株式会社KDM建築設計室の(自称)IT建築設計士が、日々建築関係の情報や、IT関連の活用をつらつらと書き連ねていきます。
KDMな日常
杭工事
大きい建物を建てる際、地盤が弱い場所では対策が必要です。
で、一番確実なのが、杭を打つことです。
固い地盤まで杭を打って、建物を支えます。
よく、大昔の杭打ちで、文字通り巨大なハンマーでガンガン打ち込むという方法があったのですが、今日街中でそんなことをしたら、120%訴えられます。
で、うちでよくやるのは、場所打ち杭です。
岩盤まで穴掘って、そこに鉄筋をセットし、コンクリートを流し込みます。
コンクリートが固まれば、それが杭になります。
各深さでの土を採取します。ボーリング調査結果と相違ないかチェックします。
穴を掘ります。
掘れました。中には安定液を入れております。
うまく掘れたら、鉄筋を入れます。ある程度組み立ててあります。
ずずいっと入れます。長さが足りない場合は、継ぎ足します。
各種検査をします。
この後、この穴の中にコンクリートを流しこんで、杭の完成です。
建物規模によっては数十本も打つので、大変です。
後日、まわりを掘ってみると、こんな感じです。
これが建物をささえてるわけですね。
今後長ーい年月、建物を支える、縁の下の力持ちです。
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