言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

書かれない郷土史のこと

2020年05月09日 | 歴史探偵
    
      万江の山奥の(合子俣の庚申塔)です、近くのお婆さんが世話していました、105才くらいです、しかし、今は施設入院です。もう、だれもこの庚申さんを祀る人はいなくなりました。

 先日に買い求めた古本「書かれない郷土史」のことの続きです。この本のはしがきに次のように書かれています。
「・・・民俗資料はつぎつぎに失われていく。特に民謡や口承の伝説や年中行事などは、ここ数年で滅亡してしまうのではあるまいか。今のうちに誰かが、せめてそれを記録にでもとめて置かなければ永遠にその姿を没してしまうであろう・・」と警告されているのです。そして蒐集されたものを文章化されて本にまとめられているのです。ところがそれは昭和35年のことなのです。その頃ですら“失われていく”という現象はあったようです、筆者は神奈川県の方ですので、人吉盆地よりもその速度は早かったにしろ60年前のことです。このときと比べたら数段に失われています。
 そんなときに無謀なるチャレンジをしている一人です。(もう間に合わない)(まだ間に合うかもしれない)と思って、“歴史探偵ごっこ”をしています。廻りの人を巻きこみながら、一人でも多くの人と記録の残す作業をしたほうがいいのでは、と思ってです。
 資料館で「写真でみるやまえの130年」の写真集を作りました。写真は見るだけでむかしを語れます。そんな意味合いで編集したつもりです。ひとつでも後世にと思っています。
 「書かれない郷土史」には、「庶民の歴史書は空白」ともは、はしがきに書かれています。だから“書かれていない郷土史”のようです。ひょっとすると(間に合うかもしれない今なら)という気持ちでがんばります。

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