花はなのつづり箱

季節に咲く花や日々の暮らしなど、綴っていきたいと思います。

スイセンノウ(酔仙翁)

2024-05-28 14:57:56 | 花の名前
5月27日(月)

庭に咲いた花 スイセンノウ(酔仙翁)
  
スイセンノウ(酔仙翁) ナデシコ科 センノウ(リクニス)属 
    別名:リクニスコロナリア   フランネル
    原産地:南ヨーロッパ 草丈:30~1m  開花期:5~8
 南ヨーロッパ原産の草花で日本には明治時代以前江戸の末期頃に
 入ってきたと言われています           ↓ 裏庭で咲いています


 白い毛の生えたフエルトの様な質感の葉がユニークです
 葉の様子からフランネルソウの別名があります
 多年草ですが花後に梅雨の長雨や夏の高温多湿で枯れてしまう事もあります
 特に数年たった大株ほど枯れやすく総じて短命な多年草と言えます
 ただこぼれ種や発芽して親株に近い場所で新たな株が出来る事が多く
 庭などで管理していたら完全に絶える事はあまりないのです


名前の由来は
 漢字では(酔仙翁)で花が赤く酔っている様に見える事からです
 仙翁はこの植物が属するリクニス属の和名です
 日本産のリクニス属の一種が京都の仙翁寺から出た事に由来します
 学名の小名コロナリアは「花冠に使われる」という意味です
                           ヤサシイエンゲイから
 
 ↓ 表の庭で咲いています
    
            

     何年も途絶えてしまっていた花が今年は表と裏の庭で
         10株程が急に咲きだしました
 ※ただこぼれ種や発芽して親株に近い場所で新たな株が出来る事が多く
   庭などで管理していたら完全に絶える事はあまりないのです
        とありましたので納得でした🤗
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご近所散歩(5/25)

2024-05-26 14:24:05 | 散歩(花)

24日の温度が群馬県 桐生 伊勢崎 前橋とびっくりするほどの猛暑?で
  桐生市の温度は34.1℃で全国一の暑さでした
  急遽夏バージョンに衣替え?で冬服と夏服入れ替えなどで一日終わりました
      

5月25日(土) この日も暑い日でしたが
   朝のうちに散歩に出かけましたら始めて見る植物に出会いました 
  
 アサギリソウ(朝霧草)
   キク科 ヨモギ属  花期:7~8月 多年草
   分布:北海道 本州(東北・北陸地方) 高山帯の岩場に生える
   名前の由来:葉の姿や色のイメージから付いた
   小さい新芽で越冬  高さ:15~40㎝

 茎はよく分枝しこんもりと茂る 葉は2~3出複葉で羽状に細く裂ける
 互生する茎葉は銀白色の毛で覆われる 7~9月頃円錐花序をだし
 淡黄色の頭状花を下向きに咲かせる           植物写真鑑より
                   
 

 遊歩道にブルーの紫陽花 咲き始めできれいです!
 この紫陽花はまだ蕾?

 
 イボタノキ? ネズミモチ? に花が咲き始めたばかりです
             高い所で咲いているのでアップに出来ず💦


八重咲きのドクダミの花が沢山咲いていました
 ヤエドクダミ(八重毒痛み)
  ドクダミ科 ドクダミ属 花期:5~7月  高さ:20~50㎝
  原産地:東アジア 東南アジア  花色:白  多年草
 白い花びらに見えるものは「ホウ」で花に付属した葉が変形したものです
  本当の花びらは白いホウの間にある黄色い粒々の様なもので
  雄蕊と雌蕊だけの構造で沢山付きます

 
   ドクダミのホウは普通4枚ですがなぜ八重咲きなのか
   ドクダミ科はガクを持たない原始的な被子植物なのだが
   このような八重咲きの出現は花びらが進化する過程を示す
   モデルとして注目されている
 ※ホウは葉が変形したものと言う名残を示すように下の方の
  ホウには緑色が混じるものも見られる
                   したたかな植物たち・多田妙子から  



  
  ツルバラ(蔓薔薇)


                          2024.5.25  遊歩道散歩
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご近所散歩(卯の花)

2024-05-25 14:06:19 | 散歩(花)
5月25日(土)

ウノハナ(卯の花)
  アジサイ科 ウツギ属 落葉低木  開花期:5~6月
 卯の花はウツギの花の別称で日本では主に5~6月に開花します
 旧暦4月の異称「卯月」はこの卯の花が由来で「卯の花が咲く月」で
 あることから名付けられました
 
 唱歌「夏は来ぬ」に
    卯の花の匂う垣根に
    時鳥(ほととぎす)早(はや)も来(木)鳴きて
    忍び音(しのびね)もらす夏は来(き)ぬ
   と歌われています
 俳句にも 
   目に青葉 山ほととぎす 初鰹  など

 万葉集の和歌集にも
     石上堅魚(いそのかみのかつお) 奈良時代の官吏 
  ホトトギス{霍公鳥)来(き)鳴き響(とよ)もす
  卯の花の共(とも)にや来(き)しと問はましものを

  卯の花やホトトギス(時鳥)からはまさに初夏の情景が浮かんできます



※「卯の花」と「おから」
  卯の花は確かにおからの別名でもあって卯の花の小さな花が集まった
  様子がおからに似ている事からおからは卯の花とも言われる様に
  なりました


  
                  2024.5.25  ウノハナ(卯の花)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツゲの木

2024-05-23 14:13:23 | 庭の花
5月22日(水)
  朝
  玄関脇のツゲの木の枝が伸びてしまったので刈り込みました
  落ちた枝を片付けようとして花の咲いている枝を見つけました
  小さな白い花が付いています。この木は結婚した時に実家の父が
  植えてくれたものです。
  何時も伸びる前に刈っていましたので新芽が伸びて花が咲いたのを
  見たのは初めて(何十年ぶり)でこの木にも花が咲くのかと
  ビックリでした⁉     
 
 
 ツゲと聞いていたのでツゲで調べてみましたがツゲの種類が多くて
 わかりませんがどうやホンツゲではなくイヌツゲのようです

 イヌツゲ(犬黄楊)
   モチノキ科 モチノキ属  
   分布:岩手県以西 四国 九州の丘陵帯の湿地に多く見られる 
  山地の林縁や岩場のどに生える庭木や盆栽などに利用される
  芽を摘まれても芽吹き再生する能力に優れ枝や葉の向きが雑然としている
  性質も刈り込みに適している。果実は黒く熟す
 
 
 

※イヌツゲ(モチノキ科)とツゲ(ツゲ科)の見分け方
 科がちがうがイヌツゲとツゲは葉が小さい事や樹高が低い事と
 外見がよく似ている事から両種の見分け方は葉の付き方が違う事です
 ツゲの葉は対生でイヌツゲは互生です
※対生とは茎の一節に2枚の葉が対になり2個葉が付く
 互生とは茎の一節に1枚の葉が付く葉が交互に付くことです

イヌツゲの名前の由来
 ツゲは高級な櫛の材料に使われるがイヌツゲは外見は似ているが
 質が劣るのでイヌツゲとなった

花期は6~7月 高さ:3~5m
 互生し楕円形又は長楕円形で表面は光沢があり縁には微鋸歯がある
 主脈は明るい緑色で目立つ
 葉腋に小さな白い花を咲かせ雄花は多数つき雌花は1個ずつ付く
 花弁は萼片4個 雄蕊4個 雌雄異株
果実
 球形で黒く熟す野鳥が食べる(キジバト ツグミ ムクドリ オナガ)など
庭木
 よく枝分かれして葉枝が密に茂り刈り込みにも強く形を整えやすい
 利点があり庭木によく利用される

 ※葉が最も小さくて厚い葉は効率の良い光合成が出来ない従って
  成長は遅いが耐陰性は強く低木層という空間を得意の住みかとしている
  乾燥にも強く山火事にも強い

                    水と森の郷あきた 樹木シリーズから



                      

                    野田市草花図鑑よりお借りしました
                    
            
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草木ダム周辺

2024-05-22 14:03:00 | お出かけ
5月17日(金)
 
    父の祥月命日は16日でしたが姉妹の都合で17日になりました
      今年も3人揃ってお墓参りをする事が出来ました
      午後になってしまったのでしばらく行ってなかった
    草木ダム周辺を車で一回りして見ますか⁉ と出かけました
     
 草木ダム湖 
 
 ニセアカシアの花がまだ咲いていました

 ダム湖の周りにはこんな所もあります!
  真竹の竹の子が沢山生えていますが大きなっていました

 トチノキ(橡の木)
   ムクロジ科 トチノキ属  落葉広葉樹
   和名:トチノキ  別名:トチ(橡) 漢字表記:栃の木 橡
   分布:北海道 本州 四国 九州
  日本固有種(トチノキ属は北半球の温暖地帯24種)
  トチノキ属は世界に10種あまりその中でトチノキは北海道から
  九州に分布する日本固有種で高さ30m太さ2mにもなる
  山の谷間など肥沃な土地を好む落葉広葉樹
  開花期は4~5月 白い花がロウソク状に盛り上がって咲く


 サワグルミの様で
  
 サワグルミ(沢胡桃)
   クルミ科 サワグルミ属 落葉高木
   開花期:5月 実の生る時期:9~10月
 明治時代に中国から入ってきた木で成長が早く大木になります
 クルミの名はありますが実は食べられません
 食べられる実が付くのはオニグルミで実の形は全然違います
 花や実は枝からひも状に垂れ下がって付きます
 枝をよくはって日陰を作るので公園などによく植えられます
                          さがの樹木図鑑より



 トサミズキ(土佐水木)
  マンサク科 トサミズキ属 落葉低木
  分布:在来種(日本固有種)  四国(高知)
  花期:3~4月 果期:10月
    葉は枝から互い違いに生じ直径5~10㎝程の楕円形になる
    基部はハート形で5~7対ある葉脈(側脈)が目立ち縁が
    波状になるのも本種の特徴で葉の裏や葉柄、若い枝には
    星状の黄色い細毛が密生し手で触るとザラザラした感じがする
 ※花が終り実が付き始めたトサミズキを見たのは初めてでした!


 クリンソウ(九輪草)
  サクラソウ科 サクラソウ属 
  別名:シチジュウソウ(七重草)
 名前の由来:花の下の方から階層(段)になって次々と咲いて
       その姿がお寺の屋根の先端に付いている九輪に似ているから
  北海道から本州 四国の山間部に分布する多年草
  湿った環境を好み山野のせせらぎや渓谷の湿地に自生し
  草丈は大きいもので90㎝程になりサクラソウの中でも最も
  大型の部類となります
 まだ咲き始めたばかりの花が多く
 盗掘の後がそこ此処にあり二段に咲いていた花は1本だけ↓でした
  沢水が道の脇に流れていてこの花にとってはいい環境なのに。。。
  最近どこに行っても盗掘跡が見られて腹立たしい思いです
                   
               
                       2024.5.17 草木湖周辺の花木
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする