株式会社KDM建築設計室の(自称)IT建築設計士が、日々建築関係の情報や、IT関連の活用をつらつらと書き連ねていきます。
KDMな日常
最先端のごみ処理
吹田市に世界最先端のごみ処理施設があり、環境事業の一環で見学してきました。
竣工したのは昨年で、設備的には世界最先端だそうです。
まず、吹田市のゴミの量の推移ですが、実は近年どんどん減少傾向にあるのだそうです。 環境意識の向上や、分別の指導等、色々あるんでしょうね~。 ですので、当初予定してた規模よりは縮小して建設されたそうです。
これがゴミを貯蔵するでっかい貯蔵場所です。 万が一施設が稼動停止になっても、ある期間は貯めることができるのです。
これは、焼却溶解して出てきた溶解スラグを利用して、道路の舗装材等に再利用するものです。 ガラス質なんですね。
なお、焼却のエネルギーを利用して、発電を行っております。 施設での利用分はまかなえるそうで、発電機2基で発電してる状態ならば、電気を売ってる状態です。
ここは、ゴミ収集車がゴミを運んでくる場所です。 吹田市では小学生はこの施設を見学する事になってるそうで、子供にも楽しめるように色々は配慮をしております。 その為に色分けしてるとか。
ただいまの発電量。通常2基ですが、現在はメンテナンスで1基のみの発電量です。
ここで発電しております。
続いてこちらは、リサイクルセンターです。 この広場で定期的にフリーマーケットが行われるそうです。
これは、捨てられた自転車から使える部品を再利用して組み立てた自転車です。 格安かつ抽選で販売しております。
資源ごとに振り分けて、処理をしております。分別すれば資源です。
吹田市は、かなり廃棄物処理・リサイクルに力を入れているのがよく分かる施設です。 通常より高温で焼却する事により、ダイオキシンの発生も抑えられ、浄化処理をする事により、煙突はあるんですがよく見る黒い煙は全く出ておりません。 リユース食器の貸出しを行ったり、再利用のアイデアを市民と考えるなど、もっとこの動きが全国的に広がるといいですね。