ちびたの日常

のんびり息子と猫たち&イギリス人ハニスケと

建築家になって

2024-05-08 | 私のお仕事(本業)

建築家と言っていいのかわからないけど、学校へ行き資格を取って現場監督になりそれなりにキャリアを積んでこの世界に飛び込んでから以前の仕事の半分の時間と力で高速人生を進みつつある

いろんなことがあってまさかこんな日が来るとは思わなかったけど、この仕事が好きだから多分転職なのだろう。

家を作る日が来るとは思わなかったけどこれまでかかわった建築物を通して人の人生を考えることが多くなった。

それぞれみんなのことを覚えている。どんな話をして家を建てたか、どんな会話をしたか細かく覚えている。

いつもドキドキする。毎回よりいいものを作ろうと思う。

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建築を通して

2024-05-04 | 私のお仕事(本業)

数年前から建築の仕事へ転向してからというものモノ作りという意味では同じことですがいろいろと覚えることが多くて大変でした。

特殊印刷でのスキルはほとんど意味がない。でも全くでもない

 

そんな感じですがそこそこ責任のある立場にもなりいろいろなところからのご相談も受けるようになりました。

私が特殊な家しか作らないという理念で仕事をしているのでその変態ぶりを買われたんでしょうけどね。

 

これからそちらの方面もブログに書いていこうかな。

 

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2024燃って書いてみる

2024-01-28 | 私のお仕事(本業)
母が入院してから私の人生はまた大きく変わりました。
ほんの1年前には想像もしなかったこと。
おととしの私は、人生でベスト5位くらいに入るほど落ち込んでいたかもしれない。
母の認知症と私が体調を崩したこと。

怒っているのか悲しいのかさっぱりわからない。

そんなこんなで自分が何に困っているのか説明ができないような状態でした。

母が完全に入院してから自然と自分を取り戻し、去年は建築関係の学校へも通い、そして現場監督になる試験にも合格

そういう成功体験が私を強くした

相方のポールともお互いの親の話をしたりして、何よりポールは私が思っていることに寄り添おうとしてくれる。
そういう人が一緒にいてくれて本当に神様に感謝だ。

コーヒーを淹れただけで「素敵なコーヒーをありがとう」と言ってくれるこの人に私は衝撃を受けたけどポールは別に当然のことという反応をする。

私たちがこれからもお互いのことを尊重しながら大切にしていけるように努力したいと思う


今年は長年活動しているジオパークについてもしっかり固めていこうと思う。

去年、井村先生から話をいろいろと聞いて私にできることって何だろうと思った。
みんなを支えられるような人になりたいと思う。
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商品を開発するときに思うこと

2022-06-25 | 私のお仕事(本業)
ジオパークの中では商品開発は開発することだけがジオパーク的ビジネスではない。
そんな感じのことは以前からよく話しているけど同じチームの中でもそれが理解されていないので良く意見が食い違う。
私がよく直面する問題は目先の利益を追う人たちだ。

ジオはどうしても両方の側面を気にしなければならないけれどどちらかというと長期的成長の方が大事だったりする。

そこの部分を忘れてしまって早く商品を作れとか、相手の成長を無視した自己中心的な考えで行く人たちというのはそもそもジオパークには向いているのか?ということになってくる。

知名度がないとかあるとかそういうことが問題ではないことを最近では理解できるけど、全くないのも困る。
結局は知名度はある意味必要で、まあこれは概念なのでエシカルやフェアトレードに知名度が必要か?というとちょっとそれも違う。
それと同じでジオパークも知名度が必要か?というと本来の目的を知っている人はそうではないというだろう。

参加する一般人からすると身動きが取れにくいので知名度があってほしい。

ただ先に言っているようにフェアトレードに知名度がないからやらないとかやるとかそういうことなのか?というとちょっとそれは違うようにして、「賛同しているかしていないのか」ということなのだろうと思う。

ジオパークはジオ的側面「切り口を見出す」という新しいものの見方を持っている状態で、わかっているときといないときでは目の前の景色の受け止め方に違いが生まれるのだ。

そこに一房2000円の葡萄があり、それを葡萄として平均的な値段ではないと思うのか、ジオパーク的にストーリーを知っていてその金額に納得できるのかはだいぶ受け止め方が変わる。

その他景色についても、その景色が「なるほどあの火砕流があったからこの滝はこのような形で形成されているんだな」と感じることでただの大量の水が落ちる場所から奇跡的に生まれた場所だと変化する。

ビジネスモデルにすることはただ作ったのかどのようにして作ったのか、ただ何かお金を使って施設を作ったのかお金を地域の底上げに使い住民の力をパワーアップして作られた観光地なのか、そういうことで持続可能なやり方がどちらなのか明確だ。

何かを無駄に消耗したわけではなく、誰かを置き去りにして一発屋のようなやり方をしたわけでもなく、日々の生活を次のステージにシフトアップすることで結果生まれた利益であれば鍛えられた人々は何かに依存するわけではなく自主的な活動結果によってサイクルを作ったことになる。
それがジオパークの求めるものということだ。

そんな取り組みは賛同しているかどうかということで、人気があるからやるとかやらないとかそういうタイプのものなのかは疑問だ。確かに流行りには左右されるだろう。でもそれは所詮乗っかってるだけのこと。
地球温暖化のように流行ろうが流行らなかろうがそういう問題じゃないということをわかっている人は自分の考えで参加する。

モノづくりや活動に関してもどこに比重を置いているのかは結構大切なことだ。
もしも自分たちの組織の名前が目立つような活動に意識が向いているならそれはどこかある一つの会社が儲かるだけを目的にしているようで、ジオパークに賛同して作られた組織は仕組みを作ることが会員を通じて地域に広げることと忘れてはならない。

モノづくりはたとえ試作品であってもそこには『資金』が必要だ。
タダで作ると思うのは大間違いだ。誰かの財産を使って作られるのだ。
それでも行って欲しいのであれば作ることが目的ではなく、企業はそれが世の中に出て巡回してくれることが目的なのだと理解していなければならない。ジオパークに賛同し、商品を開発して欲しいと考えるほど必要なことはある一定の知名度と
パスポートのように使える名前であること、そして受け止めてくれるジオ人口、ネットワーク事業としての口実だというところは育って欲しい点だ。
何かに投資することが何を望んでされることなのか忘れてはいけない。

立場によってジオへの賛同は微妙にニュアンスが変わるのだ。
フェアトレードやSDGsのようなことであれば自分の意思表示として賛同すればいい。

しかしそこに資産を持って開発するものが絡むなら望みのないことにお金を出すのは勇気がいるのだ。
お金とはただの紙だった本来の形を超えて人間の寿命を換金できるものとして存在する。

人は社会に貢献した時間を取っておいて後で使うことはできない。その時間を人々は換金してお札というものに変えることで時間を見えるようにしている。
そのお金を使うことは個人事業者なら投資、一般社員なら会社を納得させるという覚悟を持った取り組みなのだ。

だからこそジオパークの名のもとにある組織はすべて、賛同する個人や企業をサポートする存在でなければならないと私は考えている。
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過去にいった講座のメモ「企業向け商品開発セミナーの感想」

2022-02-28 | 私のお仕事(本業)
過去にいった講座のメモ「企業向け商品開発セミナーの感想」


先日、二日かけて商品開発セミナーへ行って来ました。



講師は販売戦略コンサルタント高峯由美さん。



自信でも化粧品会社で独立されていますが、商品開発や販売戦略で年間300件ほどの相談を受けている方です。



一日目は講話がメインです。



最初から痛いところを突いてきます。



『地方の商品が売れない理由』・・・・仕事柄こういう瞬間を感じることがあります。だけど売り主さんは一生懸命あれやこれやと手を考えていますよね。



まず、①価格がよくない ②認知度を上げる為に必要なお金や時間をかけない ③商品自体にお客さんを納得させる力を持たせていない ④作ることばかりで売るための流れなど具体的に考えていない







この様な原因をあげられました。見ただけでダメでしょと思いますね。でも残念ながらよくある話しです。



『開発に必要なもの』・・・・つまりは人間の手で、人間を相手に・・・ってことです。



①結末やある程度のレベルのイメージ ②マンパワー ③投資 ④そして諦めない執念です。



④番目が特に肝心なところですね。人はできない理由を並べるのは本当に得意ですから。







『売れていくもの』



食べものの場合は①素材感が出ている ②土地らしさ・人らしさ・会社らしさが詰まってる ③ストーリーがある ④わかりやすい







大丈夫という商品はない。いろんな人がいるようにいろんな好みがあるので・・・それは食べものに限りませんね。







今までうちの商品の中にもありますが、売れないものは漠然と作っているものが圧倒的に多いような気がします。



作れるから作ったとか、見たことがないしとか。惑わされるのは「最初だから」です。



ただ最初だっただけなんです。日本人の得意はカスタマイズだったりします。



息の長い商品達に備わっている大事なところは、早かったかというところより目線・ポイント・思いなのでしょうね。



消費という行為をシーンで分けるとすると『悩みや不便を解消する』と『快楽や癒し、幸せを与える』とになります。



誰のどういう欲求を満たすのかとことん考えてみるのもいいですね。







新しい市場を作った商品は強いということで例としてあげられたのが、服に穴を開けずに名札をつけられるクリップでした。私も持ってます。小学生の親にとって、可愛いと思って買った服に名札の穴が開くことは結構傷つきますよね。名札のつけ方が下手な子は生地を少ししか拾わないからそこに重さが集中してどんどん穴は広がります。



しまいには穴がいくつも開いたりして、それが合体したりして・・・



そんな思いをするくらいならちょっとお金を出して道具で穴が開かない方がいい。



でも最初売れなかったんですって。それがマスコミに取り上げられてから長期間No1の商品になったんだそうです。







じゃあマスコミを使えばいいのか???



じゃないんですよ。そりゃお金を払えば広告を載せられます。



でも見せたい相手によっては新聞なのか、フリーペーパーなのか、専門雑誌なのか変わってきます。



イベントごとならフリーペーパーでいいでしょうけど、理想的なのは『記者さんに興味を持ってもらえて取材して記事を書いてもらえる』ことだったりします。



記者というフィルターを介していることがただの広告より信頼性が上がります。



でもほっといたって記者さんは気がつきません。それにお金も時間もギリギリだったりすると広告すら限られたものになってきます。



そんな強い味方はプレスリリース。自分で仕様書を書いて新聞雑誌の会社へアピールするんです。



ダラダラ書いてはいけませんし、自慢話のオンパレードは捨てられます。



記者は初めて知ることです。商品の仕様、特徴とストーリー、そしてめざすイメージを書いて、できればFAXを送る。または市役所や県庁にある記者クラブボックスを使うとかプリントアウトを渡すようにします。



1回でヒットしないのは当たり前。今回の講師の高峯さんは毎日のように書いて雑誌の会社へ送っていたんだそうです。



プレスリリース以外にすごく参考になったのは値付け。



「えい!っとつけるな」と何度も言われました。



商品原価に見合った利益の計算方法など出てきたんですが、今回一番参考になったのは『チャネル』







どういう流れでエンドユーザーに渡るのか。間に入った業者によって利益は変わります。全体でどれくらい売れたのかというよりも、どこで売れたのかということで力加減がかわるんですね。



これは私のようなオリジナルを作っている会社には新しく入ってきた考えでした。







商品作りについて「これは人づくりですよ」と言われました。



斬新でいいものを発信する会社には自由な机があったりと遊び心がたくさんあります。



人は管理され続けると時間が過ぎればいいという気持ちが芽生えてきます。ディズニー社は会社の敷地に動物を放し飼いにしています。



人を創るということと思ったように動く人を作るのは違いますね。そう思うと人の能力を引き出す手助けも様々で、よかれと思っていることも的がはずれていたりして、器と勇気がある人のところに幸せの神様が来るんでしょうね。



商品の話しに戻りますが、商品を売り込むときにものだけ持っていっても不発に終わることがよくあります。



容器やラベルのデザインは特に大事で、新規のお客さんの足を止めるためには大きな影響があります。



デザインを考えるとき、デザイナーに「これのためになにかない?」みたいなのはダメ。



ここで活躍するのが目線・ポイント・思い なんです。



デザイナーだってプロとはいえ人間。人の頭の中をのぞき込むことはできません。







デザインのプロでしょと片付けるのはかわいそうです。



どの商品にもチャームポイントがあります。そこに気がついて欲しいと思うところがあります。



そして売られて手に取られてお嫁に行ってくれるために自分はどんな風にするつもりなのか。



我が子の良さを話すつもりで最初に頑張るところです。







我が子を見違えるように綺麗にしたら、今度はお披露目会場へ連れて行かなきゃいけません。



そこでは「うちの子はこんなにすばらしい」ということを伝えなきゃいけません。



ここで登場するのが仕様書。



仕様書は履歴書。バイヤーは仲人さんです。



自分以外の人の口を借りてエンドユーザーへ伝えてもらうわけですし、もしかすると説明してくれる人がいないかもしれません。



仕様書や品物の様子によってはバイヤーの一押しになって、嬉しい椅子に座らせてもらえるかもしれない。そうなると仕様書も見た目もいい加減にはできませんね。



二日目のセミナーでは仕様書とプレスリリースの書き方を実践しました。



モデルはおむつケーキ。宮崎で作って実際売られているものです。



中に入っているスタイは石巻市で頑張って復興しているお母さん達が手作りしたものです。



赤ちゃんの出産祝いでおむつはハズレが少ないものだと私は思っているので、何を買って良いかわからない男性などにはいい商品でした。



みんな思い思いのチャームポイントを探します。ネーミングもキャッチコピーも考えました。



話しながらその商品がどういう風に売られて、誰に購入されて、もらった人にどう思って欲しいのかどんどん出てくるんです。



そのうちおむつケーキは立派なストーリーと意味と価値を添付されました。



いつか「おむつケーキを送られた赤ちゃんは幸せになる」くらいの存在感ができるといいですよね。



今回、本当に人のモチベーション。人のやる気がどんなに商品へ影響をだすのかあらためてすり込まれました。



高峯先生ありがとうございました♪
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