ヤマブキソウ(山吹草)
学名Hylomecon japonicum
科名/属名:ケシ科 ヤマブキソウ属の多年草です。
同科のクサノオウ属(Chelidnium)に分類される場合もあります。
分布:本州 四国 九州 中国 開花期:4∼5月 高さ:30~50cm
別名:クサヤマブキ(草山吹) 花ことば:すがすがしい明るさ
2019年5月14日赤城自然園で見たヤマブキソウ
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ヤマブキソウは本州から九州にかけて分布し山地や林の中や森陰に生える。
海外では中国にも分布する。草丈は30~50cmで地際に生える葉は
長い柄があり5枚から7枚の小葉で一組になる。
茎葉は短く3~5枚の小葉からなる。小葉は楕円形で切れ込みがある。
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開花時期は4∼5月頃で上部の葉の脇から花柄を出し花径4∼5cm程度の
黄色い花4弁の花を1~2輪付ける。稀に多弁の物も見つかる。
花の後に出来る果実は細長い円柱形の蒴果(熟すと下部が裂け種子が散布される果実)である。
和名の由来は山吹(やまぶき)に似た花を咲かせる事からきている。
しかし山吹の花びらは5枚であるが山吹草の花は4枚と言う違いがある。
※クサヤマブキ(草山吹)の別名がある。
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毒があり手足や呼吸などの麻痺を引き起こすので注意が必要です。
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属名のHylomeconはギリシャ語の「hyle(森)+mecon(ケシ)からきている。
種小名の japonicumは「日本の」と言う意味です。
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