DrKの株日記

現役医師が仕事の合間をぬって株と格闘するブログ

米国株下げ

2006年10月28日 | Weblog
昨晩は米国株下げで月曜は日本株も下げて始まりそう。

奥さんの資金引き上げで
ハピネットがPFに占める割合が高すぎるし
流動性がない銘柄だけに少しリスクがありすぎるかもしれない。
下げ止まるような気もするし
ちょっと難しい。


<奈良妊婦死亡>搬送先探し、診断不正確で遅れか

これについてはたびたびマスコミに取り上げられているが、
一番大事なのは主治医が誤診していること。
脳内出血の可能性があれば大病院は絶対に断らない。
子癇発作と脳出血では対応の仕方が違って当然。
一番非難されるべきはCTを拒否した主治医であって
受け入れを拒否した病院ではない。
明らかに理論をすり替えようとした意図がみえる。

だいたい出産の際に脳出血を起こす可能性があるのは常識。
数時間も搬入先を決めれなかった病院側には
おそらく緊急性の認識がなかったのだろう。

病院というのは自分のところに来た患者には最善を尽くすが
まだ引き受けていない患者には冷たいものだ。
特に電話での対応では
最初は医師でなく事務員が対処する場合があり
マニュアル的に断られる場合も多い。

ただし、救急医療を危うい状態にしているのは
病院の時間外診療をコンビニのように
考えてしまっている一般市民でもある。

真夜中に救急外来を受診する患者の90%以上は
まったく緊急性のないものである。
(そればかりか救急車で来院するほとんども、まったく緊急性がない)
昼間は仕事があるから時間外に来る・・・
そんなやつばっかり。
そのために多くの医師が疲弊していくのである。

医師は深夜働いたって次の日は休みではなく
通常勤務なのだ。
何時間もぶっ続けで働かされる。

本当はちゃんと3交代で医師も入れ替わるERを
それぞれの地域に配置することが必要であるが
国は国民の健康のために税金を使おうなんて
まったく考えがない。
医者を3交代で雇おうと思ったら
単純に人件費が3倍になる。
それで病院がやっていけるはずないのだ。

そんな金があったら道路や施設を作って
自分や支持者にお金をばら撒きたいのである。