一部の方のご好評に答え、
「続・たかがマンガ、されどマンガ」を
調子にのって今一、二度・・・・
まぁ、前回と少し趣を異にして、
今回はギャグマンガ編でとさせていただきたい。
実はこの私、マンガにおいてのカテゴリー的には、
ギャクマンガ、大いに好きである。
これは中学生くらいに買ったものだったような。
1冊の読み切りの単行本で、
書かれた時期は、昭和51~52年頃であろうか?
登場人物がピンクレディーの曲なんかを鼻歌まじりで、
口ず゛さんでいる。
柳沢きみお先生、デビュー当時は
作品はすべてギャグマンガであったと記憶している。
この「夕やけ団地」はあまり裕福な家庭ではない
姉・兄弟がお互い時に時には喧嘩をし、また助け合い
ことに少し年の離れた姉が働きながら、弟たちの面倒を見て、
またおじいさんと一緒に毎日を必死に暮らしている様を
面白おかしく描かれたものである。
また彼ら、彼女らを取り巻く人情味がある近所の方々が、脇を固め
結構ほのぼのとして楽しめるのた。
今は我チビ娘にこの本を託し、その蔵書の1つに数え、
余世を送っている。
同時期に「月とスッポン」
という人気を博したギャグマンガも記憶に残っている。
幼馴染の彼、彼女が余りにもの不釣合いさ
(ダメ、不細工彼氏と、超美形彼女)がウリのギャグマンガである。
学校で回し読みしたものだ。
そして柳沢ギャグマンガはその後の「翔んだカップル」でその人気を不動のものとする。
テレビドラマ、映画化ともにされている。
が、柳沢先生はその後何かの作品を最後のギャグマンガ決別宣言をされた。
(「翔んだカップル」自体も連載開始時と、最終回を迎える頃とはまるで作風が違う。
最初は完全なギャグマンガであったが、最後はギャグマンガのそれではない。)
その後は大人のコミック誌を中心に、いわゆる社会派的なマンガに転向。
テレビドラマ化された作品も多数あり、現在に至っている。
最近では「特命係長・只野仁」は結構楽しませてもらった。
次なるはギャグマンガの巨匠・赤塚不二夫先生のかつては、
一世を風靡したと言っていいであろう
「もーれつア太郎」である。
この本の発行年月は昭和46年とある。
我マンガ蔵書最古参のものである。
下町人情たっぷりのギャグマンガであり、
後年大ヒットした、
「天才バカボン」と比べるとギャグ的には
かなりあっさり目、スタンダードである。
小学生のア太郎が八百屋を一人で切り盛りする。
登場人物は幽霊となった、ア太郎の父(たしか×五郎といったはずだ)、
ア太郎を崇拝している弟子のデコッパチ、ニャロメ、ケムンパス・・・
ただ、何も彼の味方ばかりではない、心のボスとか、その他
いろいろ個性あるキャラクターがワンサと出てくるのだ。
当時人気の菓子のオマケにシールや、バッジにそのキャラクター達
がよく使われていたものだ。
親分肌のア太郎は街にはびこる悪党どもをやっつけるヒーローであり、
いわば勧善懲悪のギャグマンガであったのだ。
こちらも若い方にはどうかな?どの年代の方まで知っているのか?
当時(昭和40年半ば)にTVアニメ化もされ
その後確か、平成になってもリバイバル化されている。
(オープニング曲は確か細川たかしさん?)
さて、次は気がむいたらスポーツマンガ編でも
特集したいところであるがどうかな。
どれくらい蔵書、文献が残っているのか。
可能であればまた紹介させていただくこととしよう。