新聞を読んで

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現地視察でわかった 福島原発のあふれ返る汚染水

2013-08-15 18:28:14 | 日記

もうなすすべなし…


 

 福島第1原発では今も、放射能汚染水が海に流れ出ている。東電は泥縄式に岸壁近くの井戸から汚染水をくみ上げたりしているが、なにしろ、海に流れ込んでいる汚染水の量は半端じゃない。東電は遮水壁をつくったり、地下水の流入を防ぐべく、凍土方式の検討を始めているが、どれもこれも場当たりで、いい加減で、福島県民をなめているのか、と言いたくなる。

 そんな中、14日、民主党の国会議員が福島第1原発を視察し、問題点をつぶさに見てきた。福山哲郎、増子輝彦、大島九州男参院議員らがタービン建屋の状況などを視察したのだが、2つのことに驚いていた。ひとつは事態の深刻さが何一つ、変わっちゃいないこと、2つ目は、それなのに、東電のいい加減さだ。

<世界の知見を集めるしかない>

「汚染水の問題が報道されてから、与野党初めての視察ですが、止める、冷やす、封じ込めるの事故収束3原則が破綻していることが明らかになった。すべてが後手後手、東電の隠蔽、改ざん体質は変わっていないと疑わざるを得ません。作業員の方は頑張っておられるが、1日に膨大な汚染水がたまる。東芝製のアルプスでクリーンにするはずだったが、3カ月で壊れてしまった。凍土方式にも同じ疑問を持っています。今回のような大規模なスケールでの実績がないから、同じ失敗をする恐れがある。東電任せではなく、世界中から知見を集める必要があります」(増子輝彦・参院議員)

 汚染水の海洋流出問題は事故当初から、言われてきたことだ。それなのに、東電は今年5月に初めて、ボーリング調査に着手。参院選が終わってから海への漏洩(ろうえい)を認めた。これだけでも怪しいのに、出てきたのが凍土方式だ。政府も金を出す。抜本策に乗り出す。そんな印象の報道が続いたが、まったく違う。

「東電が汚染水の漏洩に気が付いていたのか、いないのか。これはひとつの大きな検証課題だと思います。また、凍土方式がどういう経緯で出てきたのか。実は事故当初から、この話はあったんです」(福山哲郎・参院議員

 しかし、実現性に疑問符が付いて、実行には移されなかったのだ。
 福山は初期(平成23年)のロードマップを取り出し、記者に見せた。そこにはハッキリ、「汚染水の工法の確認」「(遮水壁の)設計着手、構築」と書いてあった。2011年12月の時点で汚染水漏洩防止が検討されていたのに、東電は有効な手を打たずに、ここまで事態の悪化を招いた。

 そのうえ、今になって再び、いったんはボツになった凍土作戦とは呆れてしまう。つまり、放射能汚染水がジャブジャブ海に流れているのになすすべなし。これが実情なのだが、安倍首相はというと、のんびりゴルフ休暇を楽しんでいる。この無責任さは犯罪的と言うしかない。
(取材協力・横田一)

ゲンダイネットより2013年8月15日 掲載

68回目終戦記念日 全国戦没者追悼式 首相「不戦の誓い」触れず 2013年8月15日 13時56分

2013-08-15 18:05:26 | 日記

68回目終戦記念日 全国戦没者追悼式 首相「不戦の誓い」触れず

2013年8月15日 13時56分

全国戦没者追悼式で黙とうされる天皇、皇后両陛下=15日正午、東京都千代田区の日本武道館で(北村彰撮影)

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 六十八回目の終戦記念日を迎えた十五日、政府主催の全国戦没者追悼式が日本武道館(東京都千代田区)で開かれた。天皇、皇后両陛下をはじめ、遺族 約四千八百人、安倍晋三首相らが参列し、戦争で犠牲となった約三百十万人の冥福を祈るとともに、平和への誓いを新たにした。安倍首相は式辞で「世界の恒久 平和に、能(あた)うる限り貢献する」と決意を述べたが、近年の歴代首相が表明していたアジア諸国に対する加害と反省や「不戦の誓い」には触れなかった。

 追悼式には、衆参両院議長や最高裁長官、各界代表も参列した。

 式典は正午前に始まり、国歌斉唱の後、安倍首相は「歴史に対して謙虚に向き合い、学ぶべき教訓を深く胸に刻みつつ、希望に満ちた国の未来を切り開いていく」と式辞。

 さらに「世界の恒久平和に能うる限り貢献し、万人が心豊かに暮らせる世を実現するよう全力を尽くす」と述べた。

 正午の時報を合図に参列者全員が一分間の黙とうをささげ、戦死した軍人・軍属ら約二百三十万人、空襲や原爆などで亡くなった民間人の犠牲者約八十万人の冥福を祈った。

 天皇陛下は「かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします」とお言葉を述べられた。

 遺族代表として、奄美大島沖で夫が戦死した遠矢(とおや)みち子さん(92)=東京都練馬区=が「悲惨な戦争の教訓をしっかりと心に刻み、すべての人々が平和で心豊かな世界となるよう努力いたします」と追悼の辞を述べた。

 参列した遺族最高齢者は、サイパン方面で夫が戦死した青柳よし乃(の)さん(99)=埼玉県宮代(みやしろ)町。最年少者は、旧ソ連アルタイ地方で曽祖父が抑留死した中島馨(けい)君(10)=横浜市。

 遺族の高齢化が進んでおり、参列者のうち戦没者の子どもが全体の三分の二を占めた。父母の参列がないのは三年連続。妻は十六人と全体の0・3%で、四年連続で1%を切った。

(東京新聞)


西日本中心に猛暑続く

2013-08-15 10:41:37 | 日記

 

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【社会】

西日本中心に猛暑続く 四万十市、40度下回る

2013年8月14日 19時58分

 厳しい日差しの中をまぶしそうに歩く女性=14日午後、高知県四万十市のJR江川崎駅

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 日本列島は14日も晴れて厳しい暑さが続いた。12日に国内観測史上最高の気温41・0度を記録し、13日まで4日連続40度台を観測した高知県四万十市は38・6度で、5日連続にはならなかった。14日の最高は大阪府豊中市(大阪空港)の38・9度だった。

 気象庁によると、ほかに最高気温は奈良県十津川村38・6度、大阪市38・4度、京都市38・1度、甲府市38・0度。観測点927のうち、35度以上の猛暑日は西日本を中心に160地点に上った。700地点近くで30度以上の真夏日となった。

 気象庁は、東北から九州の各地で15日も猛暑日が予想されるとして「高温注意情報」を発表。

(共同)
 



昨日のカープ 勝ちましたよ

2013-08-15 06:07:19 | 日記

阪神1-7広島 広島が大勝

2013.8.14 21:26
5回、キラに適時打を浴びる阪神・岩田稔 =京セラドーム大阪(中川春佳撮影)

5回、キラに適時打を浴びる阪神・岩田稔 =京セラドーム大阪(中川春佳撮影)

 広島が12安打で大勝した。一回にキラの適時打など6長短打、打者一巡の猛攻で5点。五、六回にも各1点を加えた。大竹は8回1失点で5月22日以来の6勝目。阪神は岩田が立ち上がりに乱れ、打線も低調で4カードぶりの負け越し。

 ◇セ・リーグ            

 阪神-広島16回戦(阪神9勝7敗、18時1分、京セラドーム大阪、3万2010人) 

広 島500 011 000-7     

阪 神001 000 000-1     

▽勝 大竹18試合6勝7敗       

▽敗 岩田8試合2勝5敗  


セ・リーグ(14日)
巨 人 4-1 DeNA 終了
ヤクルト 12-2 中 日 終了
阪 神 1-7 広 島 終了
パ・リーグ(14日)
日本ハム 2-1 オリックス 終了
西 武 3-11 ソフトバンク 終了
ロッテ 6x-5 楽 天 終了


msn産経ニュースより



     


今日のコラム

2013-08-15 05:32:32 | 日記

8月15日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

平和の価値を見直す

 最近、平和というものが、何かいわば空気や水のように、ごく当然に存在するものといった感じが強くなってきたのではないだろうか。平和の貴重さ、ありがたさがだんだん忘れられつつあるように感じられる。

 これは危険なことだと思う。平和は天然現象ではない。人為というか、人間の自覚と努力によってはじめて実現され、維持されるのである。

 だから、この際お互いにもう一度平和の価値というものを見直してみたい。そしてこの価値を知った上で、国民として何をなすべきかを考え合いたい。さもないと、せっかく続いたこの貴重な平和を遠からずして失うことにもなってしまうのではないだろうか。




2013年8月14日筆洗(東京新聞)

筆洗

▼宮崎駿監督の最新作「風立ちぬ」に、工場で組み立てられた海軍の零式戦闘機が牛車に引っ張られていく場面がある。不思議に感じた人がいるかもしれないが、創作ではない

▼零戦を製造していた三菱重工名古屋航空機製作所には隣接する飛行場がなく、完成した胴体や翼を四十八キロ離れた各務原飛行場まで運んでいた。名古屋市を出ると、雨が降れば泥沼のようになる悪路が続く

▼機体を傷めずに運ぶには牛車を使うしかなかったのだ。日没後、製作所を出た牛車は二十四時間かけて慎重に歩む。機体には厳重にシートをかぶせ、要所には警官が立った

▼量産体制が整うと、牛の疲労が目立ち、疲労回復のために特配のビールを飲ませることも。飼料が不足すると牛はやせ細り、やがて温和で力の強いペルシュロン馬が荷を引いた(吉村昭著『零式戦闘機』)

▼最新鋭戦闘機が牛馬に引かれていた事実は、未来の運命を暗示しているようにも思える。戦況の悪化に伴い、零戦は二百五十キロ爆弾を抱き敵艦に体当たりする特攻機になる

▼ 「太平洋は、祖国の危機を救おうとねがう若者たちの壮大な自殺場と化した。かれらの死は、戦争指導者たちの無能さの犠牲とされたものであると同時に、戦争 という巨大な怪物の無気味な口に痛ましくも呑(の)みこまれていったものなのだ」と吉村さん。歴史に学ぶべきことはあまりに多い。



2013年8月15日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼角川書店の創業者で国文学者でもあった角川源義(げんよし)に〈命綱たのむをかしさ敗戦忌〉の一句がある。1975年の8月15日にがんで入院し、最期の闘病中に詠んだと、長女で作家の故・辺見じゅんさんからお聞きしたことがある

▼ 同世代が大勢落命したのに、自分は生き延びた。いま病を得て、治療を命綱と頼んでいる。そんな我が身を突き放して眺めた句であろう。源義氏は「終戦」とい う言葉を嫌った。辺見さんが不用意に使うと、「あれは敗戦だ。終戦なんて簡単に言うな」と怒ったそうだ。譲れない一点だったようである

▼同じ思いの人は少なくないと見え、この欄でも毎年「終戦」と書くと、ご意見が届く。やや意味合いは異なるが、「終わるものなら、なぜ」と恨む手紙もあって考えさせられる

▼先の戦争での日本人戦没者は軍民で約300万人。その数は戦争の末期に激増し、最後の1年で200万人近くが落命した。特攻、沖縄、空襲、原爆――悲劇の多くがこの間に起きている

▼特攻隊で8月15日に出撃予定だった人の話を、朝日小学生新聞で読んだ。命拾いしたのだが、数日早く出撃した人もいよう。最後の1年を逆回しして玉音放送を早めてみれば、死なずにすむ人は日々増える。きょうは遅すぎた敗戦の日でもある

▼「敗戦」への執着は、無謀な戦いに突き進んだ愚を忘れまいとする戦中派の心であろう。「軍事力の敗北であった以上に若い文化力の敗退であった」と源義氏は述べている。色あせぬ言葉だと思う。