5月31日
ゼ口以上の人間に
人間の生活はすべてのことが自分ひとりではできない。着物にしても食べものにしても、他の人の労作によってできたものだ。そのかわり自分もなんらかの労作を他人に与えて生活が成り立っている。つまり労作の交換である。この労作を交換しない、もらうばかりで与えるものがないというのでは役に立たない。これはマイナスである。プラスとマイナスがゼロ以上でなければ役に立つ人間とは言えない。
たとえば反物を三反もらったら、それを四反にして提供する人になるということだ。精神面でもこれは同じである。人に対してより高い考え方を与える。これが人と生まれて社会に役立つ人間の姿であろう。
5月30日
叱ってもらえる幸せ
叱ってくれる人を持つことは大きな幸福である。叱ってくれ手のないことは寂しいことである。どんな人でも、より多く叱ってもらうことにより、進歩向上が得られるのだ。
叱られて反感を持ち、不愉快な態度を示すことは、再び叱ってもらえる機会を失うとともに自己の進歩はもうそれで行き詰まりとなる。叱ってもらうことは自己向上の一大資料であることを感じて、これを受け入れてこそ、そこに効果が生まれるのである。
修業途中にある諸君は、叱ってもらうことの尊さを知り、叱られることに大いなる歓びを感じる境地に到達しなければならないと思うのである。
5月29日
まかせてまかせず
「好きこそものの上手なれ」という言葉がありますが、人に仕事をまかせる場合、原則としては、こういう仕事をやりたいと思っている人にその仕事をまかせる、ということがいいのではないかと思います。
しかし、まかせてはいるけれども、たえず頭の中で気になっている。そこでときに報告を求め、問題がある場合には、適切な助言や指示をしていく。それが経営者のあるべき姿だと思います。これは言いかえますと“まかせてまかせず”ということになると思います。まかせてまかせずというのは、文字どおり“まかせた”のであって、決して放り出したのではないということです。
5月28日
失敗を素直に認める
たとえ、どんな偉大な仕事に成功したという人でも、何の失敗もしたことがないといった人はいないと思います。事に当たって、いろいろ失敗して、その都度そこに何かを発見し、そういうことを幾度となく体験しつつ、だんだん成長していき、ついには立派な信念を自分の心に植えつけ、偉大な業績を成し遂げるに至ったのではないでしょうか。
大切なことは、何らかの失敗があって困難な事態に陥ったときに、それを素直に自分の失敗と認めていくということです。失敗の原因を素直に認識し、「これは非常にいい体験だった。尊い教訓になった」というところまで心を開く人は、後日進歩し成長する人だと思います。
広6-4楽 松山が逆転3ラン
2013.5.26 18:26
4回 本塁打を放ち広島・前田健太とハイタッチする松山竜平=マツダスタジアム(森田達也撮影)
4回 本塁打を放ち広島・前田健太とハイタッチする松山竜平=マツダスタジアム(森田達也撮影)
広島は0-1の四回2死一、二塁から松山の3号3ランで逆転。六回は丸の4号2ランで加点し、七回は菊池の右前適時打で1点を加えた。前田健は7回3失点で5勝目。楽天の永井は失点につながった3四死球が悔やまれた。
◇交流戦
広島-楽天2回戦(1勝1敗、
13時30分、マツダスタジアム、3
0380人)
楽 天000110110-4
広 島00030210×-6
▽勝 前田健8試合5勝2敗
▽S ミコライオ20試合1勝2敗
9S
▽敗 永井4試合1勝1敗
▽本塁打 松山3号(3)(永井)小
斉1号(1)(前田健)丸4号(2)(金
刃)