ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

散在日記

2008年01月28日 16時26分48秒 | 雑記
とりゃーず、
5月までのスケジュールが埋まったくさいので
色々レンタルしたりコミック買ったりしちゃいました。


●買ったもの

・ペルソナ3 2巻

ペルソナ3 2 (2) (電撃コミックス)
曽我部 修司,アトラス
メディアワークス

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お、作者ブログはじめたんだな。
「そログ」ってw なーんか、変なセンスしてるな。
好きです、頑張って欲しい。


・しおんの王 7巻

しおんの王 7 (7) (アフタヌーンKC)
安藤 慈朗,かとり まさる
講談社

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アニメ終わらないうちにってことで
発売されたー!!

7巻にして、
ものすごい重厚なドラマに仕上がってきましたな。
盛り上がってる、盛り上がってるよ!!

連載分では、犯行について
「ある説」が急浮上しているが
さてアニメ版ではどうなるか……?


●レンタルしたもの

・FREEDOM 6巻

FREEDOM 6

バンダイビジュアル

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カップヌードルのCMのアレです。
今回、なかなかハラハラさせてくれる展開。

7巻は5月25日発売だそうな。
この分だと7~8で完結かな?


・ベクシル 2077 日本鎖国

「ベクシル-2077日本鎖国-」通常版

エイベックス・エンタテインメント

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まだ観てない。
明日までに観なくては。


・自己ベスト2

自己ベスト-2
小田和正
BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)

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小田和正さんのベストアルバム2枚目。

明治安田生命CM曲「たしかなこと」が
入ってるってことで家族がかりた。
企業イメージCMとしては卑怯なくらい良い歌だよなあ……。


・オーシャンズ13

オーシャンズ13 特別版(2枚組)

ワーナー・ホーム・ビデオ

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家族が観たいってことでかりてみた。
面白かったそうな。
明日までに映画2本分なんて消化できるのか!?


あとは、食料とか日用品とか買いだめ。

そういえば週末のアニメ(HDDレコーダー録画)も
何本か観たな。


・ガンダム00

機動戦士ガンダム00 2

バンダイビジュアル

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オープニングでスローネ(ソロネ)と
戦ってるフシがあるから、あの4人は結局は
戦うことになるんだろうか。

新しい女キャラが人気でそうで、でなさそうなw
26話構成だと中途半端になりそうだが、
1年だと長すぎるような……。うーむ。


・ペルソナ トリニティソウル

PERSONA-TRINITY SOUL-

アニプレックス

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10年前、というのが
10年前の「どの時」を指すのか。
原作をプレイした身としては気になる。

ということは、あの双子の
片割れは死んだのではなく……?

電脳コイルも、最初ナゾだらけで
一時期みなかった感じだし
後半盛り上がってくれればいいなあ。

あの子が長髪になったのは、ちょっとドキッとした。


やっぱ、画像があった方が分かりやすい、かなあ?

(ネタバレあり) 高速カードバトル カードヒーロー

2008年01月26日 10時43分41秒 | ゲームについて

さて、どうしても言っておきたい!

ということで、カードヒーローDS(と、勝手に呼んでみます)の
ネタバレ的内容を、知りたい人だけにソッ……と紹介!

以下、ネタバレになるような部分は白塗りにしておきます。
知りたい人はドラッグして下さい。


またモバイル版でご覧になっている方は
白塗りの部分も表示されてしまう可能性がありますので、
ネタバレを嫌う方にはお勧めできません。


ストーリーモード(1人用プレイ)は、
全10話(ここは前作と同じ)+外伝14本(!!)

クリアーは(うろ覚えですが)6話を終わらせた段階で流れます。

ですが、この段階ではオリジナル版の基本ルールまでしか使えない状態なのです。



DS版には4つのルールがあります。

●スピードバトル

●ジュニアルール(前作の基本ルール)

●シニアルール(前作のマジカルマスターを使ったもの)

●プロルール(前作のローテンションマスターも含めた全30枚のデッキルール)


この中で特筆すべきはスピードバトル!

カードゲームというのは大なり小なり戦略性を
面白さの軸にしたゲームなので、

どうしても1プレイ自体が長くなってしまいます。

それを欠点と見る人も少なくないわけで、
その点を払拭する為に用意されたのがスピードバトルというわけです。

まさしく高速カードバトル! スグに決着がつきます。


このルールは前作には存在しないもので、
全てのルールの導入編としても最適です。


ストーリーモードの最初はこのルールからはじまるので、
これ以外のルールが嫌いだという人は
スピードバトルだけ遊んでもいいわけです。

ムリに楽しくないことをするんじゃ、
ゲームじゃなくなっちゃいますからね。



ストーリーの話に戻ります。

第6話。
ジュニアルールで全国大会(!)に出場し、
運命のライバルと対決し勝利するとクリアーになります。

7~9話でシニアルール。

10話では、なんと前作でも戦った
あの「マスターX」に挑戦することになります。

と、ところが……!?

マスターX、喋りません。

全身タイツっぽい格好で誰かも特定できない。

前作でマスターXに勝利したプレイヤーなら分かるはず。

「また主人公の父親じゃないの?」

自分もそう思ってました。

特に前作は主人公が喋らないタイプのゲームだったので
その衝撃は絶大でした。

しかし!


今回のマスターXはなんと……ッ。

ハッキリとは明かされませんが、おそらく
前作の主人公だと思います。

マスターに勝利すると、彼はこう言います。

「やはり、今回の主人公には君がふさわしい」

なんてこった……!

生きていたのか○○(自分が前作でつけた名前をあてはめて下さい)ッッ!

マスターに勝ってローテンションマスターを手に入れると
前作では、そこで一人用プレイは終わりでした。

続けることもできるのですが、
それ用に何か用意されてはいないのです。

ひたすらセンターに行き、相手と戦うのみでした。

しかし、今回は違います。

外伝というカタチで、14本のトーナメントが開催されます。

それに勝つと、なんと


前作にはなかったグレートマスターを手に入れることもできたり。

書いている私が全てクリアーしていないので
分からないのですが、レアカードを貰える……などの
サプライズも用意されているようですよ。

(と、いうかソレ以外にレア度8以上のカードを
 手に入れる方法なんて思いつきませんww)



面白い、ひたすら面白い。

それなりにデッキが充実してきたなら、
Wi-Fiに繋いで対戦もしてみたいと思います。

唯一の危惧は、任天堂がチートしてるプレイヤーを
ハジくような対策してくれてるのかどうか。
難しいでしょうけど、なんとかお願いします任天堂さん!!


高速カードバトル カードヒーロー (ニンテンドーDS)

2008年01月25日 15時46分52秒 | レビュー
高速カードバトル カードヒーロー

任天堂

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ありえないと思っていた。
それはもう、終わったのだと。

遥か昔に思える。
ゲームボーイカラー向けゲーム「カードヒーロー」が発売され、
遊びたおした日々のこと。


そのゲームは、当時のファミ通では珍しく
プラチナ殿堂入りを果たした。

だが任天堂の悪い癖が出てしまった。
需要を遥かに上回る供給量のせいで、価格は暴落。

ワゴンセールで180円の値がついていたこともある。
プレイ時間、およそ200時間オーバーの自分にしてみれば
これほど残念なことはなかった。

カードゲームが好きではない、
シミュレーションゲームを好まない自分と
肌の合うゲームなど、ないと思っていたのに。
それだけハマってしまったのだから。


しかし状況はそういった通りで……。
続編が出ることなど、ありえないと思っていた。

だがッ!!

任天堂の王座奪還に伴い、
新生カードヒーローが登場した。


こんなに嬉しいことはない。

自分が価値を認めたものが、
大勢の人の目に触れる機会がおとずれたのだから。


カードヒーローの面白さとして
特徴的なものを挙げろ、と言われると
やはり一言では難しいので
他のカードゲームとの違いを少々。


・安易に「属性」をつけたりしていない

炎に強いのは水、とか
闇に強いのは光、とかアリガチな属性をつけていない点。


・カードの絵に魅力がなくても楽しめる

これは好きなイラストレーターさんが描いていることを
売りにしているカードゲーム業界(?)においては
すごいことだと思う。好きな絵柄であれば尚良し。


・Wi-Fiで対戦が楽しめる

これが前作になくて今作にはある、
最大の違いにして売りではないだろうか。

説明書には
「レア度8以上を含む相手でもいいかどうか」という風に、
バランスを破壊するようなカードを
持つような相手でも対戦するのかどうか、
選ぶ余地を与えてくれている。


さて、それでは一人用はどうか。

今回もゲームを遊ぶために必要な内容を
ストーリー仕立てでやってくれる。

前作とは違い、ドラクエ式の
「主人公が喋らない」タイプではないけれど、
プレイヤーを選ばない内容になっている。

アニメの放送のように流れるストーリーモードは
1話ごとにテンポよく進み、逐次セーブされるので
長い時間ゲームに縛られることもない。

クリアーそのものは4つあるルールのうち
2つを消化したところで迎えることができる。

そしてクリアーの後にある……前作最後のお楽しみも
もちろん登場するのだが、それには秘密が……!

前作を骨の髄までしゃぶりつくした人には
「あっ!!」と思わせる作りになっているぞ。

クリアーして、
いわゆる裏ボスをクリアーして、
そのまた先にまで楽しめる作りになっている。

定価4800円が高いか安いか?
皆さん自身が手に取って、確かめてみて欲しい。

2020年のアダルトゲーム

2008年01月24日 16時01分41秒 | ゲームについて
VOCALOID2 キャラクターボーカルシリーズ01 初音ミク HATSUNE MIKU

クリプトン・フューチャー・メディア

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電脳コイル、
攻殻起動隊の世界が現実になる日も近い。

そんな話を聞いた。

詳しくは、コチラを見てもらいたい。

Youtubeの動画なので、再生が
はばかられる環境でのクリックはお勧めできない。

これだけ見ると、何のことやら分からないかもしれない。

キャラクターについては皆さんご存知だろう。
昨年から今年にかけて日本中で様々なムーブメントを巻き起こした
ヴォーカロイド「初音ミク」だ。

問題は、この動画をどうやって作ったのか?
ということだ。

リンク先の動画は「その6」なので、
「その1」~「その5」までご覧いただければ
分かる人も居るだろう。

そんなのめんどっちい、という人の為に
この動画について取り上げた情報サイトへのリンクを貼っておく。

そして、こちらがこの動画に使われている
技術について解説してくれているサイトだ。



もうお気付きの方も大勢いらっしゃると思うが、
あの動画は現実のものではない。

だが、現実を撮影している映像の中に
3Dモデリングを映し出すことに成功している。

これは現実か、非現実か?

いずれにせよ、
電脳コイルや攻殻の世界が現実味を帯びてきたことは確かだ。

電脳コイルでは子供が
電脳メガネをかけることによって物質としてそこに
存在しないものを見ることができるようになる。

攻殻起動隊では電脳化された目で
世界を見ることが当たり前になっている。

この二つの相違点を挙げるとするならば、
前者はメガネを外すかどうかでソレをON・OFFすることができるのに対し
後者の場合、電脳化された人間は実際にないソレをOFFにはできない点だろう。

だが、電脳化することで
感覚……五感を操作することもできた(と思う)ので、
バーチャルな存在と触れ合うことも可能という意味では
攻殻の方がよっぽど「マトリックスっぽい」といえるかもしれない。

……マトリックスの監督が攻殻にインスパイアされて
あの映画を作ったことは、ここでは大きく触れないでおく。


バーチャルリアリティにはまだ遠いが、
電脳コイルの世界には近付いている。
これらの情報を得て、私はそう感じた。

電脳メガネは存在しないが、
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)はずっと前から存在している。


USBカメラで録画した、あの画像を
HMDに投影し、それを観るならば電脳コイルの世界に
やや近くなることがお分かり頂けるだろう。

ここで、アダルトゲームのシナリオライターも
生業としている私は考えてしまった。

もしこれが高度なものになり、
HMDのようなシステムが普及すれば
3Dモデリングを売り出す人も現れるのではないだろうか。

それを性的な用途で使えるように、
様々なモーションを用意しておく。

プレイヤーが動く、その座標を割り出して
用意されたモーションがHMDに投影される。

バーチャルリアリティのように「感触」はないので、
どうすれば性的な欲求が満たされるかという
最も重要な命題は置き去りにされているものの
商品としての価値は見出せると思う。

方法は考えられるが、それは
私が書かなくてもお分かり頂けるだろうから
想像にお任せしたい。


いずれ、バーチャルリアリティのように
五感に訴えかけるような技術が可能になったなら。

技術の進歩はめまぐるしく、
12年前にケータイが普及していなかったことを考えると
2020年にはもしかしたら……。

そう思い、このような日記を書いてみた。

勇者の資格 - ニンテンドーDS ドラゴンクエスト4

2008年01月20日 14時55分59秒 | レビュー
ドラゴンクエストIV 導かれし者たち 公式ガイドブック(DS版) (SE-MOOK)

スクウェア・エニックス

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物語の筋書きを変えることは、
読者にはできない。

決してできはしないのだ。


ドラゴンクエスト……通称ドラクエ4のオリジナル版を
プレイしたのは私が小学生の頃。

なぜ、あのようなエンディングになったのかということで
少なからず疑問を抱いたものだ。

エンディングの最後、本当にラストシーンだ。

そのシーンの謎に対する答えが、
確かにリメイク版には存在する。


ドラクエ4は、章仕立てのRPGだ。

主人公は各章によって違い、
各々の物語は5章へと受け継がれていく。

5章「導かれし者たち」で
真打ちたる勇者と合流するわけだが、
リメイク版の物語はここでは終わらない。

実は、リメイク版には6章が存在する。


詳細を書くとネタバレになるので控えるが、
そこには確かに、オリジナル版のラストシーンに対する答えが
用意されているように思う。

物語の筋書きを、受け手は決して変えることはできない。
……はずだった。


しかしドラクエ4をプレイし育った世代が
作り手となり世に送り出す側へと成長することで
物語に新たな息吹が吹き込まれ生まれ変わったのだ。

あの時、ああだったら。
もし、そうだったら。

世の中には、たとえどんな些細なことでも偶然はない。
でもだからこそ、虚構たるエンタテイメントには存在していて欲しいのだ。

その救済を。

勇者という職業は存在しない。
ゲームという……プレイヤーを主人公たらしめる独自の
エンタテイメントにおいてのみ成り立つ職業であろう。

その勇者には義務がある。
世界を破滅から救うこと。

だが、それだけでいいのだろうか。

小学生の自分は、心のどこかで気付いていたのだ。

「これでいいのか?」

「これで全てが終わったといえるのだろうか?」

「これでみんな、救われたのか?」


答えはやはり、否!
であったのだ。

勇者が存在するためには、一つの大きな際前提が必要になる。
悪者が存在することである。

しかも、非の打ち所のないとてつもない悪者が。


勇者は仮初めのエンディングを経て、
ゲームという形式の中で許された時間の逆行を用いて
それに気付くことに成功する。

自分が向かうべき場所、
なさねばならぬことを知る。

そして、最後の一人が……導かれる。


本作、リメイク版ドラクエ4をもって
ようやく私は勇者が勇者足りえたと思っている。

その資格を得たのではないのだろうか、と。

ゲームだからできたこと。
人気作だからこそ背負うリメイクという宿命から生まれた救済。

ただただ、グラフィックが進化したり
ハード(端末)が変化しただけではない。

ドラクエ8をプレイした後でも、
きっと物足りなさは感じないのではないだろうか。
ただ懐かしさを楽しむだけのものではない。

新しい物語を加えたドラクエ4を、
ぜひ皆さんの手で遊んでみて欲しいと思う。