほどなにかが抜かれていくようにへこんでしまう。
そしてその後、望まなくなる。
それほど信頼していたからなんだ。
こんなにも人の話を聞いていない人がいるだろうか。こんなにも自分のことしか考えない人がいるだろうかと思うと「本当はいい人なんだ。悪気なんてないんだ」といくら思ってもそれすら逆にたちが悪いと思えてしまう。
私はまた戦ってみようという気持ちになるだろうか。
わかって貰おうと努力する日が来るのだろうか。
今はとにかくへこんでしまったな。人に負けないという気持ちは悪い方へも働くんだ。弱いものと強い物を作ることがある。
ぶれない大人。私はぶれない大人でいられるといいな。
私はあるブロックの代表をしている。
私のような立場の人はほかに二人いる。
はじめに任命されたとき、なぜ投票じゃないんだろうと思った。
そういう疑問のつながりはずっと続いた。
最近、社員への報告を兼ねて説明会をした。
それがびっくりするほど反発を招いてしまった。
だけどそれがうれしかった。
私は最初から疑問を持って会議を進めていた。
その疑問をずばりとみんなに突きつけられたからだった。
私が腑に落ちなかったことを、それでよかったんだと思った。
みんなから「何か毒でも飲まされたのか?」といわれた。
私は何度も何度も「みんなに話してよかった。本当にはっきり言ってもらってよかった。」と言った。
私は大きな思惑に乗せられていた。残りの二人もそうだった。
私たち3人は自分たちが持っていた疑問を再確認して、改めてその思惑に乗ってやろうということにした。
みんなは私たちのマインドコントロールを解いてくれた。
その上で改めてその計画に乗ってやろうということにした。
ある人は法的側面から全部調べてくれた。
私が抱えていた疑問は間違いじゃないと教えてくれた。
ある人はその計画を詳しく調べてくれた。
私は考えを切り替えることができた。
懇々と砕いて現実を突きつけられながら私は自分にかかった術をみんなから壊してもらえた。
そして悶々と思っていた疑問が、私自身潜在的に抵抗していたんだと思った。
初めての経験だ。マインドコントロールされるということが。
しているほうも自覚がないんだ。
わけがわからないことを強く信じている人が浮世離れしながらもキラキラ幸せなことを振りかざしてくる。私はうまいこと気がつかなかった。
こんな風に身近に、びっくりするほど自然に、人の脳はコントロールされるんだとつくづく思った。
みんなに「負けちゃだめだよ」と言われた。
今度から「思惑」を理解したうえでその計画を知ろうと思う。
そういえば、一緒に働いているみんなのほうがずっと真剣でがんばっているってことを私が一番知ってるんだった。
職場で気分が顔の出る人がいる。
特に男性へ。
今日、上司たちが何か言われたらしくて「聞いてよ・・・」と言ってきた。
どうやら冗談が通じなかったみたいで、何かあきれたように笑っていた。
私も別件で話しかけることがあったんだけど、後悔することになった。
で、「今日はたまたま機嫌が悪いんでしょうよ。私にも突っかかるから。あんまり気にすること無いですよ」と上司に言った。
なんなんだろう。そうやって表に出すのって。
私が表に出すときは相当むかついているときだけど。
上司はいつものことだと言いながらも自分が必要以上に詰め寄られたことが納得行かなそうだった。
私も詰めよりはしないけど相手にしないって言うのはある。
相当地雷を踏まれたときなんだけど、共通しているのは「あ。しゃべり方変な人」っていう相手。
そのうち無視してしまう。
結局はそうしないとまた傷つくからだ。
初めのうちはどうしてそんなこと言うんだろうとか考えているけれど、リミッターを超えることがあると近づかないようにする。
うちの上司をしゅんとさせたその人に、私はそのうちリミッターを超えるだろう。
そうなると自分でも自分がやっかいだ。
私もwebの仕事にも関わってもう3年目。
もともと前の会社でもHPを作ったりしていたから知らないわけじゃなかったけど、この3年あまりで視力がだいぶ下がるほどの関わり方だ。
ソーシャルってどんどん変わっていきながら新しい物が生まれている。
私が関わるサイトも、最初とだいぶイメージが変わってきて 私もパーツとしてみるようになった。
関連しているネットワークを使ってお互いが共存している。
私はどの業種だってこれから先、競争じゃなくて共存だと思う。
宇宙といっしょ。止まっている星はない。
止まったら存在できないからだ。
止まったら大きな星の引力に引っ張られて飲み込まれるからだ。
共存するためには止まらずにいることだ。