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ベース弾きのひとりごと

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Doc Watson

2012年05月30日 | この人・この1枚

ドック・ワトソン

小学校6年の時、知り合いから壊れかけたクラシックギターを貰った。音楽が好きだった僕はすぐに夢中になり、クラシックギターの練習を始めた。隣に住んでいた中学生のお兄さんが吉田拓郎や当時のフォークソングが好きで、僕がギターを弾いているのを聞きつけていっしょに遊んでくれた。それから僕も当時の歌謡曲や和製フォークソングにのめり込み、赤い風船、高田渡、加川良、高石ともやなどを聞くためにラジオを聞いていた。当時のラジオはいろいろなジャンルの音楽を流していて、カントリーやブルーグラスも聞くことができた。ある日、軽快なリズムと共にギターのソロ演奏が聞こえてきた。ドック・ワトソンだ。ブラック・マウンテン・ラグだ。ビックリした!こんなの聞いたことない!調べたら、当時のフォーク雑誌にも紹介されていた。それがこのアルバム。

Black Mountain Ragはもちろん、Talk About Sufferingが好き。唄がいい! スリーフィンガーピッキングを覚えたこの頃、Deep River Bluesに憧れた。

 

「Memories」は、僕がClawhammerBanjoを弾きたいと思うきっかけとなったアルバム。RamblingHobo、ShadyGrove、いいなあ。(Banjoはそれっきりになってしまったが…最近また、少し…) トラッドっぽくないけど、すごく好きなアルバム。いい唄、沢山!

「RidingTheMidnightTrain」はブルーグラスなアルバム。なにをやってもいい唄を聞かせてくれます。ジャケット裏の写真がマールを亡くした後で、寂しげでちょっとショックだったけど、大好きなアルバムです。

大学に入って、本格的にブルーグラスをやり、ベースを弾くようになり、Bill MonroeやFlatt & Scruggsなど所謂ブルーグラスばかりを聞くようになっても、ドックは付かず離れず僕のそばにいた気がします。この3枚の他にもいいアルバムは沢山、沢山です!

やはり、唄がいい。抽象的だけど、「自然」なんだなあ。言葉では難しい…優しくて、ほのぼのしていて、力があって。先日、渡辺ヨーコさんの唄を聞いたときにも思ったんだけど、歌でも楽器でも自然に音楽が奏でられるっていいなあ。僕の夢、憧れです。

そんなドックが亡くなりました。あなたの唄はわすれない。心にいつまでも灯していきたい…ありがとう


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