氷点下7度の寒ーい夜。歩くたびにキュキュと雪道を歩く音がする。こんな夜は、我が家は
氷の館にいるような寒さだ。居間だけは暖かくしているのだが、寝室は冷蔵庫のような寒さである。
息するたびに白い吐息が出る。頭を出して寝るもいつの間にかすっぽり布団をかぶってしまう。
そして、酸素不足となり又頭をぽっかり出す。真冬の夜、我が家での名物の就寝スタイルである。
「いやーだ、お母さんなんで暖房いれないの?」
「この部屋終わってない?超さむ・・・」
娘と息子の会話である。子供たちが2日間帰ってきたのだ。寒いので覚悟しておいでとは話したのだが
お風呂も脱衣所が寒い・廊下も寒い・・・なんで家ってこう寒いの?と言われながらも居間だけは
がんがん暖かくしている。私にとっては寒いけど気持ちがいいのだ。
夜、皆でいつも行く寿司屋に行った。子供たちが帰って来ると必ず食べにいく寿司屋だ。今回は、用事で
帰ってきたので、それぞれ一人で帰ってきた。結婚した子供たちが、この二日間だけは私の子供だった。
娘と一緒にベットに寝て、夜遅くまでおしゃべりして時間がタイムスリップしたように私たちの子供
に返っていた。
あわただしい二日間だったが、楽しい二日間だった。