株式会社KDM建築設計室の(自称)IT建築設計士が、日々建築関係の情報や、IT関連の活用をつらつらと書き連ねていきます。
KDMな日常
今年一年
今年一年も、もうすぐ終わりますね。
お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
来年は、さらに発展するように、がんばります!
あなたの家の顧問建築士
ITを活用するIT建築士
建物のエキスパートとして
本当に建築主の為の建築士として
これからも精進させていただきます!
確認申請の構造のダブルチェックについて
建物を新築する場合に、構造的にある範囲を超えると、確認申請の構造で、ダブルチェックが必要になります。
確認申請機関とはまた別の、第3者機関で、構造を厳しくチェックするのです。
その分、申請料も高くなるし、審査期間も長くなります。
そこで、着工を早くする為に、ダブルチェックにひっかからないような設計にする事があります。
しかし、ダブルチェックしない代わりに、結構安全率を確保する構造計算をするので、柱や梁が太くなります。
現場で長いことやってる職人さんがびっくりするのです。
なんで、この規模でこんなにごっつい梁や柱になるのか?と。
しかし、計算的には必要なサイズなので、しょうがありません。
概算見積をする時には、注意が必要な項目です。
断熱で効果的な場所は?
家を断熱する場合に、特に効果のある場所といえば?
1に窓
2に屋根
です。
窓は特に、普通のガラス1枚とかのサッシだと、断熱性能のカケラもありません。
ペアガラスにするなり、2重サッシにすると、かなり効果があります!
そして、屋根!
夏場は特に、太陽さんさんで熱気ムンムン。
この2箇所は特に重点箇所です!
ゴミのマナーは人のマナー
建物管理をしていて、多い問題が、ゴミ置き場のマナーです。
ゴミの出し方は、人のマナーです。
ゴミをいい加減に出す人は、人としてのモラルが無いのです。
トラブルの事例で多いのは、
ゴミ収集日でも無いのに、出す。
どう見ても大型ゴミなのに、普通のゴミで出し、そのまま放置。
ゴミをしっかり袋に入れず、中身をエレベーター等に落としたりする。
ゴミの出し方は、その人のモラルです。
震度7でも大丈夫?
よくお施主様と打合せをしていて、新しい構造基準なら、震度7の地震がきても大丈夫かと聞かれる事があります。
結果から言うと、大丈夫ではありません。
構造の基準としては、震度7クラスの地震がきても、倒壊しない、ぺっちゃんこに潰れないというものです。
だから、ヒビも入れば補修も必要になりますし、場合によっては建てなおさないといけないかもしれません。
ただ、地震で一番死者の多いのは、倒壊による圧死ですので、住んでる方の命は守れます。
あくまで、そういう基準です。
また、超高層に関しては、あまり実例が無く、実験も難しいので、まだまだ未知の部分があります。
そして、その地震の揺れ自体を吸収してしまおうというのが、免震構造です。
住宅においても技術が進み、おもったよりも安価に施工できるものもあります。
ただし、メンテナンスは必修です。
いざ地震の時に効果を発揮できないと、役に立ちません。
導入する場合は、その点の維持管理費用もチェックしておきましょう。
鉄骨建て方の中間検査
検査機関による、中間検査に行ってきました。
鉄骨3階建ての建物ですが、今回は、
中間検査(基礎) → 中間検査(2F床版取り付け時) → 完了検査
と、3回検査があります。
瑕疵担保の保険では、これに屋根の検査が入ります。
して、今回の検査は、2回目の(2F床版取り付け時)検査です。
鉄骨の柱・梁は完成後ほとんど見えなくなりますので、見えてる内に検査するのです。
基礎の時より資料が多くなり、すべてをチェックするのです。
とりあえず問題もなく終わりました。
書類の一部を提出すればOKです。
冬の検査は寒いね~。
中間検査前の検査
鉄骨造の建物の、第2回目の中間検査があり、その前に設計者としてのチェックを行います。
施工会社・設計士(監理)・検査機関と、3重のチェックを行うことにより、施工ミスの無いようにします。
柱寸法から、梁の寸法、高さに距離と、図面と照らし合わせていきます。
錆止め塗装がちゃんとされてるかもチェックです。
デッキプレートも方向から綺麗になってるか等もチェックします。
図面を元に、鉄骨加工会社が加工し、それを現場で組み立てるので、そうそう寸法の失敗は無いのですが、それでも念のためです。
万が一図面と違う事になってしまったら、取り返しがつかない箇所なので、非常に重要な検査となります。
大阪府においての、省エネ措置の届出
大阪府内において、床面積が300㎡を超える建築物の新築には、省エネ措置の届け出が必要になります。
大阪市においては、こちら
建物に省エネの処置をしなさいという事なんですが、また内容的にちらっと見たところ、熱貫流率ふんにゃらの計算が必要です。
で、市の窓口にその計算は設備の専門業者じゃなくてもできるのか?と聞いたところ、できますよ~そんな難しくないとの返事でした。
参考資料を聞いたら、分厚い本3冊程紹介頂きました。
ちら見した範囲でも、そんなすぐ簡単に計算できるような内容にはみじんも感じなかったのですが、とりあえず本を揃えてみようかと聞いたら、書店には置いてないとの事。
通販限定らしいです。
ますます簡単な気はしなくなりましたが、とりあえず今後着工する物件には必要な内容です。
こういう本こそ電子書籍で販売して欲しいなーと思いつつ。
駐車場の確保
地域によって、内容は様々ですので、各地域での確認が必要です。
しかし、建築物の場所によっては、駐車場を設置できない場所もあり、近隣での確保で許可もらえる場合があります。
ただし、市によっては、その駐車場の契約書の写しの提出まで求められます。
範囲も様々で、計算方法も複雑だったりと、プランの段階でしっかり協議しないと、あとで大変です。
IT建築士があなたの家を守ります。
株式会社KDM建築設計室
家のシミに注意!
よく、古い家とか行くと、天井に雨漏り後のシミがあったりします。
特に気にしない人が多いのですが、実は要注意です。
雨漏りした形跡であり、実はまだ雨漏りしている最中かもしれません。
大げさでは無く、その雨漏りの水が木の構造体を腐らせてしまうと、修復するのに非常に手間がかかります。
逆に、早期発見で処理すれば、安価な対策で済みますし、家の長寿命化にも有効です。
また、高気密・高断熱をうたう最近の住宅で、そのような症状があると、さらに注意が必要です。
昔の家は、隙間だらけでぴゅーぴゅー風が通るので、隙間に入った水分も乾いたりしてました。
しかし、高気密住宅であると、水の逃げ場がなく、水が溜まってしまいます。
もれなく腐るでしょう。
家の健康診断は、定期的に行いましょう!
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