賢太郎の物書き修行

IT系と政治関連の事件を中心にコラム風に書いています。趣味は舞台、だけど最近は殆ど観てないな~。

経営というもの…

2008-08-30 18:04:12 | モブログ
今日は会社のミドルマネジメントの会議にファシリテータとして参加。

ミドルマネジメントは本部長と数名の部長で構成されている執行責任者の集まりだ。いつも話はするが具体的な方針の決定や行動になると立ち止まる。話していると資料もメモもなく空中戦に終始する。
こういうことは“ありがち”なことだと思う。そこでファシリテータとして僕が参加することが最近は多い。雰囲気作りも含めてみんなが満足するファシリテーションがうまく出来ていると良いのだが、といつも思う。

ゴールに向かって話し合いが出来ているか?話し合いのフレームワークは機能しているか?曖昧な話で混乱していないか?
集中力を要するファシリテータは正直に言えば疲れる。特に、改善の傾向が見られるにしても“後ろ向き”なグループに対してだと尚更だし、話し合いと雑談の境が曖昧な人達を議論に集中させるのは骨が折れる。

ただ、状況は改善し、最初の頃よりも僕のファシリテーションも多少進歩したと思う。糸口を見つけるのは大変だったが。

糸口はどうやって見つかったのだろうか?今度そのあたりを振り返ってみたい。

姫井議員の浅慮変節

2008-08-30 07:50:43 | モブログ
改革クラブは姫井議員の離党撤回により4人でのスタートとなった。

自民党参議院の大物相手に「姫の虎退治」として選挙戦を戦った民主党の顔はスキャンダルによって政界の脇に追いやられた。離党した渡辺・大江両氏にも常々不満を漏らしていたのだろう。それが新党への勧誘につながった。
「民主党中心の政権交代につながる新党だと思っていたが、自民党の受け皿的な新党になる可能性がある」
と語っているが、思慮の足りなさを感じる。
たった5人の新党が存在感を示すとすれば、それは弱者への助力しかない。参議院では弱者は自民党。民主党に荷担したとしてもあまり影響力はない。それを考えれば自民党との協力はある程度覚悟すべきだろう。
新党騒ぎを起こせば民主党が大事に扱ってくれるようになると思ったのだろうか?離党撤回会見では民主党の重鎮が顔を揃えた。監視役といったところ。虎を退治した姫が今や檻の中に押し込められた。
民主党は小沢一郎を始めとして離党者の寄り合いで出来た党だ。だからこそ、小沢氏は裏切りを許すまい。
一度決心したことを周囲の状況によって変える人は信用を失っていく。かの「加藤の乱」で決心を曲げた加藤氏は今や政界では何の力も持ってない。姫井氏の変節と政党運営上の資金的な苦境を承知の上で新党旗揚げを決行した4人は彼女のおかげで信用に足る政党と思われたのではないだろうか。

休日のニュース

2008-08-29 08:02:41 | モブログ
昨日は体調が優れず、仕事を休むことになった。

そんな休日のニュースはアフガンのNGO職員死亡に始まった。NGOペシャワール会は本部が故郷の福岡にあり、学校に中村哲さんが公演に来るなど縁があったのでショックも大きい。アフガン人にも慕われていたであろう伊藤さんが熱狂的な民族主義者に殺されたことは悲しい。殺す方も殺される方もアフガンの為に必死だったのだ。片方はアフガンの為の建設的な力を手に入れていた。他方、故国の為に何も出来ず、有為の若者が訳も分からず殺人に走る。

若い死を悼むかのように降る雨は激しさを増し、広範囲に被害をもたらした。テレビは川と化した道路を次々と映し出し、多くの人が避難した。日が変わってからも雨は降り続き、交通網は乱れている。市民生活は心理的に苦しさを増す。

苦しさを増すと防衛反応から市民は消費から貯蓄に切り替える。日本では最後は身を守るのは自分の備えなのだ。景気対策が打ち出されているが、的外れな気がする。どの政策もいざという時の助けにはならない。仮に、失業しても再雇用が容易だったり、生活が保障されていれば、市民は貯蓄から消費に向かうものだ。その安心がなければ世界一の貯蓄高が消費に回ることはないだろう。

そんな無策な政治は野党からの離党者が新党を旗揚げするなどの動きを見せる。捻れ国会に有効な手を打てない与野党は選挙を睨んでバラマキ政策の立案に余念がない。しかし、市民は継続性のない対策には関心がないものだ。結局、政治は国民の厚生を最大化させるために、どれだけ安心な生活環境を準備出来るかにかかってくる。与野党が血道を上げるバラマキ政策にそんな効果があるとも思えない。

伊藤さんの死にペシャワール会はスタッフのアフガン撤退を検討している。ペシャワール会の撤退はわずかながらの消費人口の減少と農業や医療環境の悪化を招く。不安は消費を更に抑制し、結果的に経済復興を遅らせる。与野党の政策が市民生活の安全や安心を改善させることがなければ、消費意欲は上がらず、経済環境が好転することはないのではなかろうか。

号砲

2008-08-26 20:35:26 | モブログ
グルジアを巡るロシアと欧米の緊張が高まっている。グルジアもロシアも態度を硬化させ、欧米諸国は気がつけば張り詰めた糸の上に立っている。
民主化と民族自決を旗印としたアメリカのグルジア介入はロシアの産業システムに楔を打ち込む。無邪気なリベラリストは正義感に燃えるだろうが、ロシア経済の世界経済への影響を考えるとそれほど単純な話しでもないだろう。経済的にも政治的にもアメリカはロシアを優遇してきた。ロシアで資源の産出が増えた時に一番喜んだのは消費大国のアメリカだ。経済的な両国の蜜月はロシアのサミット入りを促した。
だが、事態は暗転しアメリカはサブプライム問題の処理に苦労している。ここでロシアを自由にすれば世界経済の盟主の座を明け渡すことになりかねない。アメリカがロシア経済に楔を打ち込むために放ったのがグルジアの親米政権だ。ロシアが態度を硬化させたまま、新しい冷戦が始まったら欧米とロシアの経済交流は途絶えるだろう。ロシアは資源外需によって成り立つので行き詰まる。
この過程で中国が冷戦下の東西を輸出入で仲介すれば、漁夫の利を得ることが出来る。如何にロシアを経済的に封じ込めたくても欧米諸国はロシアの資源に頼らざるを得ないからだ。そこで中国が躍進すると厄介だと思えば、欧米諸国は中国の諸民族弾圧などを槍玉にあげて封じ込めを図るだろう。

アメリカも自国経済が調子が良い間は融和的であったが、サブプライム問題による傷は対外的な態度も変化させた。ヨーロッパはアメリカの金融問題の失敗に巻き添えを喰らいたくはない。かといってロシアに保険をかけるのもアレルギーがある。

各国の状況と思惑が生む政治的な膠着状態。これこそ“冷戦”の姿ではないだろうか。

書評 佐々木正悟著 「脳は直感しているー直感力を鍛える7つの方法」

2008-08-25 19:41:48 | モブログ
佐々木正悟著 「脳は直感しているー直感力を鍛える7つの方法」(詳伝社刊)

心理学者の著者が事例を引きながら直感力について分かりやすく解説している。副題になっている「7つの方法」は次の通り。
1.自分の五感を使って「知覚」することを、もっと心がける
2.自分が直感したことに、むやみに説明を求めない
3.直感に基づいて、迷わずに「行動」を起こす
4.対戦型のスポーツで、瞬時の直感力と、雑念(ノイズ)の除去を学ぶ
5.脳を直接鍛える
6.好きなことだけをする時間を一日十五分は持って、「リラックス」の仕方を覚える
7.内なる声に耳を傾ける習慣を持つ

科学的とは思われていない直感力。だけど、如何に直感に頼って生活していることか。だから、直感を肯定的に上手に使い尽くす方法を考えないといけないのだと思う。

医療と訴訟

2008-08-21 19:32:30 | モブログ
日経新聞 8月21日 朝刊 三面他
「帝王切開死産科医に無罪」

妊娠・出産はただ嬉しいだけのことではない。胎児の死産・流産の危険は常にあるし、母親が死に至ることもある。そのことに対する覚悟が無事な出産をこれほど嬉しく感じさせるのかもしれない。かといって、死亡に至った場合に遺族が諦められものではない。

医師というのは生半可な覚悟で選べるものではない。六年間という大学での勉強に加え厳しい国家試験をパスしなければいけない。晴れて医師免許を得ても、臨床医は更に過酷な修行が必要になる。20代の青春時代を一人前の医師になることに傾ける。
一人前になってからも、過酷な勤務が続き、先輩医師や病院経営者、医療スタッフや患者から強いプレッシャーを常に受ける。常に訴訟を覚悟しながら(個人の訴訟保険加入率がほぼ100%という職業は医師位だろう)、職務に精励する。物理的にも精神的にも余裕がない中で患者とその家族との信頼関係を築くのは難しい。
そう考えると医師や医療スタッフ以外で医師と患者との信頼関係を築く手助けをする病院カウンセラーがいるべきではないか。
医療崩壊の危機に行政が日本一重い腰を上げたとはいえ、医師不足や医療スタッフ不足を解消するまでには数年かかる。また、人数が増えても解決しない問題は多い。ドラマで人気を博す患者の話しを良く聞いて気持ちを通じさせる“良心的”なドクターというのは、 理想かもしれないが期待は出来ない。ならば、それを補完する何がしかを整備しなければならないと思う。

コードブルーとERが劇似な件

2008-08-19 21:17:47 | モブログ
コードブルーを見ている。ER?と思うほど。

まず、冒頭で「最近のコードブルー」と前回までのダイジェストを流すところ(当然、ERでは「最近のER」となる)。
舞台は院内が主。複数のエピソードが同時進行。大抵は1日の出来事。
指導医達は離婚。一人を除いて離婚。幸せなドクターは現れない。一番の指導医はぶっきらぼう。(グリーン=柳葉)救急医じゃないのにしょっちゅう登場する専門医。(ベントン=哲太)
母子ともに治療中に死んだ患者の遺族に訴えられる医師(グリーン=りょう)。フェローの家族や知人の入院患者で溢れるベッド。医師に劣らないほど優秀な看護士。ベッドの空きを確保するように命令されるフェロー。
欠けているのは呆れるほど奔放な院内の恋愛関係くらい。

ええのかね?
原案クライトンってなってたっけ?

IKEAとサザン

2008-08-18 21:28:32 | モブログ
昨日、港北のIKEAに行った。ちょうど横浜スタジアムでサザンのコンサートがあるのだとかで、大変な人出があった。帰りにはサザンファンの波に圧倒され、電車からはスタジアムに向かう長い人の行列を見送った。

にもかかわらず、IKEAに溢れかえった人。帰りは雨に降られるし。いや~。疲れた疲れた。

久しぶりの電車の遅れ

2008-08-18 07:18:14 | モブログ
お盆明けの月曜日。通勤者の増えた電車は久しぶりに遅れを見せる。乗り換えや乗り込み。たった一週間でも人の感覚は鈍るようだ。
鈍った体を引きずって、ゾロゾロと電車に乗り込む。駅員も少しばかり休みボケ。それでも、週の後半になれば平常に戻る。人と社会の強靱さと言うべきか。