賢太郎の物書き修行

IT系と政治関連の事件を中心にコラム風に書いています。趣味は舞台、だけど最近は殆ど観てないな~。

今更ながら、高岡蒼甫のフジテレビ批判について

2011-08-08 20:39:17 | 事件

旧聞に属することだが、高岡蒼甫のフジテレビ批判について考えたことを少し書いておく。

最初に断っておくと、僕は高岡氏もフジテレビも擁護も批判もする気は無い。なので、エキサイトする様な話にはならないので悪しからず。

まず、高岡氏の「事実に基づく真相」を読むと彼がこういう行為に至った経緯が良く分かる。芸能人である彼に対する遠慮会釈ない取材や記事。ドラマや舞台の現場での鬱屈。それらのストレスが彼を追い詰めていた。

精神的には浮沈はあった様だが、3.11はその精神に新たな衝撃を与えた。それらの報道の中で、彼はフジの報道姿勢が原発擁護に映ったのだろう。そこに彼の精神世界で一つの科学反応が起きたのだと思う。

ストレスによって自殺まで考えたという事は、基本的には彼は現場での衝突も、報道される内容についても自分を責めていたのだと思う。「自分が悪い」とまで思っていたのかもしれない。それがフジの報道姿勢が「正義にもとる」と思った時点で「自分は悪くない」と思うに至ったのだろう。そこにかつて自分が批判された韓国での出来事もあいまって、批判の口火が「韓流推し」になったのかもしれない。

高岡氏は非常に繊細で、多分頭が良いのだと思う。色々なことに思いが巡るのだろう。それが悩みが悩みを呼び、終わることのないストレスに苛まれているように思う。そんな彼を抱える事務所はもっと彼のケアに気を使うべきだったのではないだろうか。あっさりと高岡氏が事務所を辞めたことから考えると、事務所との信頼関係が希薄だったのかもしれない。

今後のことを考えるに、高岡氏にはもっと精神的な支えが必要だ。彼の繊細な頭の回転が、より創造的な未来に向かうような支えが必要ではないかと思う。


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