北海道旅行1日目

今年の夏旅行は3泊４日で知床、摩周湖＆屈斜路湖、釧路湿原をレンタカーで巡る旅、飛行機も宿も全て個人手配で計画しました。
2ヶ月前から練り上げたプランでしたが、今回は波乱の幕開け・・・
前回書いたように、クータの不調により当日朝まで中止を迷いましたが、熱の方は前日に下がり、食事も少しずつ摂り、本人が「気分も良くなった。お腹の調子もそれほど悪くない」と言うので、旅行決行することに。
ですが、これは本人の強がりで、下痢の状態はかなり悪かったようです。

羽田空港6：55～女満別空港8：30の飛行機で北海道へ。
我が家は早朝の便がお気に入りです。この日は首都高で事故渋滞がありましたが、それでも1時間で空港着。車だと大荷物も楽です。

ネットで手続きも事前説明も済ませたレンタカーは受け渡しもあっという間で、9時にはドライブスタート。
まずは、空港のすぐ近くにあるメルヘンの丘へ。

映画やCMのロケ地ということで、とても絵になる風景。
白いのはジャガイモの花で、ちょうど満開の見ごろでした。

そこから初日の目的地、知床までは2時間ほどのドライブ。
知床半島の入り口で迎えてくれるのは、日本の滝100選に選ばれたオシンコシンの滝。
水しぶきがかかる間近で見ると、とても迫力があります。


その後、まだお昼前でしたが、宿泊予定のホテル「知床グランドホテル北こぶし」に向かいました。
強がっていても、やはり気分が優れないクータ。
ロビーのソファーで2時間ほど休ませてもらいました。

少し気分が回復したクータ、楽しみにしていた知床の名所だけは・・・と観光に出発しました。
自然センターからシャトルバスに乗って40分。一般車両の通行が規制された奥地にあるのはカムイワッカ湯の滝。

湧き出る温泉が滝となり渓流となって流れています。
数年前まではお湯につかりながら、沢登りをして上流の四の滝まで行けたそうですが、今は落石の危険があるとかで100ｍほど登った一の滝まで。
上流では高温のお湯も、この地点ではぬるま湯程度。その中をジャブジャブ歩くのが楽しくて、クータは体調が悪いのも忘れて、何度も往復し、監視員のおじさんに少し上流にも連れて行ってもらいました。
強酸性のお湯で、古い10円玉を漬けると2～3分でピカピカに。
足にアトピーがあるピナは、ピリピリ痛かったようです。

行き帰りのバスも原生林や切り立った峠の景色が楽しめました。
エゾシカはあちこちに。ヒグマの親子の姿も2回も見ることが出来ました。

野生のヒグマとの出会いは、今回の大きな期待ポイントだったので、とても嬉しかったです。

帰路は知床五湖で途中下車して、遊歩道を散策しました。
ですが、カムイワッカで無理をしたクータはここでダウン。
歩くのが辛くなり、なんとか一湖だけ見て引き返すことにしました。
この遊歩道では美しい景色が楽しめて、エゾシカやキタキツネと間近で会えるそうですが、それは次回のお楽しみに取っておきます。


ホテルでは温泉に入ってのんびり過ごし、夕食ビュッフェ（かなり豪華）を可能な範囲で楽しみました。
夜にロビーで行われた「知床の自然と動物」についてのスライドショー＆レクチャーが面白くて勉強になりました。


後から振り返ると、病人クータに相当な無理をさせていますが、当時は無理できちゃうことで“回復に向かっている”と錯覚し楽観しておりました。
ということで1日目終了。