9月29日付けの地方紙に、田辺 みなべ の食品衛生協会の会員さんが保健所の方に、放射線の影響について講習を受けたという記事があった。
そこには、健康に影響が出ると証明されているのは年間100ミリシーベルト以上だと書かれている。
つまり年間100ミリシーベルト以下は気にすることは無いというふうに受け取れる。
放射線の世界基準は、年間1ミリシーベルトだと、ネット情報のあちこちに書かれている、日本の基準も同じだったそうだ、それを超えるところは放射線管理区域として管理されなければいけなかったと書かれている。
3.11以後、何時、何故 日本の基準は変えられたのか、変更したという報道はあったのだろうか?
ここからは<引用>
放射線被曝は国際的な問題であることから、1990年にICRP(国際放射線防護委員会、NPO)を中心として世界各国が同じ規制をするように努力がなされており、現在では多くの国が1年1ミリシーベルトの基準を採用している。これによって海外旅行、ビジネスなどの人的交流、農作物、魚介類、および工業製品にいたる物品について被曝に関する安全性が保たれている。
<引用> ここまで
福島第一原発事故後、福島県の基準は、年間20ミリシーベルト以下になっているという報道はされている、和歌山県はそれの5倍までOKということになった と理解できる。
ということは、和歌山県にはすごい量の放射能が降り注いだのか、和歌山県周辺の魚のセシューム汚染がすごいことになっているのか、関東からも色々な食品が来ているので、細かいことは気にしなくて良い と理解しておいてください と言っているのでしょう。
とにかく、100ミリシーベルト以下の放射線は気にすることは無いというのが、3.11以後の日本のスタンダードだと、述べられている。
福島第一原発事故後、まともな議論もされないまま、なし崩し的に基準を緩めてしまって、国民の安全は何所へ行ったんだろうか、これで世界に信用されるのだろうか?
田辺市やみなべの梅は健康食品というアピールで売られていると認識しているが、年間100ミリシーベルトという、世界の多くの国が採用している基準の100倍もダーティーな基準を採用して、健康食品と言えるのだろうか?
また、世界遺産に登録されている 熊野古道のアピールの脚も引っ張りそうだ。