風のハーモニー

ある時はチョイ悪ライダー、ある時は良妻賢母、そしてもう一人のHUZUという人間が登場するドラマの始まりです。

敬老の日

2010-09-20 18:51:59 | Weblog
最近ニュースで敬老の日には、何をしてもらうのが一番うれしいのか?のアンケートで一番嬉しいのは、電話や会いに着てくれるのが一番と言うのが高齢者の答えだった。プレゼントよりや物よりも、会って話をしたり声を聞くことらしい。
姉たちは、母にいろいろお菓子やプレゼントを送ったらしい。

さてと、私は時間のプレゼントをすることにした。{安上がりにすませようなんて考えてませんよ・アンケート調査です}

日帰り温泉で、田舎の食事付、しかも道中栗拾い付、人気のジェラード「まつぼっくり」のアイス付、一日でこれだけ楽しむプレゼントを用意した。

94歳の母、足腰は弱くはなっているものの杖をついて一人で歩く。最近耳は遠くなってはいるものの、携帯をムーブからフォーマに変えさせた。耳が遠くはなっているが自分の都合のいいように解釈しては笑っている。
「滝の上温泉」に連れていった。市内から40分くらいで、秋になると紅葉が一番きれいなのだ。ここの温泉は、山の中にあり途中滝があったり、玄武岩を眺めたり退屈しないコースで、しかも道路沿いの栗の木から、栗が落ちている。

「はい、そこに栗がおちてるよ」
「あや、ほんとだ。どれ拾ってくるかな?」

何箇所か繰り返していると一回分の栗が拾える。けっこうこれが楽しいんです。

車中「老人ホームに入りたくなった」いつもの愚痴だと思いながらも、「言う時は本当に決心してから・・」といった。確かに同居している人にしてみれば、長生きの年寄りが一緒に生活するとは、それなりの気苦労や開放感のない生活をしているのもよくわかる。自分たちだけの生活をしたいという気持ちもよくわかる。長生きが嬉しいことなのか、良いことなのかわからなくなってくる。自由になるお金があっても使えない、いたわりの言葉も長く暮らしているといらイラ感の気持ちが優先になって受ける、友人たちはとっくに他界し、近所のお茶のみ話に誘ってくれるのがうれしいが家族はあまり良い顔をしない、近くに住む娘(私)も気軽にこれない・・・

どうやら出来るだけ気楽に生きるには、最後まで一人暮らしがよさそうだ。

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2 コメント

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Unknown (又三郎)
2010-09-27 14:32:54
敬老の日に感謝と敬いの気持ちを表す両親や祖父母がいると
いうことだけでも幸せな事だと思いますが現実ともなればきっと色々と
あるんだろうなとも思います。長生きするということは
身体が衰えてくるのでだんだんに自分の思うようにはいかなくなり
いずれは誰かに頼ることになるのでしょうし、年老いてから
毎日の暮らしのなかで一番つらいのはやることがない、
行き場がないということではないかと想像します。
孝行をしようと思ったときには親はなしといいますが、
HUZUさんみたいに物をあげるのでなく一緒に時間を過ごして
もらうというのがお年寄りには最大のプレゼントかもしれませんね
自分はまだ若いつもりですが、もう少しして会社を卒業するころに
なって、今は面倒だと思ってる毎日の通勤も、それこそ
行き場がなくなるとしたら、サンデー毎日をどうやって過ごしたら
良いものかと戸惑うに違いないので、自ら何かmustを探しておかねばと思います

子供を叱るな歩いて来た道
年寄りを笑うな歩いて行く道
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Unknown (HUZU)
2010-09-29 22:43:36
我が家の夫、サンデー毎日ですがそれを見ている妻もつらいものがあります。ついつい目をそむけたくなってしまいます。
今は逆転生活で専業主夫と働きに出る奥さんです。仕事を終えてからの人生設計って大切ですね。老後と言ううには早すぎる・・第3の生き方をどう生きるかがこれからの課題ですね。
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