風のハーモニー

ある時はチョイ悪ライダー、ある時は良妻賢母、そしてもう一人のHUZUという人間が登場するドラマの始まりです。

卒業式

2007-03-25 21:15:03 | Weblog
3月は卒業シーズンともあって、あちこちで卒業証書を手にした人達を見るたび何故かようやく春の訪れを感じるものである。

幼稚園から始まり、感極まって涙するのは決まってこの「私」である。去年娘の卒業式に出席し賛美歌を歌い、牧師が卒業生のための聖書の朗読を聴いたとき無宗教の私でさえ
{私たちすべての人間は神に守られ、叉神に捌きを受けるもんだ}と思った。
最後に答辞を述べた学生があまりにも立派で美しい日本語で本当に心に残った答辞だった。いろいろな思い出話や自分がこの学校で学んだ事を話したがとても印象に残ったフレーズがあった。

「最後に私がこの学校で本当に学んだことは、夢や希望は自分が今までやってきた
経験や体験から生まれるのだと言ううことが解りました。何も目的も持たずテストで何点アップすることを考えてた自分が、いろんな人達の出会いやいろんな場所でのふれあいの中で今までと違う感情が出てきて沢山の刺激を頂きました。私はここで夢や目標の持つことのの大切さを学びました」

本当に心に残り聞きほれてました。今でもこの言葉ははっきりと覚えています。

一年専攻科に残った娘は2度目の卒業式となったが今回は袴姿ではなく普通のスーツで出席した。私の変わりに急遽盛岡に来た姉が母を連れて卒業式に行ってくれた。
90歳の母が
「華やかで見たばりも面白かった。これで叉冥土の土産が増えた」と喜んで娘と帰ってきた。

これが我が家では最後の卒業式です。

青春切符

2007-03-21 19:07:15 | Weblog
青春切符とはどうやら熟年切符らしい・・・。

年3回位、学生達の帰省・旅行などの応援プランとして春休み、夏休み、冬休みの一ヶ月半位の期間「青春切符」というのが発売される。全国何処へでもJRのローカル線5枚綴りが12000円くらいで発売される。一日とにかく普通車であれば二千円ちょっとで乗り放題なのである。以前娘も友達とそれを利用して帰省した事があるが家についた時はぐったりで「もう、こりごり。だって8回位乗り換えしてしかも10時間以上もかかるんだよ!」
私たちの頃は「どんこ列車」と言ってそれが当たり前だったような気がするが、新幹線にしか乗ったことのない娘に、やはり快適さを味わっただけに不便さを押し付けるのは無理なようだ。

昨日の夜、突然東京の姉がその「青春切符」を利用して夕方我が家に到着。今回はキャンペーンで5枚綴りが8000円で超お得だったとか・・結局我が家まで1600円也。朝5時半に乗り、乗り換え8回夕方5時到着。
姉は都内の一等地にマンション3戸所有し、部屋の食器は「マイセン、バカラ」と高級品思考で一流品好みの姉だが何故かこの格安青春切符がお気に入りなのだ。

「丁度、読みたい本があるからこの機会に本を読むの。でもこうやって青春切符使ってるのは老夫婦などのシルバー世代が多いのよ。だって時間がたっぷりあるもの、それに楽しいわよ。何と言っても安いのがいい(^^)」

そして今日、母を連れて新幹線で東京にもどった。残った4枚は4月中旬まで残さないように有効に使うらしい。

JRさん、「青春切符」は熟年が再び青春を楽しんでいる切符ですよ。

安否確認

2007-03-19 20:57:43 | Weblog
毎朝、朝6時娘に安否確認のメールをするはめになるなんて・・・

この春、社会人となる娘は今研修として2月から配属になっている。卒業式や引越し帰省などはこちらの予定で休んでいい事になってるらしいが、初めて慣れない事だらけで先日から「ぼやき」が出始めた。電話で弾丸のように息つく暇なく、なんと頭にきたことを話し出す。冷や冷やしながら、言い含めながら時には「うん、うん」と頷きながら笑って聞き逃している。最後にきまって

「あのお局婆婆、頭に来た!自分はど派手なのに服装を注意された、間違って教えたくせに2度と同じ間違いしないようにと平気で言う・・・ほんと訳わかんない!」
くれぐれもあまりカッカしないで「はい」っていって心で「あかんべー」してればいいんじゃない。ってはいったものの我が娘、闘志むき出しである。

「はい、わかりました。二度と間違えないようにきちんと書面にしたものを頂ければと思います。」って答えたわと。

こんな調子の娘は世の中の理不尽さはまだよくわかっていないようだ。ストレスはたまるわでこちらも何となく心配なのだ。

朝6時に起き、始めての一人暮らしとあって身支度など家を出る時間は7時らしい。
 「お母さん、安否確認しないと心配だろうから朝6時にメールして!」
朝起こしてとは言わないことが本人のこれから自立する娘のプライド。

今朝はいつものようにメールしても返事が返ってこない。少しおいて電話とメールの繰り返ししたが応答なし。朝の忙しい時間に一時間もこの繰り返しをした。7時過ぎにようやく返事が返ってきた。

「いってきまーす。朝は忙しくて音消したの忘れてた。見てなくてごめん」

安心したのと携帯につきっきりでにらめっこしてた私が遅刻しちゃうわい。

この安否確認はいつまで続けることか・・・(><) 




吹雪の中のVenus

2007-03-17 20:48:13 | Weblog
ここ何日か叉冬に戻ったような寒さが続き、今日は久々のお天気だった。しばらく母を温泉に連れて行ってなかった事を思い出し、今日は親孝行の日にしようと温泉にさそった。本当は少しスキーでもして帰りに温泉と思っていたが、きっと母の用足しもあると思い電話をしていつもの網張温泉の「ありね山荘」行きとなった。

途中岩手山が雄大に裾野まで見える「春子谷地」を通り、雪に覆われた山を見ながら、母も久しぶりにもう春が近い冬の山々の景色に満足げだった。

到着しさっそく湯船に入ると、いつもより大分空いていた。きっとこの時期は移動の時期や高校入試、大学入試の発表も追えそれぞれ準備やらで忙しい時期かも知れないと思った。
いつものように湯船に入り、私はサウナで2週間分の汗と毒素を頑張って放出した。サウナを出ると急に辺りが吹雪始めたのだ。露天風呂を見ると誰もいない・・
ほてった体をこの吹雪の中で冷やそうとこのまま外へ直行。

高台にあるこの温泉は露天から牧場を見下ろす事が出来、この吹雪の中一瞬この空間を支配したような気分になった。体から湯気がたってたのが粉雪に曝され、もしここに「篠山紀信」がいたら喜んで「ハイ、ポーズ」してしまいたくなるようだった。

{私って、もしかして吹雪のVenus?}

どっかの婆さんがドアを開けて入ろうとしたが
「わがね、わがね。やっぱり寒すちゃ・・」と行って叉ドアをしめた。

ほんの5分間のVenusでした。

一間に大人4人の引越し騒動

2007-03-12 21:09:24 | Weblog
晴れてこの4月から就職となった娘が今までいた学生会館を出て一人暮らしすることとなった。週末娘のために夫と私は引越しの手伝いに東京行きとなり、私は一足早く東京へ娘の住む学生会館へ到着。まずは荷物の整理のため・・・そこで目にしたのはところせましと荷物の山、そして何故か娘はパーティドレスを着て念入りに化粧をしている・・・。

「お母さん、今日私「花より男子」の卒業パーティの最終回のエキストラに抽選で当たったからこれから行くから。15000人も応募あったのにラッキー(^^)
ドレス着用で来てくださいだって。F4の4人も見れるし友達と一緒に待ち合わせたから・・・あとは適当に、じゃね。」

次に出す言葉もなく「いってらっしゃい」・・・部屋一面を眺めながら
{私の育て方が悪かったのだ、いや昔私もそうっだった、しかたがないか}
ただただ黙々と荷物を整理し始めたら洋服の多さにビックリしてしまった。食費を梳ってこんなくだらない服に化けたのかとやたらため息がでる。

一日目は何とかすぐ持っていけるようにまとめた。

二日目私の姉も手伝いに来て大掛かりとなった。新居は大きめの6畳一間プラス2畳位の台所、荷物はびっしりなのに半畳の収納だけ。

「これは何処にしまうの!ここにはタンスがやはり必要、テレビは何処に、置く台は・・・・。」私、夫、姉、本人 あっちこっちでやりとりがとび交う。近くにホーマックみたいのはないのか、何で必要なものを早めにチェックしてなかったのか、本人に任せたほうがいいとか・・・皆がカッカしてくる。姉は気を利かして途中用足しに行った。娘を連れて近くの商店街に買い物へ行き収納ボックスやら三段ボックスなど持っていけるように結わえてもらった。帰りあまり大きくないタンスをみつけたので配達を頼んだら翌日との事、台車で運べると言うことで歩いて8分くらいはたやすいと思い台車で運ぶこととなった。
肝心の夫は携帯ならしても出ない・・・私と娘とで商店街タンスを引っ張ってきた。アパートに着いたら夫はホットカーペットに横たわり、気持ちよさそうに寝てるではないか!
{一番大きいお荷物が部屋を陣取ってた、あーあやっぱり}

今度は戸の立替がどうたらこうたらで「バトル」が始まった。それに私もうっぷん晴らしに参加し始めたが、いち早く平常心を取り戻した私はあたりに聞こえないか気になった。

夜、一段落したところで姉も交えご苦労さん会で近くの居酒屋で飲む事となったが、そこに子連れで来てた子供がうるさくて私は疲れ果ててワイン一杯でお終いにした。

やはり引越しは指導者一人で充分だったと言うことでした。
新幹線に乗って家に着いたら猛吹雪で、叉冬景色となった。



一泊二日のお雛様

2007-03-04 17:47:08 | Weblog
ここ2.3日、「もう春ですね」と言ううくらい陽気な暖かい日差しが続いている。近くの北上川で骨休めしていた白鳥もあわてて北国へ飛び立っていく。
朝になると白鳥の鳴き声が、そろそろ仲間たちに「これから叉旅に出るよ」と合図をしてるようだった。空を見上げると別れを告げるかのように旋回して、北へ群れをなして優雅に飛び立っていった。いつもより一ヶ月早いではないか・・・。

いつ冬が来て、もう終わってしまったのかと言うようなこの冬だった。

昨日はひな祭り・・・。子供が小さい頃はお雛様を押入れから出して一緒に飾るのも楽しみの一つだったが、子供たちが大きくなりしかもここにいないとあってこのひな壇飾りはおっくうな作業のひとつだった。かと言って、小さい頃「この子が健康で、お嫁さんになって幸せに暮らせますように・・・」と願いをこめて飾ったお人形を一年間押入れにしまいっぱなしでは、ばちがあたりそうだ。

昨日はあわててお人形だけを出し、居間のピアノの上に置いた。夜はちらし寿司を作り蛤のお吸い物で私たちは、ただもくもくごはんを食べた。
今日の夕方「行き送れたら大変!」とお雛様を叉押入れにしまいこんだ。

{一泊二日のお目見えでしたが満足いただけましたでしょうか?来年はちゃんと気合いれますからね。}