カラマワリーナよ永遠に

アマチュアフルート吹きのあしあと

そりゃないよ

2017-12-08 08:34:30 | 楽団にて
次回の定期演奏会の曲や企画を出していた。

最近ようやく理解したのだけど、うちの楽団、演奏会の曲や企画、一応団員に出させるけど最終的には指揮者、事務局、団長の「三役」で決定する。
団員が考えるとか希望するしないに関わらず、企画が既に決定してる時もある。


今回、凄く指揮者がやりたいと推す曲があった。
昔の映画のサントラ。
そのお話は私達世代にはまあまあ有名で、シリーズ化もしてる。テーマ曲もパッと浮かんだりする。
が、そのサントラ組曲には、「これといえばこの曲でしょ〜」という曲が、入ってない。ほぼ誰も知らない曲ばかり。悪くない曲だけど。
曲に魅力があるのは確かだけれど、テーマ曲のイメージを持って聴きに来るお客さんにはどうだろう?
あと、長い。
やっぱり指揮者が決めた曲がもう一つあって、そっちも組曲で長い。お客さん、寝ちゃう。退屈。
それと、知名度の低さはストーリー付きで演奏する事で補うみたいだけど、そのお話が、暗い。

そんな理由から、そのサントラ曲はパートリーダー会議では、全員が却下、やりたくないと言っていた。

が。

問答無用で、その三役会議とやらで、決まってしまった。


実は今回の企画、私のテーマが採用された。
曲もそれに沿ってあげていたのだが、色々あれこれ紆余曲折の末に一曲も残らず、私のイメージしていたものとは全く違うものになった。テーマだけは残されたがすっかり形骸化。
まあそれは、私の向いてる方向と、団として向いてる方向が違うのだな、で済む話だけど。

それが、「団として」なら。

みんなの反応を見ていると、団として、ではなく、多分「三役として」「指揮者として」だ。
多くの団員の意見は覆されて、物事が決まっていく。
あまりに団員軽視過ぎやしないか?
みんな今まで文句言いつつも黙ってついて来てるようだけど、あちこちで不満を聴く。企画出せって言うけど、どーせ通らないじゃん?とか。
主要メンバーが辞めたり休団したり、主要パートの人数がどんどん減ってる。
友人は、新しい団の設立を画策し始めた。

偉い方々は、いつまでも自分らは慕われてて何だかんだついて来るだろ、と思ってんだろうけど、このまま行けば取り返しのつかないことになるかもしれない。

つーか、事務局は指揮者の嫁。団長は指揮者の旧友。
まー、そりゃそうなるわな。
でも、一人くらい、もうちょい団員の方を向いてくれる人がいてもいいんじゃないのか。指揮者だけで音は出るのか?


こんな状態で偉そうなこと言われたって、みんな反発しか感じないよなあ。
とりあえず、自分の中で期限を設けた。
それまで色々言えることは言ってみて、もうだめだと思ったらその時は辞める。
もう若くないもの、自分に合ったとこにいて楽しんだ方がいいよね。
メンバーの中には一緒に吹きたい人がたくさんいるからそこは残念だけど。


お客さんの事を考えると、決まってしまったものには全力で取り組むしかない。
でもモチベーションが上がらない。
私も上がんない、みんなを上げるのもきっと大変。
困る。ほんとに。