一夜の楽しみ

久々に夫が一泊の出張となり、今日は私一人で夜を過ごす事となった。
昨日から楽しみにしていた。時間を気にすることなく、自分だけの時間が何とも楽しみである。

仕事から帰り、今日の夕食は餃子、キムチ、ところてん、わかめと葱がたっぷり入ったスープ・・・夫の居ないときは我が家はいつも餃子、キムチが食卓に並ぶ。夫はにんにくが大嫌いなのだ。昔から子供たちも「お父さんいないから、キムチたっぷり出してね」と大盛りで食べたもんだった。豪華な食事をするつもりが結局はこうなってしまった。

普段は強がりの私だが、実は超怖がりなのだ。一人だと寝るときドキドキしてしまい、怖くてトイレにもいけない、時々ミシッと音がするたびにまさか幽霊がなどと思ってしまう・・・家中の電気つけっぱなし、ドアと言うドアすべて確認して寝る始末。

さて、今日は家の中に「パソコちゃん」という友達もいるので今日はいっぱい遊ぼーっと。何でも教えてくれる賢い友達だ。

明日から衣替え、なのに家の中でヒーターつけている。今宵は長い夜になりそう・・・。

免許取得

今日免許センターにいって追加免許取得の手続きをした。

今回の大型自二取得に関して一番の協力者は、なんと言っても私の９０になる母だ。仕事中の時間のやりくりや、もちろん試験日などは遅刻をしなければならない。私は、母が転んで病院行きの理由を２度位使った。まさか上司は９０でピンピンしてるなんて想像もつきやしない。一緒に住んでいないとは言え、近くに居る娘が年老いた母の面倒は当たり前だと思っている。ちゃっかりと母の介護を理由に堂々と遅刻や途中ぬけをやって見せたのだ。もちろん母は私が大型の免許取りに行ってる事は知らない、もし知ったらビックリして腰抜かしてしまうかも知れない。
そんな訳で一番の影の協力者だった。｛たぶん、言わないだろうな～｝

意外とこの免許だけはいろんな人に自慢できないもんである。笑われるか、むしろしかめっ面で返事が返ってくるような気がする。

しばらくは我が家の家族とこのブログを見ている人だけの秘密にすることにした。

ところが、

「まいった、まいった。うちの会社で私が大型取ったって？って評判になってるぞ！」

｛おしゃべり！犯人は一人しかいないじゃないの！｝

一番先に口止めしなければならないのは「夫」だった。


新しい運転免許書はカッコいいな～｛あら、下に二種が空いてる・・・｝

デトックス

昨日から、今日は一日どこにも出ないで家事仕事をする事に決めていた。
ここずーっと休みに出っ放しでかたずける暇なんてありゃしない。主婦業を忘れないようにしようと朝から大忙し。

洗濯、風呂掃除、洗面所、トイレ、台所、その合間をぬっていつの間にか伸びた庭の草取り、去年から興味持ち始めたガーディニングの手入れ・・・どれもこれも今まで見て見ぬふりしてたが、此処に来て爽やかな天気のお陰でさすがずぼらな私も
ほってはおけない。朝から気合を入れたわいいが一日中となると飽きてしまう。

昼になって居間の掃除を中途半端にし、椅子のクッションが古くなったのを思い出しデパートに直行・・・。
催事場で健康器具の展示をしてて、目に留まったのが

「デトックスお試し体験２０分１０００円」

さっそく申し込みをして試して見た。素足になりお湯の中に足を入れると５分ぐらいするうちに色が変わってきた。マイナスイオンに電磁波を通し足の毛穴を開かせ体内にある毒素を出すのだそうだ。その色の濃さによって体内にある毒素がどこから出てるのが解るらしい。
今迄は健康維持のため色々なサプリメントを取り入れた健康法だったが、居間は体内にたまっている色々な毒素を出すのが健康維持とか・・・。マイナスの論理である。
丁度片づけをしている最中だったので、家の中の余分なものがありすぎるために不快な生活をしているのと一緒だなと思いながら足元を見たら、お湯の中は茶色になりふのりでも入っている状態になった。

｛不思議だ、本当にこれが毒素と言われるものなのか・・・｝

２０分の体験は終わりすっきりしたんだか、よくわからなかったけど１０００円払って家に帰ったが、肝心のクッションはすっかり忘れてしまった。

中途半端になった掃除をしながら、なんで足から毒素があんなに出るなんて奇妙でたまらなかった。何度も足の裏をひっくり返してみたり、触ったりして今度はそっちが気になって仕方がなかった。

今日一日家事仕事したから、明日はゆっくり温泉でほねやすめ（＾＾）

大型いきまっせ！ ＝ 最終章＝

今日は卒検
朝から上天気で検定日和である。私は胸と足首にシップをし、しかもビッコをひいての検定となった。

おととい確認教習で波状路をもっとゆっくりと指摘を受け、立ち姿勢の半クラッチでバランスを失い右側にこけてしまった。支えようとした足はすでに遅く、バイクの下敷きになりかかとを挟めたまま手と胸をついてしまった。足は挟まったままで身動き出来ず先生が驚いて、バイクを起こし無理して立ち上がったが右足首の感覚はなくなっている。それでも平気なふりをして、そっと右足を着いたら｛痛いがアキレス腱は大丈夫、骨折でもなさそうだ｝と自己判断し
「大丈夫です。５分くらい休めば・・・・」こわばりながら必死に笑ったが、かなり痛い。先生が
「事故報告出すか？やっぱり体力的に無理なんだな・・・」
「いえ、骨もアキレス腱も大丈夫そうだから、続けますよ。ただのうちみです！」
そう言い返して、続行することとなった。
もう体はこわばっている。足もズキンと痛い・・・しかもこれから私のにがてな砂利道走行ときている。コワイコワイ、こんなにこわいと思わなかった程震えてた。
慎重にクリアし終えたときは挨拶の後、足もつけないほど痛くなってた。

次の日みきわめは難なくクリアした。もちろん足首にシップ、自己流テーピングをしたが、その日行きつけの針灸整骨院に行ってその話しをしたら、腫れがひく漢方いりのシップ薬を作ってくれた。昔の泥のようなシップだ。一晩で腫れがだいぶひけた。

今日の検定は５人受けた。中免３人、大型２人、私は４番目だった。始めにいろいろな忠告を受けてそのあと一人ずつスタート。私の前の人が今回３回目のトライの人で、何と一本橋で落ちてしまい今までスムーズに行ってたのがそれで脱落してしまった。

私の番になり、心臓はドキドキ・・・。後ろから車に乗った２人の教官が採点しながら追いかけてくる。確認よし、坂道発進よし、Ｓ字よし、クランクよし、そして一本橋・・・１０秒かけて渡るのだが１秒早いごとにマイナス５点、さっきの脱輪を見て絶対落ちれないと思った。少し早目かなと思ったがよし、急制動うまくいった。スラローム７秒以内・・・とにかくポールに当たらないようにクリアすればいいだろう。おととい大こけした波状路、５秒以上・・・とにかくクリア。

大きなミスはなかったと思うが・・・・結果は

「ＨＵＺＵさん合格です。一本橋８秒でマイナス１０点あと細かいところ２・３箇所ありましたが・・・」｛７０点以上が合格です｝

「やった！やった！」大声で喜んだのは私だけです。

あとで先生方に「よく諦めないでがんばったな。しかも若い人にまじって・・」
どうやら私の年で大型とりに来たのは始めてらしい・・｛ギネスもんよ｝

とにかく私は大型自動二輪をとったのです。｛時間超過はしましたが・・・｝

「万歳、ばんざい，バンザイ（＾＾）（＾＾）」やりましたよー。

都会の風

金曜日から２泊３日で娘の様子見というお題目で東京にいった。この年になって東京が好きになったのだ。
いつも人がガヤガヤいて、人を見ているだけでいろんな人が居て、ウィンドウショッピングも楽しい。少し見ないうちにどんどん新しい建物がたちそこに叉人が群がっている・・・何かとても刺激的で活力が感じるのだ。
今回きずいたのは、意外と緑があり空がきれいな事だった。普段見られないような展示会があちこちでやっている。

今回新しく出来たばかりの「国立美術館」へ足を運んだ。友達との待ち合わせ場所が館内のカフェテラスだった。早めに着いた私は、斬新的な建物が黒川紀章の設計だけあってとてもユニークで個性的だと思った。オープンカフェで席を確保しながらジュースを飲み｛本当は生ビールと思ったが少し肌寒かったので｝しばし心地よい木々のそよ風を受けながらボンヤリと辺りを見回していた。

時間に正確な友達も５分前に現れた。「この建物は東京にバブル全盛がやってきた証拠だよ」なんて話をしながら、地方と東京の格差を感じた。

夜、娘が「今日はお母さんにごちそうしてあげる」と言われてたので自由が丘で待ち合わせをし居酒屋にはいった。昨日は娘に手作りごはんと思い、ままごとのようなキッチン道具で悪戦苦闘しながら夕飯を準備して待っていたのだ。
夜はシングルベットに一緒に寝て、朝はあまり早く起きないようにベットの中で娘がおきるのを待っていた。５０センチの取り分でもぐっすり寝れるもんだ。
居酒屋で遠慮がちに「生大一つ、そのあと熱燗、お料理３品」娘は一滴も飲めないのでウーロン茶のみ、娘が払うと思うとお腹が苦しくなった。
お会計３７８０円也。娘は得意げに「今日は私がごちそうするんだからね。」と。

今日は姉と待ち合わせ、駒形のどじょうを食べに行った。ビール大好きな姉はすぐさまランチビールの乾杯となり、いきなり「江戸東京博物館」に行こうといい、帰り時間２時間しかないのにあわてて駅に向かい行く事となった。丁度「ロシア皇帝の至宝展」をやっていて日本初公開の「クレムリンエッグ」を拝見してきた。２０分で急いで周り、すぐ東京駅に向かいセーフの乗車となった。

なれない靴に豆がつぶれ、血をにじませながらエキサイティングな２泊３日でした。

大型いきまっせ！ ＝ バイクで車酔い＝

いよいよ卒検迄後２回、今日はシュミレーションの日だった。
シュミレーションとは、道路の画像見て固定されているバイクにまたがり一般道路の模擬運転をするのだ。
よくゲームセンターにある車の運転を思い出してもらえば、何となく解ると思う。

｛あら、おもしろそう｝

先生がスイッチを入れると大きなモニターの前に画像が映し出される。
エンジンをかけスタートしたが思うように走れない。

１０分も走るとだんだん具合悪くなった。胸がムカムカしてきたのだ。
少し休憩して、叉同じように走ると時々子供が急に出てきたり、トラックの陰から自転車が出てきたりと、あらゆる事態がおきても対応できるかを見ているのだ。

ところが叉気持ち悪くなってしまった。画像を見ているうちに「車酔い」したようだ。吐き気はするわ、運転どころじゃなくなった。

先生が見かねて「このくらいにするか」と言ってくれたので何とか助かった。

｛こんな車酔い、久しぶり・・・もうたまったもんじゃない！｝

　　　「オゥエー！」っとゲップが出てしまった。｛失礼、失礼｝

一番辛い、教習時間だった。

水曜日、卒検でーす（＾＾）

刑事に惚れた？

おとといの夕方、突然我が家に刑事が訪れた。
一目見て、唐沢としゆき似の爽やかな青年だった。警察手帳を差し出し

「実は今朝、近くを流れる北上川で身元不明の遺体があがりました。下ズボン姿なのでご近所に見覚えないかと訪ね歩いてました。」

いろいろ話をやりとりしているうちにその身元不明者を写真で確認することとなった。ファイルに裏返しされた写真を手に取り、思わず

　　　「こわい！」

と叫んでしまった。私はてっきり普通の写真かと思ったら、なんと目は開いているものの死体のアップされた顔写真だった。水死体のため顔はむくんでいる。
もう一度、恐る恐る眺めてはやっぱり怖いと伏せたり・・・。見に覚えがないので
町内会長に案内した。町内会長もわからないと言ううことで、この辺の事に詳しい以前の役員した人のところに連れてった。
外は小雨まじりで、あわてて傘もささずにその爽やかな刑事さんの道案内となった。
話し方も素敵でなんて感じがよくて、仕事に一生懸命打ち込んでる姿に応援したくなるような青年だった。

死因はたぶん自殺だろうと・・・。岩手県は全国でも自殺者が多いらしい、原因はと聞いたらやっぱり貧困ではないかと・・・。

我が家に着いたとき、丁寧に頭を下げて走り去って言った。

今日仕事から帰ったら、夫が

「一昨日の刑事がお礼しにきたぞ、奥様に写真まで見せてすみませんでしたと。ご協力ありがとうございました。と」

しかもお菓子を置いてった。いらないといったけど無理やり置いってったそうだ。

あーあ、もう一度あの爽やかな青年に会いたかったな～

小雨の中の王子様のようでした。

　　　　　（身元は判明したようです。４キロくらい先から流れてきたようで近く
　　　　　　の住人ではありませんでした）

お母さんありがとう

今日は母の日、この春就職した娘からお花が届いた。

　　　「お母さん　ありがとう。
　　　　　　　いつも心配ばかりかけてごめんね。
　　　　　　　仕事などなどがんばります。」

とメッセージが添えられてた。その直後私の姉からメールがきた。

　　　「私にお花が届けられたわ、東京のお母さんへって。とってもうれしかっ
　　　　った」

と・・・姉は一人暮らしなの娘が気軽にお邪魔できる場所なのだ。

一年に一度の母の日に、花に籠められた思いやりを感じた。

それにしても我が息子、先日オランダから帰ってきて無しの礫に心配して電話すると、昨日帰ったけど連絡するのすっかり忘れていたと・・・。
男の子は元気で便りなしが一番かと納得することにした。

私がやった母の日は、昨日自分の都合でいきなり昼ごろ電話し

「これからお昼食べにいくよ！」
「化粧してなかったから、急いで化粧するわ」と９０歳の母。
新しく出来たしゃれた蕎麦屋さんに連れて行き、今はまだお腹すいていないと言われたけど
「じゃ、もりそばだったら大丈夫」と注文して食べ終わったらすぐに
「温泉に行くよ！」
「タオルも何にも用意してないよ」
「大丈夫、私持ってるから」
と急いで網張温泉へ・・・帰りお花屋さんで、車に待たせてカーネーションを買い
それをすばやく手渡し、家まで送っていき
「お母さん、これ母の日だよ。」
「はいはい、ありがとう」でバイバイした。３時間コース・・・。

娘の花束見て、ちょっと反省しました。
あとでゆっくり｛母の日パートⅡ｝をします。

大型いきまっせ！ ＝ 二段階 ＝

ようやく一昨日から二段階へと進んだ。
二段階とは卒検のための今まで部分的に走ったコースの仕上げである。
コースを二周走り、中の信号を通り、坂道での発進、そして踏み切り、信号交差点をぬけ、Sクランク、L字クランク、一本橋、通り抜けたら急制動、スラローム、波状路、そして出発点にもどる・・・その間、確認、ウインカーの出すタイミング、速度、何秒以内、何秒以上とマニュアルどうりに走らなければならないのだ。
まーなんと厳しい事。早く終わりたくてもなかなかそういうわけにはいかない。

｛もしかして、今暇だから私で稼ごうとしているのかしら｝

と思いたくもなる。６時間の予定が倍オーバーしそう・・・。
でも確かに前ほどの恐怖心はなくなった。スタート、ストップも速やかになったような気がする・・・慣れてきたんだと思う。

先生が「そういえば何歳だっけ？」　もう何回も聞かれた。
「３０ちょいかな？」「うそだ、俺と同じだっけ」

｛わかってるくせに、ちょっとはあまくしてよ！｝

容赦なく、メリハリつけてスピード出してと声がとぶ。

あともう少し、何とかお口をチャックしてひたすら笑顔で走っています。

"近” ‘安” ‘楽”

今年のゴールデンウィークのキーワードはこの三文字らしい。
近くで安くて楽しめるもの・・・まさに我が家のテーマにピッタシカンカンだった。

今日で連休最終日、外はどんより曇り空・・・きっと家にいて家事をすることだなと思い今日は朝から庭に出たり、かたづけ物したりバタバタしてたらどうも夫のテレビを見てる姿が妙に気になって仕方がない。

「お父さん、ちょっと散歩してきたら？商店街ぬけて公園あたりもいいんじゃない？」

「なんだい、邪魔だって？」

「ちがうちがう、健康のためよ。」

渋々出て行く夫を見届け、家事はやめてコーヒータイム・・・あーあー連休もそろそろ疲れたな。近場の安上がりは何故か新鮮味がない、と思ってた矢先一時間もしないうちに戻ってきた。

「いやーや、まいったまいった。この時間にうろうろしてる男性は家で邪魔にされ
行くところもない年寄りだけだった。ジャージにお決まりの帽子を被った年寄りが公園のベンチでボーっとして川を眺めていたり、買う目的もないのに商店街を散歩してる人で、まいったまいった」

と早々に帰ってきた。私の本心を見抜かれたようでおかしかった。どこの家庭でも
奥さんは、家事をするときはいなくなってほしいと思うもんだと・・・。

来年はせっかくの休みを今度は‘遠”‘高”‘楽”にしたいもんだ。