三連敗中の最早夢もチボーも無いドラゴンズ、今夜は年に一回の豊橋でのナイター。
先発は朝倉と野村。幸先よく初回エルナンデスのタイムリーで2点先取。
しかしつものことであるが、ここからがいけない。中押し、ダメ押しの気配もなく
チャンスを潰しまくっての零行進、スクイズとソロホームランで遂に同点に追いつかれる。
打たれたのは、この日2イニング目の岡田であるが、彼が打たれたのではない。
中押し、ダメ押しが出来なかった打線の不甲斐なさが打たせたのだ。
何度も言っているが、野球はスポーツと言えども、得点を争う勝負事、
チャンスを潰して、追加点を取れないうちに流れ、勝ち運は逃げていって
しまうのは自明の理である。
それはまだしも、今宵は当然の如く延長戦で、あたら若い投手をまた酷使する結果に。
前述のとおり岡田、また福谷も2イニンング投球。
拙攻し続ける打線のあおりで酷使され故障、投手生命を縮じめる若手もいるのだよ。
ルナよ目の前の森野が敬遠され、奮起出来ず、三振とは何て根性なしだ。
小笠原の空振り三振は2ストライク目を空ぶったところで、誰しも予期できたのだ。
ハッキリ言うと、寄る年波で、スイングのスピードが鈍っている、遅くなっているのだ。
にもかかわらず、構えが大きすぎるし、振りも大きい。
40歳を過ぎ、もうブンブン丸も無かろう。フルスイングが持ち味のは解かるが、
もう少しコンパクトなスイングを心掛けない限り、もう君の明日はない。
” 北の侍 ”と呼ばれていたのも今や昔なのだ。
しかしそんな苦境を救ったのは、地元豊橋が産んだ、俺らが町の藤井だ。
本日豊橋のゲームで初ヒットをやっと打ったばかりらしい。
そして最後値千金のサヨナラホームラン・・・・。
腐らず頑張っててよかったね。
藤井と言えば、もう5,6年前であろうか、一度外野のポジションをしかと掴んだ。
その年、オープン戦ではあるが12球団NO.1の打率首位打者に輝く。
飛躍が大いに期待された。あのイチロー選手もオープン戦首位打者から
シーズン200本安打を放ち一気に大ブレーク。
イチローさん程ではなかったが、藤井選手もシーズン中も大活躍、
シーズン終盤まで3割近い打率キープ、ホームランも10本放ち、
規定打席も到達しつつあったとある試合で、守備機会中に怪我をして無念のリタイア。
規定打席到達を逃す。
そればかりか翌年は失速、主力選手となることが出来ず、
いつしか30歳を超えてしまっていた。
今シーズン、平田選手の故障、代役での先発出場、
でも彼は代役というには有り余る素質をもったプレヤーである。
スイッチヒッター、俊足、それゆえ守備何位も広い。
身体能力は抜群であったのに・・・、
彼の成長を阻んだのはちょっとした ”ポカ” が多かったことらしい。
器用そうで、器用でないのだ。
でもまだ33歳、今や人生90年の時代、
君の野球人生、これが最高、終わりでは無い筈だ。
今からでも遅くない、些か遅咲きの花ではあるが、
先発メンバー獲得に向けて、気張りや~、頑張ってくれ給い。