効率的に何かを行うとは、優先順位を付けて、必要でないものは捨てる技術をもつことだとこの本から学んだ。それは、決断力やレスポンスの速さにもつながってくる。
ただし、捨てるためには、本や人からの様々なインプットを多くしなければ、取捨選択はできないと述べている。
言葉では、あまりピンと来ないが、実行して体得していくしかないのだろう。
なにもかもうまくやろうとして、器用貧乏になっている自分を反省した。
八方美人になるより、自分の目標とは無関係の仕事はやらないと断ることができるように、周りを納得させるだけの実力をつけて、著者いわく「アサーティブに振る舞う」ことができるようになることが、2009年の私の目標になった。
著者は、断らなければ魅力的にならない、断ることで、本当に自分の望まない仕事が減ったと述べている。さらに捨てることにデメリットは無いとも。
それは一見わがままに映ることもあるが、その行動の裏には、自分の持っている知識を他人に与えることや、人を思いやる謙虚な心がなければ、自分が望む環境を手に入れることができないことも忘れてはならない。
すべての人に迎合するのではなく、自分のポリシーを貫き、自分の考えに合う人とだけ付き合えばいいと割り切ることも大切だと思った。