花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

ヤツシロソウ(八代草)

2022-02-27 13:05:32 | 花の名前
ヤツシロソウ(八代草)
学名:Campanula glomerata Var・dahurica
科名/属名:キキョウ科 ホタルブクロ科 
原産地:九州 阿蘇 久住地方 朝鮮半島 中国東北地方
 別名:ナツキキョウ(夏桔梗)リンドウザカンパニュラ(竜胆咲)
花ことば: 従純な人 誠実   開花期:5~9月
                  
             赤城自然園 で咲くヤツシロソウ 2019.6.23

山地の湿った草原に生育する草丈30~80cm程の多年草です。
日本には九州の阿蘇や久住地方の限られた地域のみに分布します。
茎は直立し根出葉には葉柄あり茎葉は長さ5~10cm程度の広披針形で
互生しほどんど葉柄が無い茎をだき縁に細かい鋸歯があります。
茎上部の葉腋に直径2cmほどで先端が5裂した漏斗形の花を
10個ほど頭状に咲かせます。
花色は薄紫色 、ピンク、白があります。雄蕊は5本柱頭は3~5裂します。

花は桔梗や竜胆に似ています。果実は朔果です。
和名は熊本県八代市で発見されたことに由来します。

環境省レットリスト(2012)
絶滅危惧IB類(EN)に登録されています。ホタルブクロと同属です。

属名の「Campanula」はラテン語に「Campan(小さな鐘)」が語源です。
花の形に由来します。
種小名の「dahurica」は「(シベリアの)タフリアの」と言う意味です。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒマラヤユキノシタ

2022-02-25 15:15:46 | 花の名前
ヒマラヤユキノシタ
学名:Bergenia Stracheyi
科名/属名:ユキノシタ科 ヒマラヤユキノシタ属
別名:オオイワウチワ(大岩団扇)
原産国:ヒマラヤ山脈   花色:ピンク 白  草丈:10~50cm
花ことば:秘めた感情 順応 など

ヒマラヤユキノシタはヒマラヤ山脈周辺の地域に約10種が分布する
ユキノシタ科ベルゲニア属(ヒマラヤユキノシタ属)の常緑性多年草です。
分布域は中国 アフガニスタン、パキスタン、ネパール、チベットなどにあり
高山の森林や高原、岩場などに自生しています。

「ヒマラヤユキノシタ」と言う和名は本来はベルゲニア・ストラケイ種
(Begenia・strachyi)に付けられた名前ですが現在は交配種を含む
ベルゲニア・ストラケイ種の植物全般の事をヒマラヤユキノシタと
呼ぶことが多くなっています。

日本には明治時代に渡来し早春を彩る花として広く普及しています。

花期は2~4月花期になると葉の間から茎を伸ばして花序を出し
花径1~3㎝程度の花を多数咲かせます。
花は5∼6枚の花弁を持ち雄蕊は10~20cm 雌蕊は1個で柱頭が3裂します。
花色はピンクの他白色。 
葉は長さ10~20cm程度の大きなしゃもじの様な形で茎は螺旋状に付きます。
常緑性で草丈10~50cm程度に成長し地面を這うように広がる為
グランドカバーとしてもよく利用されます。
耐寒性が強く半日陰でも花を咲かせます。
             

※和名のヒマラヤ雪の下はヒマラヤ地方原産で寒さに強く雪が積もっても
 その下で艶のある緑の葉を茂らせる事に因むと言われています。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマブキソウ(山吹草)

2022-02-23 14:30:55 | 花の名前
ヤマブキソウ(山吹草)
学名Hylomecon japonicum
科名/属名:ケシ科 ヤマブキソウ属の多年草です。
     同科のクサノオウ属(Chelidnium)に分類される場合もあります。
分布:本州 四国 九州 中国  開花期:4∼5月 高さ:30~50cm
別名:クサヤマブキ(草山吹) 花ことば:すがすがしい明るさ     
               2019年5月14日赤城自然園で見たヤマブキソウ

ヤマブキソウは本州から九州にかけて分布し山地や林の中や森陰に生える。
海外では中国にも分布する。草丈は30~50cmで地際に生える葉は
長い柄があり5枚から7枚の小葉で一組になる。
茎葉は短く3~5枚の小葉からなる。小葉は楕円形で切れ込みがある。

開花時期は4∼5月頃で上部の葉の脇から花柄を出し花径4∼5cm程度の
黄色い花4弁の花を1~2輪付ける。稀に多弁の物も見つかる。
花の後に出来る果実は細長い円柱形の蒴果(熟すと下部が裂け種子が散布される果実)である。
和名の由来は山吹(やまぶき)に似た花を咲かせる事からきている。
しかし山吹の花びらは5枚であるが山吹草の花は4枚と言う違いがある。
※クサヤマブキ(草山吹)の別名がある。

毒があり手足や呼吸などの麻痺を引き起こすので注意が必要です。

属名のHylomeconはギリシャ語の「hyle(森)+mecon(ケシ)からきている。
種小名の japonicumは「日本の」と言う意味です。

     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕)

2022-02-20 14:12:22 | 花の名前
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕)
学名:Delphinum anthriscifolium
科名/属名:キンポウゲ科 デㇽフィ二ウム属 (一年草)有毒植物
草丈:20~30cm 花色:淡い紫色  開花期:4∼5月
分布:中国 日本には明治時代に渡来

セリバヒエンソウはキンポウゲ科 デㇽフィ二ウム属の一年草です。
デㇽフィ二ウム属の野草は珍しくセリバヒエンソウは中国からやって来た
帰化植物です。
帰化植物と言うと繁殖力が高く害草とされているものが多いのですが
このセリバヒエンソウはそこまで繁殖している姿は見かけません。
花姿が可憐で可愛らしくそこら中に繁茂するほど逞しい
野草でも無いのでファンが多い野草でもあります。
一年草でこぼれ種で増えます。
森の中の落葉樹の下など少し湿った明るい日陰を好みます。

葉は明るく黄色味の強くない緑色で芹の葉の様に細かく切れ込みが入っています。
花はラベンダー色とも言える様な淡い青味がかった紫色で
大きさは2㎝程度スミレの花の様な小さな花を咲かせます。
草丈は20~30cm程度となります。
森の中で淡い花が地面から少し浮く感じで群生しています。

キンポウゲ科の植物の中には毒性のある物が多く存在するのですが
このセリバヒエンソウも有毒植物と言われています。

名前の由来
和名の芹葉飛燕(セリバヒエンソウ)は葉が芹(セり)の葉に似ている事
燕(ツバメ)が飛んでいる姿に似ている事が由来とされています。
学名のDelphinum(デㇽフィ二ウム)もイルカに似ていると言うのが由来です。


デㇽフィ二ウムもセリバヒエンソウも花の後ろの距(キョ)と言われる
筒状の部分が長く突き出ているのが特徴的です。
この距の部分を胴体に花びらを羽に見立てたのでしょう。

             

 この花は2019年5月13日赤城神社参道の躑躅の下に咲いていた花です。
 ずっと探していた写真が見つかりアップしました!お気に入りの花です✧♡

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年二度目の雪が降りました

2022-02-18 15:23:31 | 日記
また雪が降りました。
朝いつもの時間に起きたら外が明るくて白い!?雪が積もっていました。
10日に降った雪よりもずいぶん積もっていてびっくりです‼
10日はこんな感じでした。

今朝はこんなに積もってしまってびっくり‼です。
こんなにも積もっていてもまだ降っていて止みそうにありません
       沢山積もったら大変です:;(∩´﹏`∩);:
    AM10時頃には止んで青空が出てきました。
  屋根から雪の落ちる音がして溶け始めましたので少し安心です。

 
ご近所のお宅の垣根で咲く 椿(オオカラコ)の花
そろそろ咲く時期かと思うのですが。。出かけられずにいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする