言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

鰐口のこと 

2019年03月02日 | 歴史探偵
     

 「やまえの文化財」のことで‘鰐口’わにぐちのことが気になりました。鰐口とはお寺や神社の堂前に吊るされていて参拝する人が綱をふって打ち鳴らすものです。銅や鉄でできています。大きな口を開いた形から‘鰐口’と呼ばれているのだそうです。

 山江村文化財指定に3面の鰐口が指定されています。いずれも中世鰐口です。文化財冊子の中で「球磨郡に現存する中世鰐口は24面のうち13番目に古い・・・」と写真の瑞光寺跡阿弥陀堂の鰐口を紹介しているのです。この文章が書かれたのは平成17年のこと、その後、新しく発見されなかったのか、24と云っていいのかが不安になったのです。
 写真の鰐口には銘(線刻で字が書いてある)があって「奉寄進清源山瑞光寺阿弥陀如来 願主高橋藤島鬼塚 于時天文十二癸卯八月十五日」と書かれてあります。
 午前中に資料館図書館に行って市町村誌や文化財紹介冊子を調べてきました。結論から言うと(わからない)でした。したがって24とか13という数字は今回は使わない方がいいのかなと思ったところでした。いろいろと調べてみて、高田素次さんが昭和45年に書かれた水上村史の中に「球磨の中世鰐口について」を書かれておられます。50年近くたっているのですがその後このことについてあまり研究が深まっていないような感じがしました。もう故人になられましたが高田さんの研究深さには脱帽です。私もちょっといろいろと調べてみようと思ったところでした。

 今夜は東間小学校の歴代PTA会長・校長会です。年に一度です。これから出かけてきます。

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