NHKで放送されている『新日本風土記』は
昔放送されていた『日本風土記』のリニューアル版。
1960年から放送されていて、当時からテーマソングは同じ
子供の頃は
老婆が歌う意味の分からない歌詞と独特の音階が薄気味悪い印象だった。
ところが大人になって聴くと、なんとも心に残る音楽となった。
最近、番組最後のテロップにテーマソング「あはがり」の文字が目に入り
調べてみると、意味の分からない言葉は奄美言葉らしく、
独特の音階は奄美民謡のそれだったようだ。
勢いでCDをポチった。
『南ぬ風』と書いて『ふぇい ぬ ぶるーす』と読ませるらしい。
そう云えば、レンタルや中古買取り大手のゲ〇がCDの買取りを終了した。
近年ではCDに代わってダウンロードや
サブスクの音楽配信サービスの利用者が増えるなど聴取方法の変化が原因らしい。
ボクが音楽を聴き始めた頃は、聴きたい曲はラジオで放送されるのをひたすら待つか
レコードを買うしか無かった。
ウチにはレコードプレーヤーが無かったのでレコードを買うって選択は無かった。
働くようになって、ようやくカセットデッキやらチューナー・アンプ
レコードプレーヤーやスピーカーと買い足していったっけ。
そしてLPレコードも着々と買い足していったけど、
レコードが擦り減るのが勿体なくて、アルバムはカセットテープに録音して
それこそテープが伸びるまで聴き倒した。
やがてLPレコードは擦り減る心配の無いCDに代わったけど
みんな大切な宝物だ。
最近では音楽は音だけをデータでダウンロードして保存するみたいだけど
ボクはやっぱりデータじゃダメだな。
アルバムってジャケットやらライナーノーツやら歌詞カードが揃ってて
それに音源のCDがセットされてのアルバムなんだよな。
自分がアルバムを作るなら、音楽はモチロンだけど、
曲順からジャケットや歌詞カード、ライナーノーツまで
拘りに拘って作るだろうな。
全部あっての総合芸術だから、やっぱりCDで持っていたいんだよな。
そんなわけで、未だにCD買ってます。