ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

JALOって何じゃろ

2006年06月21日 11時19分11秒 | 雑記
大塚美容形成外科のCMを見て、違和感を感じている。

きっと私だけではなかろう。
「もしワタシの○○が、もっと○○だったら」
その言葉の後に、
活字で「世界平和」の四文字。

胸が大きかったら、だとか
鼻が高かったら、だとか……そういうのだったと思う。

何という傲慢。
何という愚かしさか。

私が言いたいのは、
整形で顔や身体の形を変えることが
悪いということではない。

美容整形は悪いことか。

日本には、それを許さない
倫理観なるものが根を張っている。

映画化、ドラマ化され、
また続編の漫画が刊行されている
「サトラレ」の作者は
同漫画の連載が終了した後に
原作者つきで「RODIN」(ロダン)という
漫画を描き始めた。

考える人、で有名なロダンの名を借りた
美容整形の天才ドクターが主人公の漫画だ。

その漫画の中でも書かれている。
日本には美容整形を許さない、認めないという
暗黙のルールが存在していることを。

親から授かった身体を大事にすること、
それは様々な意味で良いことだと思う。

だが、美容整形をすることが
自分の身体をないがしろにしていることと
イコールであるかというと必ずしもそうではないだろう。

与えられたものであるということは、
そこに選択の余地がないことも同時に意味している。

どの人間も、身体を、環境を、親を選べずに生まれてくる。

美しくなりたい、
もっと理想のカタチに近くなりたいと思う心は
男も女も、少なからず持っていると私は思う。

美容整形にはお金が掛かる。

また、見た目が変わるということは
それまでの自分を知っている人間には
変えた事が分かるということでもある。

前述のような倫理観がある、この日本で
することは勇気が要るだろう。

その課題をクリアしても尚、
美しくなりたいと……
自分を変えたいというのならば
それで良いではないか、と思う。

だが、しかし!!

美しくなること、
見た目を変えること、
それらと世界の平和が何の関係があるというのか。

無い。
あるはずなかろう。

そんな大義名分、
アメリカがイラクに戦争を仕掛けた時のそれほどに
疑わしいものだ。

恥を知れ!

CMを見て、大塚~へのイメージは非常に悪くなった。

むかしよく見かけたCM、
JALOを引き合いに出して
タイトルを書いてみました。



追記:



「獣王星」、かなり嫌な予感がする。
は、ハッピーエンドに向かっているのか、果たして……!?


「ひぐらしのなく頃に」、やるなあ。
売り方が上手かったと思うよ、竜騎士。
流れもメジャーになってきたし、
素直に釣られてみることにしようと思った次第。