ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

レビューとネットゲーと人生観と……?

2006年08月28日 10時27分25秒 | 雑記
飲み会で久しぶりに会ったT君に
何気なく言われた一言に「ああ、やっぱりそうか」と
実感を抱いた私。

「○○さんは、けっこう毒舌だよね」

そうなんだよねえ……。
このブログでもレビューとか称して色々書いてるけど、
手放しで褒めたりすることは殆どない。

10ある中で、1褒めるところがあれば
そこを取り上げるのが本当の批評なのかな? という
気もしていたので、少し考えさせられました。

高校の頃に国語でやった論文の問題に
「うまく褒めるのが本当の批評である」みたいな事が
書いてあったような気がする……たしか。

メタルサーガのレビューとか検索して来られる方、
けっこう多いけど私のレビューを読んで
「買おうと思ってたけど、やっぱりやめよう」と思った人が
いたのなら、それはそれで影響力があったということで。

自分では、それほど辛辣なつもりはない、これが
最もタチの悪い部分かなって思ったりするんだけど。

結局これって何が起因してるかっていうと
人生観の問題かなって思う。

ネットゲー、一番長くやってたのはFF11ですが
それをプレイ中にLS(ギルドみたいなもの)の人に
「○○さん、言うことキツイもん」って言われて
ショックを受けたことがある。

所詮、活字のやり取りでしかないのだから
発言には注意すべきなのだろうけど「許せない!」っていう
気持ちがつい先走って非常に不愉快にさせることを
言っていたようで。

詳しくは書かないよ、終わったことだしね。

同じLSに居た兄貴と、それらのやり取りについて
話していたら「気持ちの余裕がない時は確かに
そういう事も言っちゃう時もあるかもしれないけど」
とか言われて違和感を覚えたり。

ああ、そうなんだ、と実感。

同じことをやって、楽しく感じるにしても
凄く楽しく感じられる人と、そうでもない人っていうのが居て。

それはとりとめもなく「人となり」の問題なのだろうけど、
自分の中にどうしようもなく根を張っている劣等感が
手放しで楽しく感じることを容認しない。

こうしてブログを書いてたり、
仕事で文章を書いていても
自分がどれだけ言霊(ことだま)に支配されているのか
痛感せずにはいられない。

活字の強さに惹かれ、
活字の強さに振り回され、
活字を繋げてブン回し、
いつか投げた活字の破片に足元をすくわれて転倒する。

気付けば活字で出来た鎖に縛られ
自分で作った活字の檻の中で悲鳴とも狂喜とも
分からぬ叫びをあげている。

こんな風にして書くことで
何も救われはしないのに、
それでもやめようとは思わない。

だから、書き続ける。
不愉快なレビューも文章も、総じて自分だから。
このまま行こうと思う。

辛辣な言葉しか思い浮かばないので、
ちょいレビュー。

・テイルズオブレジェンディア

プレイ時間5時間、2章に入ったところで終了。

頭痛い系のシナリオに古臭いRPGの展開と
人を選ぶキャラデザ&グラフィックに辟易。

シリーズをプレイしたのは初代SFCの
「ファンタジア」以来だったけど、
プレイしない方が良かった。

ゲーム部分が面白くなく、
キャラに感情移入する前に
プレイヤー置いてけぼりの展開、
そして馴染みのない世界観に困惑させられながら
ややこしい横文字の固有名詞にパニックになる。

アーバンレインとセットで小売店に売却。