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ゆるふわ屋。 - 鏃キロク・若林浩太郎のブログ -

シナリオライター若林浩太郎のblogです

ルーンファクトリー 新牧場物語 レビュー (ニンテンドーDS)

2006年09月17日 20時34分55秒 | レビュー
ルーンファクトリー -新牧場物語-

マーベラスインタラクティブ

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まずはあくまで、独断と偏見で判断した
評価からいきますよ。

10点満点で9点!
非常に好感触です。

もしバグ(後述)がなければ
10点でも良かったくらいです。

単純に私が好きなだけで、
ゲームとしての完成度はそれほど高くはありません。

この完成度の低さというのは、
モンスターとの戦闘が単調であるという
一点においてのみ発生した問題です。

使用する武器が基本的に1種類で事足りてしまうこと、
またそれに関連して攻撃魔法を使うメリットがない事、
仲間にしたモンスターが戦闘で役に立たない事
(ほっとくとドラゴンがゴブリンに負ける)など。

そういった今までのシリーズにない戦闘要素の
作りこみの甘さが9点という点数をつけた理由です。


さて、牧場物語について触れましょう。


牧場物語、
第1作はスーパーファミコンでしたね。

2がニンテンドー64で。

そこら辺から結婚システムとか
犬が増えたり牛を飼えるようになったり、
主人公が男バージョンだけでなく
女バージョンも発売されるようになり。

結婚するなら、ってことで
ライバルが出現するバージョンも増えて
マーベラスインタラクティブ販売の
看板ソフトの一つになったわけですね。

その証拠に、MMV-IのHPでは
左のメニューに別枠として
「牧場物語シリーズ」という欄があります。

さてさて、今回の「新牧場物語 ルーンファクトリー」
(以下RF)
は牧場物語シリーズ10周年を記念しての
キャンペーンと共に売り出すタイトルの一つです。

制作はネバーランドカンパニー。

サターンの頃にセガ陣営について
ブイブイいわせていた、開発力のある会社……
というのが私のイメージです。

PS2で私がレビューを書きました
シャイニングフォース・ネオも同社の制作です。

つまり現在はその続編(内容は続編じゃない筈ですが)
にあたるシャイニングフォース・イクサを
開発していると思われます。

他にはDS版半熟英雄
(タイトル名はエッグモンスターHERO)など、
OHPを見れば知っているタイトルが
幾つかあるかもしれません。

RFはDSのキラータイトルである
FF3と同日に発売され、4万本強を売り上げました。

現在は累計で10万いくかいかないか……くらいでしょうか。
累計は推測ですけれど、多いと見るか少ないと見るかは
皆さんの判断にお任せします。

キャラクターデザインは岩崎美奈子さん。

ファンは多く、発売前から
「どのキャラと結婚できるんだろう」
「隠れキャラは存在するのか」
「ライバルシステムは搭載されてるの?」
「子供のハーフエルフが居るけど結婚できるのか」
「未亡人との結婚は」
……と、非常に偏った注目のされ方がされていました。

実際には岩崎さんが描いた絵を元に
社内スタッフがゲーム用にグラフィックを描いた
感じになっています。

なので酒場のマスター・セバスチャンは元の絵では
ヒゲが生えていますがゲーム中では生えていません。

岩崎さんの絵を元に、内容にマッチするものを
描き起こした感があり、好感が持てました。

なお、子供や未亡人などとの結婚は
倫理上の問題のため(推測)出来ません、
悪しからず。

さて。

このゲームを評価する上で欠かせないのが
バグの話です。

嗚呼どうして?
ネバーランドカンパニー、お前もか!
……と、罵りたくなる気持ちも正直あります。

今回のバグについては非常に発生原因が
ハッキリしているため、防ごうとして事前に
攻略サイトを読んでおけば防げる確率も高いのです。

そして今回のバグの特徴は
「ある一定の条件を満たした状態でセーブすると」
「ロードした時にフリーズが多発するようになる」
というものなのです。

そして私は事前にチェックせずにこの状態に
陥り、攻略サイトを読んで見事にそこから抜け出してきました。
これ自慢です。
要らないって? そうですね、でも嬉しかったです。

あとはWifiで通信中に相手もしくは自分が
DSの電源を落とすとセーブデータが
破壊される可能性があります。

その為、Wifiを使う場合は
信用のできる相手との通信が必須になります。

まあ、自爆覚悟でセーブデータ破壊を目論むような
悪意の持ち主が居るとは思いがたいのですが……はい。

ファミ通のクロスレビューではオール8の32点、
ゴールド殿堂入りでした。

ですが私的には9点です、かなり楽しめました。
結婚した今でもやってます。

結婚したキャラは隠れキャラで、プロポーズをする際には
Wifiを使わなければ手に入らないアイテムが必要となるという
ハードルの高さを越えた事により、非常に満足しています。

全く知らない人に手伝ってもらい、
アイテムを手に入れられたという点も個人的な感情に
プラスに働いていると思います。

今回、RFで組み込まれたファンタジーRPGのテイストが
シリーズのシステムと非常にうまいこと絡みました。

HPとルーンという2つのゲージがあることにより、
それは成立しました。

戦闘する場所はダンジョンの中のみなのですが、
なんとダンジョンの中にも耕せる場所(=畑)が
存在するのです。

でも、そんなの意味あるの?
って話になるのですが今回のゲームでは何か行動する際に
必ずルーンを消費します。

ルーンの総量は100で、レベルが上がっても
スキル(後述)が上がっても総量が増えることはありません。

畑はシリーズと同じく3×3の9マスを1セットとして
育てることになるのですが、1セット実るごとに1日につき
1個のルーンの結晶がそこに生まれます。

それはなんと25ポイントものルーンを回復し、
4個取れば0から必ずMAXに戻ります。

このシステムをうまく使いこなし、
新しいダンジョンに入れるようになる度に現れる
強敵との戦いを勝ち抜いていくには畑を耕して
ルーンの結晶を作りながら進むしかありません。

ルーンが0になると、今度は行動するごとに
HPが減っていきます。

ヘタをするとダンジョン内でクワを振っていて
倒れる……ということもありうるので、
そこはNPCが注意してくれたり
音が鳴って知らせてくれたりします。

魔法を使うには基本的にルーンが必要で、
ルーンが0でHPが半分の状態でも
結晶を手に入れて回復魔法を使えば
HPだけでもMAXに戻せたりするわけです。

また、同じ行動を繰り返す(剣を振る、木を伐採する)
ことにより、それに準じたスキルが上昇して
1回の行動で使用するルーンの量は減少します。

ストーリーは基本的にダンジョンをクリアーしていくごとに進み、
町の人からの信頼度も基本的に比例して上昇します。

……と、いっても普段から顔を見せておかないと
「仲良し度」が上昇しないようにうまい具合に
調節されていたりするのもポイントです。

(ここら辺が恋愛アドベンチャー的な要素であり、
 偏った注目のされ方をした原因でもあります)

そしてヒロイン候補にだけ存在する「ラブ度」の上昇。
これが10(最大)になり、プロポーズ用のアイテムを持っていて
なおかつ家を増築してダブルベッドを購入していれば
結婚が可能になります。

キャラによってはイベントを終わらせれば
アイテムが必要ない場合もあります。

「ダブルベッド」という事場に違和感を覚えた貴方、
勘がいいですね。牧場物語シリーズは結婚が
出来るようになってから子供も産まれるようになったのです。

最初はあるかないかと言われていたこのシステム、
今作も存在します。

さてさて、結婚してから何日? いいや何ヶ月で
子供が産まれるのでしょうか。
興味をお持ちの方でDSを持っている貴方は、
プレイしてみるのもいいかもしれませんよ。

バグが怖い!

そんな貴方には非常に詳しく載っている
攻略サイト
をお教えしましょう。

せっかくなので、Amazonのページを貼り付けてみました。
今までに1円も入ってきていませんが。
(そういうものです)

アーバンレイン (PS2用 アクションゲーム バンダイナムコ)

2006年08月18日 09時13分02秒 | レビュー
ペルソナ3が終わったので、
ちょっと気分転換にできるゲームはないかと思い
ゲーム屋で吟味していたら。

周りでプレイしたっていう人が居なくて
評価が分からないゲームが幾つか。

その中で、気になっていたナムコの
「アーバンレイン」を手に取るものの
嫌な予感が。

「まあ、お金をドブに捨てるつもりで……」

プレイして5分、作り手の意図がハッキリ分かりました。

鉄拳シリーズにしても
ソウルキャリバーシリーズにしても
よく出来ているし、面白いゲームなんです。

でも、そう思うのは「ついてこれる」人だけ。

シューティングゲームと同じで、
世代を重ねるごとに、
単純な難易度も高くなっていき、
操作やルールもどんどん難しく複雑になってきたわけです。

ゲーム好きの中でも限られた人しか
興味を持たなくなってきてしまい、その少数を
メーカーが取り合っているというのが日本国内の
現状かなと思います。

まあ、要するに開発費に対して収益が少なくなり続けていると。
特に格闘ゲーム。

で、最近は映画のみならずゲームでも
モーションキャプチャーで人の動きを取り込んで
ゲーム中に反映するわけですね。

しかしそれは、一度取り込んでしまえば
何度でも使えるし、使いまわしがきく。

ってわけで、鉄拳5やソウルキャリバー3で
使った、もしくは使わなかくてボツったモーションを
有効に使えるゲームはないものかと。

なので非常に見覚えのあるモーションが多数でてきます。
スティーブ・フォックスやマードック、
ソウルキャリバーのマキシやミツルギ……。
キリがないほど。

で、先細りする国内市場向けではなく
海外向けに作られたのが「アーバンレイン」だと思います。

スペルは「Urban Reign」
直訳すると「都市の支配」ですね。

グランドセフトオート3(GTA3)や
ベルセルクがCEROによって18歳以上推奨になった今、
このゲームも本当に「12歳以上」で良いのか
非常に疑問な内容です。

ストーリーモードでは、
非常に治安の悪い都市を舞台に
用心棒である主人公がボディーガードとして雇われ、
並み居るギャングを「ノシていく」……そんな感じです。

最初は裏路地で、チンピラ相手に戦うくらいだったのが
鉄パイプやナイフを持った屈強な男が敵になり、
青龍刀や日本刀を持ったヤクザやマフィアまでを
相手にするようになります。

ちなみにこのストーリーモード、難易度を
ベリーイージーにしても非常に難しいです。
なんとかクリアーしたら、2~3時間かかりました。

単純に難易度の高いゲームなので、
非常にストレスが溜まりました。

そんな中、プレイしてて
男や女を問わず、殴り倒した敵に
馬乗り(仰向け・うつ伏せ両方アリ)になって
パンチでボコボコ……もしくは蹴って転がしたり。

そんなシーンが普通に出来上がるわけです。

チームプレイもあるので、
片方が後ろから羽交い絞めにして
片方でボコボコ殴ったり……
日本向けの内容じゃないッス。

たぶん、このゲームを一番楽しめるのは
3人とか4人のマルチプレイヤープレイだと思うのですが、
それができなければ魅力は半分以下になっちゃうでしょう。

ちなみにウリになっていた「鉄拳のポールとロウが参戦!」は
タイトル画面で隠しコマンドを入れないと出ません。
っていうか……ファミコンかYO!

ゲド戦記(レビュー:映画 ゲド戦記 アニメ 宮崎吾郎)

2006年08月03日 20時24分46秒 | レビュー

本日、家の近くの映画館で観て参りました。

mixiでも書きましたちょいジョークを含めた批評から入ります。

なんだろな。

スタジオブゾリ ゲドウ戦記、って感じ?

アイン
「むっ、てめえはブゾリ!」

ブゾリ
「アインともあろうものが、  なんてザマだぁ~っ」

アイン
「……。おい、ブゾリ」

 ブゾリ
「ん……ぷわっ!?」

(ブゾリの頭を殴るアイン、そこが  陥没してブゾリ死亡)

アイン
「ごめんな。俺はやっぱり強ェよな。
  ってことは……あの男が強すぎるのか」

ってな感じで超ウロ覚えの 北斗の拳より引用。

まあ、ややマジメに書くと……。

夏の甲子園大会!
優勝本命高で 150km代のストレートを
投げるピッチャーが出た! みたいな。

しかし投げられる球はストレートのみ!
というわけでストレート投げました、
ってな具合の内容でしたでしょうか。

金払って観たので ボロクソに言うのは
ゼンゼンOKだと 思いますし、
むしろ皆さんが 酷評してたので救われた感じでした。

何よりも、先週の土曜日にテレビで
放送されてた特番を先に観ていたのが
大きかったと思いますね。

(敬称略)

 宮崎駿と息子で今作の監督である
宮崎吾郎との怒鳴りあいのケンカの話とか。

なぜ吾郎を担ぎ出したのかとか。
誰が吾郎を担ぎ出したのかとか。

ジブリの鈴木プロデューサーが
吾郎を担ぎ出したのですが、
その記者会見の時に「紅の豚」の劇中の
台詞を引用してたんですね。

鈴木P
「宮崎がね、紅の豚でイ~イこと
 言ってるんですねえ」

メカニックの娘
「ねえ、一つ教えて。
 いいメカニックに必要なのは経験?
 それともインスピレーション?」


「インスピレーション(閃き)さ」

鈴木P 「なのに、宮崎吾郎に監督をさせたいって
 言ったら、駿は言うんですよ。
 『経験がないじゃないか!』
 あのオッサン、嘘ばっかり言ってる!!」

これを見て兄弟して、大爆笑。

で、公開1ヶ月前の試写会で
駿が観に来て、上映中に
1回劇場を出て 暫くして戻ってきて。

その数日後、
人を介して監督である吾郎に
駿からの感想が届いたんだそうです。

その感想とは。

「素直な作りで、良かった」

この一言に尽きると思います。

原案:宮崎駿「シュナの旅」
これは嘘!
ゼンゼン違う。

なんも映像作品を作ったことのない
新人が作ったんです。

そう思って観て下さい。
むしろジブリだったから、
悪い印象を与えたんじゃないかなって
思うくらい。

冒頭に出てくる文章から
最後まで 言ってることは一貫してます。
 単純なこと。
シンプルすぎて分かりづらい。

アニメが好きで、映像作品もよく観てて、
同じ軸上で比べると全くもって ダメに
みえて仕方ないと思いますよ。

けど、そういう酷評があったので
「せっかく観る以上、ひとつ光るものを
 みつけて帰ろう」って思って観たから。
少し救われたんじゃないかな。

自分は音楽とかヒロインの歌とか
良かったと思いましたけど。

逆に兄貴は褒めてました。
まあ、本人はかなりの変わり者なので、
そこは気にしないでおいて……。


で、真面目にレビューいきましょうか。

監督である宮崎吾朗さんは、
あの宮崎駿の息子さんです。

元々は三鷹の森ジブリ美術館を竣工して
これを成功させた人なんだそうです。
くわしくはWikipediaでも見て下さい。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B4%8E%E5%90%BE%E6%9C%97

で、まあ新人監督なんですよ。
ジブリだけど。
話の練りこまれ具合とか演出とかを真正面から
見ると「最近観たアニメ映画の中で最もしょーもない」ですね。

脚本だけを読んだとしたら、
たとえばライトノベルで新人賞に送られてきた
何千とある応募者の中において
第一次選考で真っ先に落とされる感じ
だと思います。

しかしそれゆえに、洗練されておらず
まさにピュア、まっすぐ、捻りのない作りになっており
そこを評価できるとも言えます。

もし仮に、宮崎吾朗がジブリ以外で
映像を作ったらどうなるだろう? と思うと
興味は尽きません。

でも、もし本人がこれからも作り続けるのだとしたら
「ゲド」でデビューしたのはマイナスにしかならないと思います。

今回は宮崎駿監督のジブリ作品と比べられ、
外で作ればジブリと比べられる……これは
本人にとってプレッシャーでしかないかなと。

で、ここで「じゃあ、比べる意味ってあるのかな」
ってことになりますよね。

当初「ハウルの動く城」で監督に抜擢された
細田守監督は、ゲド戦記と時期が被ってしまいましたが
「時をかける少女」を作りました。

ハッキリ言って、ムダに目だけ肥えた私から見ても
相当にいい出来の作品だったと思います。

じゃあ「ハウル」は細田さん版のが観たかった?
もし駿が「ゲド」を作ってれば良かった?
そんなの比べる意味ないと私は思うんです。

質が全く違うものだと思うんですよ。

そして、同じ軸上に並べて比べる必要もないし、
比べることで映画を純粋に楽しむことを
阻害するというのならば、そんなことしなくていい。

もし「ジブリだから観に行こう」と思われるのでしたら、
ムリに混んでいる今の時期に映画館に行かなくても
いいかもしれません。

ただ、人の話を聞いただけで自分が観たような
批判するのは赦さんけどな。

くどいようですが、音楽は良かったです。
テルーの歌も心に響きました。
少なくとも一つ、光るものが私の心には残りました。


時をかける少女(レビュー:映画 アニメ 監督:細田守)

2006年07月31日 09時07分39秒 | レビュー
22日、土曜日。

私が住んでいる大阪で「時をかける少女」が封切られました。

これは筒井康隆原作の小説を映画化したものです。

ですが、これそのものは何度となく映像化されているらしく、
実写で映画化されたものを思い出す方も少なくないと思います。

私は昔の映画の方は観たことはありませんし、
原作も読んでいませんので
今までのものと比較することはできません。

では、どうして観に行ったかというと。
単純に連れに誘われたからなんです。

連れはコノ作品の監督を尊敬しており、
私も同監督の作品を観て感嘆の声を漏らした覚えがあります。

初代「デジモンアドベンチャー」の劇場版を
手がけており、連れの家でDVDを観た時に
「こんな短い尺でまとめるなんて!」と驚いたものです。

興味のある方はどうぞ、面白いですよ。

さて、話は「ときかけ」に戻って。

大阪で上映されているのは一箇所だけのようです。

梅田ロフト地下にある劇場、
テアトル梅田で観ました。

当日、2回目の上映に行った私たち。

なんとかチケットを買えたものの席数残り8、
観にくい場所になるのは仕方ないか、なんて言ってたら。

後述のイベント内で監督が話してる目の前に座ることになりました。
偶然です、目の前30cmくらい?

さて、観客が整理番号とチケットを手に待っていると
こっそりと監督登場、端っこの方で名刺交換開始。

私は週刊アスキーのインタビューを見ていたので
顔は知っていたんですね。
その写真と同じ格好でしたし。

私「おや? あれ監督の細田守さんじゃん?」
友「えっ……あの人かな。もっと陰気なイメージがあるんだが」

失礼な(w

上映スケジュールを貼りだした表を見ました。
何かしらイベントがあるとのことで、
それに合わせて監督が来たのだろうと推測。

そして入場。
席が全く空いてません。

仕方なく最前列に座ると、立ち見の人達が
ワンサカ入ってきます。

私「ここって立ち見アリだったっけ?」
友「さあ……」

イベント開始、主人公の「まこと」の
イメージガールコンテストということで
3人の女子高生が前に出てきました。

司会の、配給である角川ヘラルドの方が
「好みじゃなくてイメージで選んで下さいよ」と
観客に注意しているが、しかし。

友「まだ映画みてないのに、イメージって言われてもなあ」

確かに。

私はコンテストというよりも、
芸能界への登竜門みたいなものかと勝手に勘違いしていました。

なので、見た目の好みよりも
芯の強そうな印象を受けた子を選びました。
偶然ですが、私が選んだ人がグランプリに選ばれてました。

グランプリの子が貰ったのは
iPod、準グランプリの子(2名)が貰ったのは
iPod nano。

女子高生に違い分かるのか!?

とか思いつつ、会場を後にしようとしたら、
みんな監督に握手して、
一声かけてから出ていってるではありませんか。

便乗しちゃおう、ということで
監督に握手して出て行く私と連れ。

で、肝心の映画ですね。

面白かったです。
良かったですよ。

傑作、っていうと言い過ぎかもしれませんが
監督が言っていた通り「楽しんで作った作品」だったというのが
ヒシヒシと伝わってきました。

観ながら笑い、
途中でグッときて
挿入歌の流れるところではウルっときてしまい……。

起きることの全てはすごく狭い……
等身大の高校生が日常で移動する範囲内に
留まります。

しかし起きたことは現実にはあり得ない、
たった一つの「if」。

もしも……もしも、
時を超えることができたなら。

考えますよね、
もう会えない亡くなった人に
もう一度会いたいだとか。

また、バックトゥザフューチャーみたいに
競馬の結果が書かれた本を手に入れたいだとか。

でも主人公の「まこと」(もちろん女の子です)は
そんな事は考えない。
そんな発想は全くこの映画の中にはないのです。

思い出してみて下さい。
高校生の頃、今のように世界観は広かったですか。

学校というものの中から常に世間を見ていて、
そこには予定調和のように繰り返される毎日があって。

恋をした人、
泣いていた人、
何かに打ち込んでいた人……
それぞれ違ったけれど
一生懸命生きていたはず。

もし貴方が否定しても、
間違いなく……きっと。

そんな時期。

一生懸命に、
無鉄砲に、
一直線に、
底抜けに明るく、
そんな少女が時を超える力「タイムリープ」を
手に入れてしまいます。

それは偶然か、必然か。
しかしながら、それによって
「毎日」は違った形を見せ始めます。

でもそれは、どこまでいっても毎日の中に、
日常の中にあって、メビウスの輪のように
非日常をくぐっても最後は戻ってきます。

それを見た時、
この映画を観た時、
皆さんがもし「夏」という言葉に
懐かしさ……郷愁、
寂しさ……寂寥感、
そういったものを覚えるなら、
その正体に気付くハズ。

あの頃には帰れない。
でも……。

惜しむらくは、この映画が
余り多くの劇場で上映されていないこと。

キャラクターデザインは、あの
「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行さんですし、
もっとプッシュされててもいいと思うんですけどね。

ゲド戦記が評判悪いですし、
うーん……。
(観に行ってから私は判断しますが)

中でも、特にお勧めしたいのは主題歌

奥華子さんというアーティストが
主題歌と挿入歌を担当しています。

HPで試聴も出来ますので、
これを聴いてピン! ときた方は
観てもいいかもしれませんよ。

ただリンクしてるOHPでは
サビに入ったところで途切れてしまう。
なんでやねん!

私がよく利用している音楽販売系のDLサイト
Moraでもあったので、早速買ってしまいました。
いつもWebMoneyで買ってます。
クレジットカード恐いので。

発売してはいけない(レビュー:NintendoDS用ソフト メタルサーガ ~鋼の季節~)

2006年07月25日 20時47分53秒 | レビュー
メタルサーガ ~鋼の季節~

サクセス

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はい、久しぶりのレビューです。

今回は今、大人気のハードNintendoDS(ニンテンドーDS)用の
RPG「メタルサーガ ~鋼の季節~」について少々。

元々、このタイトルは
メタルマックスと呼ばれておりました。

ファミコンでコンスタントにヒットして、
スーパーファミコン版の2で大人気を博しました。

ゲームの特色としてあげられるものの一つに、
世界観があります。

共通して「北斗の拳」のような荒廃した
未来の世界が舞台となり、そこでプレイヤーキャラは
「戦車」を武器に戦います。

しかし戦車はタダでは手に入りません。
人間用の装備も必要です。

その世界で強さを得る為に必要なのは、何と言ってもお金。
お金を得る為にプレイヤーは賞金首を狙います。

賞金首は個性溢れるキャラばかりで、
出現場所や出現条件、強さなど様々です。

時には戦車を降り、人間でしか入れない場所で
賞金首と戦うこともあります。

また戦闘中に戦車を乗り降りするなどの
メリハリの利いた味付けによってスリリングな
戦いが楽しめるわけです。

逆に言えば、非常に厳しいバランスに
仕上がっている部分もまた否めません。

そのメタルマックス、長い間
ずっと続編が出ておりませんでした。

GBA(ゲームボーイアドバンス)で
1と2をリメイク(移植?)したものが
発売される予定でしたが、
結局なくなってしまいました。

というのも、版権を持っていた
データイーストが倒産やら何やらで
「メタルマックス」という名前で
発売できなくなってしまったという話もあったり……。

詳しくはコチラ

で、別モノとしてPS2版が発売され、
今年6月……待望のDS版が発売と相成りました。

し・か・しッ!!!

ファミ通でレビューを見て、
嫌な予感はしてました、確かに。

ファミ通のクロスレビューは全くアテになりませんが、
中身の文章に共感できるものが含まれているのも確かです。

まず、操作性。
DSだからってんで、タッチペンでしか操作できません。
まずこの時点で致命的です。

なぜならこのゲームは
斜め見下ろし型(クオータービュー)の
2DRPGだからです。

RPGに限りませんが、
そこに表示されているもののどれが
プレイヤーにとって意味のあるオブジェクトかというのは
「試してみないと」わかりません。

ドラクエなら、タンスを調べて
メダルを手に入れたりしますよね。

今作品でも調べられるものだとか、
触ることによってストーリーが進むものとかが
あるのですが……タッチペンで操作するために
非常にわかりにくく、それだけで「詰まって」
進めなくなってしまいます。

そして、このゲームの何と言っても
最悪な部分はバグの多さ、
致命的なバグの多さ、
仕様バグの多さ。

私、結局ラストダンジョンで放棄して
やめちゃったんですけど。
それまでに、1プレイヤーの目から見て
100以上のバグが御座いました。

その中にフリーズバグもありまして、
その時点で商品価値という見方をすれば
ゼロです。

ゲームの出来云々を問うまでに
至っておりません。

このゲームは企画・プログラム・グラフィックなどが
全く別の会社によって作られて、
それをなんとか繋げたような印象を受けました。

ゲームタイトル前に表示される
会社名が4つもありますし。
(販売のサクセス、クレアテックを除けば2つ)

DSということで、
いつでもセーブができるのですが
一度ロードしてしまうとその「中間セーブ」は
消えてしまいます。

ところが、そんな風にプレイヤーが
「ゲームを進行させているつもり」で操作していても、
既に仕様バグの中にハマっていて、
どうやってもダンジョンを出られなくなっていたり
することも少なくないんですね。

そんな致命的なもの以外だと、
宿屋で寝るとエレベーターの前で目覚めたり
宿屋で寝ると違う部屋で起きたり、
画面端までキャラを動かさないと
次のマップに移動できないのに
タッチペンなので至極面倒だったりと散々な結果です。

最後に、ひとつ。

お金を出して買った人間として、
これは訊いておかねばと思い販売のサクセスに
電話したことがあります。

「バグが修正されたものと取り替えてもらえる可能性はありますか」
「バグを修正したものを作成する予定は今のところ御座いません」

この時点で、2度とサクセスのゲームは
買わないと心に強く刻みました。

どうやら、言い訳するつもりもないらしいです。