思いつくままに・・・

写真が趣味の女性がお気に入りの写真と一緒に感じたことを綴ります。

佐藤可士和「佐藤可士和の超整理術」(日本経済新聞社)

2008年09月07日 | 
この本を読む前は、アートディレクターがなぜ整理術?と思っていた。
読み終わるころには、アートディレクターだからこそ整理術が必要なのだと思うようになっていた。

クライエントが求めるイメージを聞き出し、集められた情報の中から本質を見い出し、形にするには優れた整理術が必要なのだ。
驚いたのは、イメージが重視される仕事なのに、言語にするなどして情報化する作業が不可欠であると書いていたことだった。
ただ、頭の中で漠然と思い描いているよりも、情報化して目に見える形にする方が必要なことがはっきりわかるのだという。無意識の意識化とも書かれていた。
まずは相手の言っていることを、言語化してまとめる訓練をすることで、自分の考えもまとめることができるようになるという。
他人事を自分事のように考えることも役に立つという。
アートディレクターとしての仕事をする際、クライエントとのイメージのすり合わせを何度か行い、相手の核心を引き出す作業を医者の問診と例えていた。
思考を言語化し、仮説をぶつけることであるべき姿に近づいていくことがアートディレクターの仕事なのだという。

自分の思い込みを捨て、主観ではなく、客観的に物事を見ることで思わぬ発見があることがあるが、そのためにはいったん問題から離れて、全く逆の立場から考えてみることも必要らしい。例えば、マイナス面をプラス面と捉えてみることなどだ。

本質をつかむ訓練は、インターネットを利用して行うこともできるらしい。
インターネットで検索をする際には、物事の本質をつかんで、検索しなければ必要な情報が見つからないことが多いからだ。

整理術は上に述べたケースのみではなく、身の回りの整理にも役にたつ。
物を捨てることや、外出するときに持ち物を少なくすることで、思考がすっきりとし、楽しむ余裕が出てくることが紹介されていた。
オフィスの場合は、仕事の効率が上がり、物の紛失が減り、リスク回避にも役立つとのこと。PCのファイル整理も含まれている。
そのためには、プライオリティをはっきりさせ、定期的に整理することが必要である。

いまある材料を整理することで、解決の糸口が見えることが多いらしい。
答えは目の前にある、の言葉で、この本は締めくくられていた。
整理術を身に付けることは、目指すべきあるべき姿を明確にし、潤滑なコミュニケーションの原動力になるとのこと。あらゆる整理をライフワークとして、自分の生活に取り入れたい。


知花くららの美の秘訣

2008年09月07日 | 美容
テレビで元ミスユニバース2位の知花くららの美の秘訣に迫る番組をやっていた。
ファッションから食事まで、知花くららがどのように自らの美を維持しているかを特集していた。

雑誌やテレビでは、華やかな衣装をまとっているが、普段着はとてもカジュアルでシンプル。お気に入りのストールを巻いて、自転車で走ることが好きだという。
食事は野菜を意識してセレクト。外食をする時も、少し心がけるだけで野菜をしっかり取ることができるのだと思った。
体系維持は約5キロのジョギングで。スポーツシューズを選ぶ時、店員の話を熱心に聞いている姿が印象的だった。
ミスユニバースに選ばれたときに習ったという、きれいに見える歩き方を紹介していた。
歩き始める時、肩から出るのではなく、まず腰が先に出るようにし、足を交差するように一直線に歩くときれいに見えるらしい。ぜひ、実践してみたい。

すべてを見終わって、感じたことは知花くららはとても自然体だということだ。
特別ではなく、普通の人と同じようにいろんなことに興味があり、同じ目線で行動している。
美とは特別な技術から生まれるのではなく、普段の生活からにじみ出る内面の余裕やおおらかさから生まれるのだと思った。