ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

自分の中から出てきた言葉は、かくも響くものか ~プロゲーマー梅原さんの講演に寄せて~

2017年01月24日 16時44分49秒 | 雑記
プロゲーマーの梅原大悟さんをご存じだろうか。

氏は「ストリートファイター2」をはじめとした格闘ゲームにおいて
偉大な戦績を収め、3つのギネス記録を持つ
格闘ゲーム界の生きるレジェンドだ。


私は梅原さんのファンである。
ゲーマーとして腕が立つ、というだけでの尊敬ではない。

氏が語る言葉が、どこか気になるのだ。
サラッと何気なく放った言葉が、刺さるのだ。

それが何故なのか気になって気になって、
Twitchの公式チャンネル「Daigo the BeasTV」も追いかけている。


そして、その理由が何なのか少し分かった気がする。
この記事をご覧頂きたい。

【やじうまPC Watch】
四半世紀もの間、格ゲー界頂点に君臨する梅原氏が出した、一度別れたリュウに戻る理由
~自分で決めたと思っていたことが、そうでなかったと気付いた - PC Watch



こちらの記事は、
2017年1月19日に行われた講演会での様子を要約したものだ。

その後に行われた質問コーナーは
上記の記事では取り上げられていないので、
このブログをご覧の方には
そこも含めてご覧頂きたい。

質問コーナーを含めると2時間あるので長いと感じるかもしれないが、
あっという間だ。
また、ラジオ的に声を聞くだけでも充分だと思う。


「BeasTV」17/1/19 - 一日ひとつだけ強くなる 慶應丸の内シティキャンパス講演



この動画を見終え、氏の著書も電子書籍で購入した。
(私自身は物理書籍の方が大大大好きなのだが置くところがネ……)


動画を見るうち、本を読み進めるうち、
なぜ私が梅原氏に惹かれるのか分かった。

決して借り物の言葉で取り繕い、
「その場限りの上手い立ち回り」をしようとしていないからだ。


もちろん社会で生きていく中で、
折り合いをつけることは必要だ。

何でもかんでも自分の我が侭を押し通せるほど
強い人ばかりではない。

だが、そればかりやっていては楽しくない。人生を楽しめない。
そして後悔することになる。

「自分は何の為にこれをやっているんだっけ?」
「何のためにこれをやろうとしたんだっけ?」
分からなくなっていく。


私にもそういう経験がある。
いや、今まさにこういう心理状態である。

自分で決めたはずなのに、
好きで始めたことなのに、
何だか楽しくない。何故だろう、と。


私はまだ答えを探している。
迷いは深くなったように思う。

だが「何となくつまらない」を続け、
それを解消する為にゲームで時間を浪費し、
そんな毎日を続けるよりはずっといい。

迷って苦しんで答えを見つけても、
周囲からは後ろ指を指される結果になるかもしれない。

でも。それでも、後悔するより、
その場を誤魔化して生きていくよりはいい。
確かに今、そう実感している。

「ニーズに死を」 WIRED.jpの記事に寄せて

2017年01月11日 18時15分54秒 | 雑記
2017年になって、もう10日が過ぎたってさ。
早いよね。

「WIRED.jp」にとても興味深い記事があったので、
ブログに投稿したくなった。
「ニーズ」に死を:トランプ・マケドニア・DeNAと2017年のメディアについて


この記事には、ここ数年ネットで起こっていることが書かれている。
PVを稼ごうとして過激な見出しを書くキュレーションメディア、
SNSに投稿される人々の意見などなど。

一読の価値はあると思う。


記事から抜粋、引用。
『ちなみに言っておくと「イノヴェイションは勇気から生まれる」というのがぼくらの見解だ』

そして

『「ニーズ」「ニーズ」と言う輩に限って、
実際は金にならない「ニーズ」は無視し続けるものだが、
理由は簡単で、現状の数字の原理ではその価値を測定できないからだ。』

と、数字化できない価値について書かれている。
特に娯楽においてそれは顕著だと思う。

娯楽は人々の生活になくてはならないものだが、
果たしてこれだけ娯楽が溢れている世の中において
まだ価値を……数字を示していないものを投入する意味がどれだけあるのか? と。


漫画家・イラストレーターのかねこしんやさんは
画集の中でこんなことを書かれていた。

大学生の時分、教授にこう言われたのだそうな。
「これだけ娯楽が溢れている世の中に、
 君が作品を出す意味があると思うかね?」

かねこさんは当時、答えられなかったそうだ。
だが画集を発売した後、こう確信したという。

「教授、当時は答えられませんでした。
 でも今なら言えます。
 それはやってみなければ分からないものです」と。


何を当たり前のことを、と笑う者もいるかもしれない。
だがしかし考えて欲しい。

全てがムダに終わるかもしれないのに、それでもやる。
それを勇気と言わず何と呼べばいいのだろうか。

短い人生の中で「市場」からニーズがないと言われ
消えていく者が山ほどいるこの世の中で
(しかもそれらは表に出てこないから数字に表れない)。

また、市場に出そうと企画を出してはボツになる例なんて
いくらでもある。

まだニーズがあるかどうか分からないものより、
支持を得た作品を出版しようなんて流れは
「なろう系」をこぞって出版社が書籍化する流れを見れば明らかだ。


記事には、こうも書いてある。

「「民主化」がデジタルテクノロジーに内包されたひとつのネイチャーであるなら、
「民主化」というもの自体が孕むダウンサイド、
すなわちポピュリズムというものをも、それは必然的に孕むのだ」

大衆に迎合することが善か悪かについて、ここでは問わない。
何故なら記事の中で散々触れているからだ。


私が問いかけたいのは、
誰も彼もが「勇気」を失ってはいないか?
ということだ。

お金を出す人……経営者も、物作りをする人も、
消費者ですら「数字を見てから」判断する。

売れていない物より、
より売れていて評価の高いものを買おうとする。

見える価値、数字に経済が支配され、
それが国の有り様そのものを決めるというなら
我々はここから先に進んでいけるだろうか。

先人が通ってきた道を行き来するだけではないのか。


記事は、こう締めくくられている。

「発した言葉がすぐさま無効化されていく
「ポスト真実」の世界では、すべてが虚しく、すべてが堂々めぐりでしかないのはわかっている。
それでもあえて、と思うのは、読者や社会というものを信頼し、
期待し続けるのがやっぱりパブリッシングというものの本分だと思うから」

民主主義、多数派の正義、見える価値こそ全て、
そう信じてやってきた我々の社会は
だがしかし行き詰まっているようにも感じられる。

我々が次のステップに進む為に必要なのは、
目に見えない価値を信じる勇気があるかどうかにかかっている。
そんな気がしている。

FF14 東京ファンフェスティバル行ってきました!

2017年01月03日 23時28分27秒 | 雑記
去年の12月24日・25日と
東京ビッグサイトで行われたファン感謝祭。

オンラインゲーム「FINAL FANTASY XIV」のイベントに行ってきました!


画像は、会場で貰ったものをバババッと並べてみたものです。


左上から、2日間通しての入場チケット。
その下が再入場用のリストバンド。
その下がインゲームアイテムが貰えるコード。
(これはストリーミング配信を観た人も貰えるようです)


真ん中がイベント限定の「リアルクロの手帳」兼
イベント概要、イベント案内の冊子。

会場内で遊ぶとスタンプが押して貰えて、
抽選券と引き替えて貰えるようになってました。


その右の3つが、
来場者全員に配られた「アラガントームストーンを模して作られたUSBメモリ」です。
ちなみに16GB。

赤線が3つだから……聖典かな、禁書だっけ?


そして一番右の上が、アラグの敵を模したボール。
握力を鍛える為のものかな? 良く分かりません(笑)

その下が会場内限定で遊べた
「プロトアルテマ討滅戦」に成功して貰えたステッカー。

会場内で並んで偶然居合わせた人で
24人PTを組み戦うというものでした。

いやーさすがに5分でホットバーを
いつも使ってるものに登録するとかムリがありましたね。

でも勝てて、嬉しくて思わず隣の方と盛り上がっちゃいました。

ちなみに今後のパッチでも戦えるようになるらしいのですが
イベントと同じ24人コンテンツなのかな?
8人になるような気がする。


今回のイベントで最も嬉しかったのは、
交流コーナー。

前々から一度会ってみたかった開発コアメンバーと
お話しできて……感無量でした。

吉田Pにサインも貰えましたし、
記念撮影もして貰えました。

私の顔だけ消して画像アップしようか迷ったのですが
心霊写真みたいになるからやめます(笑)


今回の大きな発表としては赤魔道士(ジョブ・DPS)追加ですよね。

残りのジョブ追加はサムライと風水士だと勝手に予想しています。
吉田PがスパイダーマンのTシャツを着て登場
→ サム・ライミ監督 → サムライ
と同時に
→ 髙井浩さんが「蜘蛛の巣士」と言っていたので「蜘蛛……雲? 天候? 風水?」かなと。

タンクがサムライでヒーラーが風水、DPSが赤かな。

なんていう風に妄想するの楽しいですよね。


時期拡張パック「紅蓮のリベレーター」では
バトルシステムが大きく変化するらしいので、
そこも楽しみにしてます。

興味のある方は、14日間無料で試せるので
プレイしてみてはいかがでしょうか。